学習方法/中学校国語

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主に高校入試の対策における、「国語」科目の勉強法について、述べる。 中学での日ごろの学習方法も、入試対策と同様である。

参考書を買うべき[編集]

買い物リスト

  • 中学国語の参考書を買うべき。高校入試対策のため。(公立高校・私立高校の両方とも、対策として参考書が必要)。

ただし、易しめ(やさしめ)の参考書を買うべき。 かといって小学校用の参考書ではダメです。小学生用・中学入試用の参考書では、高校入試には対応できません。

さて、仮に(かりに)、いきなり高校受験用の受験問題集とかを買っても、ふつうは問題が解けない。 なので、まずは易しめの中学参考書を買う必要がある。

また書き取り練習についても、単にドリルやワークブックの書き取り練習だけでなく、参考書などで紹介された熟語なども練習する必要がある。

参考書を買う以外には、入試に向けての自習での勉強は、やりようがない。あるいは塾にでも通って、国語の教材でももらわないかぎりは、入試対策の国語の自習のしようが無い。


  • できれば、教科書ガイドを買おう。理由は定期テスト対策の効率化。

教科書だけだと、解説が書いてないことが多く、勉強のしようが無い。なお、教科書ガイドは、それぞれの教科書会社ごとに別々の書籍なので、自分の通う中学で使っている教科書出版社に対応した教科書ガイドを用いる事。教科書掲載作品の解釈が、教科書出版社によって、違っている場合もある。

学校教員は部活の顧問や員会や行事の管理などでも忙しいので、自分の学校で使っていないヨソの教科書出版社の国語教科書で紹介している解釈まで、把握してられない。もし中学生が定期テストで、よその教科書出版社の解釈を書いても、バツになるだろう。

しかも、こういう出版社ごとに解釈が別れるような箇所にかぎって、読解上の重要ポイントである場合が多いので、定期テストに出やすいのである。解釈の別れる事項は、入試には出づらいが、かといって学校で紹介しないわけにはいかないので、というわけで定期テストに出題されやすい。

全教科をバランスよく勉強する[編集]

世間では、よく「国語は学問の基礎。」とか「他の教科よりも国語が大事。」とかと言う人がいます。ですが、学校の教科としては、数学・英語・国語・理科・社会という主要5教科のうちの1教科に過ぎません。 国語以外の教科の成績が悪いと、それだけ内申点が悪くなり、公立高校への入試が不利になります。

私立高校の入試に多い3教科入試でも、入試科目の国語・数学・英語の3教科のうちの1教科に過ぎません。高校入試だけでなく、大学入試でも、国語以外の教科も、たくさん勉強しなければいけません。

けっして、国語ばかりに学習時間を掛けてはいけません。数学や英語など、他にも学習しなければいけない教科は多いのです。国語の学習時間は、数学や英語などの時間と同じ程度に取ってください。

だからといって、国語をまったく勉強しないのもマズイです。国語は主要5教科のうちの1教科なので、きちんと国語科目の学習時間を確保する必要があります。同様に数学・英語・理科・社会などの国語以外の教科のどれも、まったく予習復習しないのはマズイのです。

国語の勉強法も、単に読書だけでなく、漢字の書き取り練習などや、コトワザや慣用句や古語を覚えたりとか、文法を覚えたりとか、バランスよく中学国語の全分野をキチンと勉強してください。そして、体育や美術・音楽、家庭科などの、実技教科も、バランスよく勉強してください。

国語の教科書そのものでも、他教科の知識を取り上げています。

たとえば、戦争文学などでは、社会科の歴史分野でならう「満州」(まんしゅう)などの歴史的な地名が出ています。中学歴史で「満州事変」(まんしゅう じへん)という事件について、習うでしょう。

教科書を見れば、脚注(きゃくちゅう)や文章中などで、他教科でならう用語について解説していたりするので、マジメに5教科を勉強していれば、とくに対策する必要はありませんし、他教科の教科書を読み返す必要もありません(教科書レベル~公立高校入試のレベルですが)。

