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民法第476条

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

法学民事法コンメンタール民法第3編 債権

条文

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(弁済として引き渡した物の消費又は譲渡がされた場合の弁済の効力等)

第476条
前条の場合において、債権者が弁済として受領した物を善意で消費し、又は譲り渡したときは、その弁済は、有効とする。この場合において、債権者が第三者から賠償の請求を受けたときは、弁済をした者に対して求償をすることを妨げない。

改正経緯

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2017年改正前は、本条に以下の制限行為能力者の弁済についての規定が置かれていたが削除され、旧民法第477条を、文言を微修正し繰り上げ。

(弁済として引き渡した物の取戻し)

譲渡につき行為能力の制限を受けた所有者が弁済として物の引渡しをした場合において、その弁済を取り消したときは、その所有者は、更に有効な弁済をしなければ、その物を取り戻すことができない。

解説

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参照条文

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判例

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前条:
民法第475条
(弁済として引き渡した物の取戻し)
民法
第3編 債権

第1章 総則
第6節 債権の消滅

第1款 弁済
次条:
民法第477条
(預金又は貯金の口座に対する払込みによる弁済)
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