しかし、裏をかえせば、もし、国語以外の教科をマジメに勉強せずにサボると、国語教科書の内容を理解できなくなります


中学国語の漢字の分野では、「契約」(けいやく)や「損害賠償」(そんがい ばいしょう)などの、公民科目でならうような漢字も、中学国語の漢字でも習います。

現代の日本に滞在している外国人が書いた文章作品がいくつか、国語教科書で紹介されており、このような作品の読解では、英語の知識も必要です。

中学国語では、外国について評論した文章もありますし、外国人の登場する文学作品もあります。当然、そのような作品の読解のためには、中学社会科の地理や歴史などの知識も、中学の英語にくわえて、必要です。

そもそも「国語」とは、そういう科目です。「国語」は、実社会で必要になる日本語について勉強するのですから。

実社会で働いている大人たちが、彼/彼女たちは中学時代には、すべての教科を中学校で習って予習復習したりして勉強したように、今の中学生も、すべての教科の授業をしっかりと聞いて、予習復習をして勉強する必要があります。


中学国語の教科書のなかに、大学レベルの知識がある[編集]

先ほどの節で「参考書を買おう」などといいましたが、もちろん、できれば検定教科書を読むことも必要です。なぜなら、中学の国語の教科書では、テストには出ないけど、重要な知識が書いてあります。

また、中学で習う漢字のなかには、じつは高校や大学の社会科や理科や、大学の国文学などで、くわしい意味をならう漢字もあります。

たとえば「約款」(やっかん)という漢字を、中学3年で習うかもしれません。

じつは商業高校などで、この「約款」の、くわしい意味を習います。(※ なお、wikibooksでは『高等学校商業 経済活動と法/契約と意思表示』に約款の意味の解説がある。) 普通科高校では、なんと「約款」の意味を習いません。


あるいは、科学評論などで「不可逆」(ふかぎゃく)という言葉を習うかもしれません。この「不可逆」の意味は、じつは、大学の理科で習う用語がもとになっています。高校の理科では、「不可逆」の意味を習いません。

(wikibookでは、『高等学校物理/物理II/熱力学』で「不可逆」について発展的事項として説明。)


その他、「心筋梗塞」(しんきんこうそく)という病状は、中学高校の保健体育ですら習いません。


「嫡子」(ちゃくし)なんて用語、中学の社会科では習わずに、もしかしたら高校か、ひょっとしたら大学の法律学などで習います。

「戸籍謄本」(こせきとうほん)、「戸籍抄本」(こせきしょうほん)なども、中学どころか高校でも習わず、大学の法律学で習うでしょう。

「婚姻」(こんいん)と「姻戚」(いんせき)、「姻族」(いんぞく)の関係も、大学レベルです。


また、古文や漢文でも、大学の国文学でも通用するような高度な説明が、中学生むけにアレンジされて、さらっと書かれていたりします。

中学国語の教科書では、古文や漢文の作品紹介の前に、解説が書いてありますが、実は、その解説のレベルは、なんと大学レベルです。普通の高校生は、このような解説を書けません。


実は、中学の教科書には、大学で習うような知識が元になっている用語が、たくさん書いてあるのです。


中学生の時点では、これら大学レベルの知識・単語には、深入りしないほうが良いでしょう。なぜなら、高校入試には出ないからです。

高校入試には当然、大学レベルの知識は出ません。

それどころか、大学入試ですら、(中学国語教科書に書かれた)大学レベルの知識が出ません。


中学生には、どの知識が大学レベルなのかが分かりづらいので、なので、参考書や教科書ガイドなどで、高校入試に出題されそうな中学レベルの知識を確認する必要があるのです。


中学3年になったら、授業以外で、中学国語の教科書に深入りするのは、高校入試に合格したあとに、読むのが良いでしょう。

それほどまでに、高レベルな内容が、中学教科書の中には、まぎれています。

「教科書ばかりでなく参考書も読め」というような事を、ウィキブックスが、おすすめしている理由は、けっして教科書が低レベルだからではありません。

逆だからです。

中学の国語教科書は、中学卒業をしてスグに就職をした人でも、詐欺師(さぎし)などにダマサレないように、高校レベルや大学レベル、しまいには、企業などに就職(しゅうしょく)した後のレベルまでの、高度な話題をまぜて、中学国語では教育しているからです。


なお、高校レベルの古文漢文や社会科や理科や知識も、中学国語の教科書に、ところどころ書いてあったりします。なので、高校入試に合格後に、中学国語の教科書を読んでおけば、高校入学後、ラクを出来るかもしれません。特に、中学3年の教科書で、この傾向が強いです。

しかし、裏(うら)をかえせば、普通の高校の入試では、そのような高校レベルの内容は入試に出題されません。なので、教科書だけで勉強をしていると、高校入試に出ない事をたくさん勉強してしまうハメになりかねません。


そして、そもそも中学「国語」の教育の最終的な目的とは、大人たちの書く文章を、読めるようにする目的の科目でしょう。「国語」は、大人になったら必要になるレベルの日本語について勉強するのですから。

しかし、この最終目的は、レベルが高すぎて、高校入試には出せません。(大学入試ですら、出しづらい!!)

なので、参考書などで、高校入試に出やすい知識を確認して、書きとり練習などをする必要があるのです。


作文の課題は、マジメに書いて提出すれば良い[編集]

公立高校の入試には、作文は出ません。私立高校でも、入試には、作文は、まず出ません。 ですが、中学の宿題で作文が要求されたら、学校の成績の内申点(ないしんてん)を上げる目的のため、きちんと作文の宿題は完成させて提出してください。

公立高校の入試の制度では、「内申点」(ないしんてん)あるいは「内申書」(ないしんしょ)という制度があって、どういうのかというと、結論から言えば、学校の成績が悪いと入試で不利になる制度です。

べつに大作を仕上げる必要なんて無くて、マジメに書いて提出すれば済みます。

中学の成績は順位による相対評価なので、マジメに書いても評価が低いことはあります。だからといって、成績評価を上げるために、過大に作文に時間を掛けるべきではありません。数学や英語など、他にも学習しなければいけないことは多いのです。

読書感想文の宿題は、きっちり仕上げて提出すれば良い[編集]

公立高校の入試に作文が出ないのと同様に、読書感想文も、公立入試に出ません。私立入試でも、まず出ません。 ですが、中学の宿題で読書感想文が要求されたら、学校の成績の内申点を上げる目的のため、きちんと宿題を完成させて提出してください。

べつに大作を仕上げる必要なんて無くて、マジメに書いて提出すれば済みます。マジメに書いて教員からの評価が低いなら、あきらめましょう。国語だけでなく数学や英語など、他の教科を学習するための時間も必要です。国語の勉強にばっかり時間を掛けるわけには、いかないのです。

書き取り練習をしよう[編集]

国語の勉強は、まず、漢字や熟語などの書き取り練習が必要です。

もちろん、古典文学や近代文学を読んだりとか、あるいは文法を理解したりとかも大切ですが、まずは漢字や熟語などの書き取り練習が必要です。

また、文法の勉強などでも、単に教科書や参考書の説明を読むだけではなく、市販のドリルやワークブックなども利用して、手を動かして書き取り練習する必要があります。

いきなり問題集とかを買っても、ふつうは問題が解けない。まずは、ドリルやワークブックなども利用して、きちんと書き取り練習しよう。


買い物リスト

  • ドリルやワークブックなど

理由は、前述したとおり。中学の国語では、書き取り練習が、とても重要である。


国語は読解問題ですら暗記科目である。[編集]

国語の勉強法は、読解問題の勉強の場合ですら、正当な解釈を暗記し、テストでは、その解釈の仕方を思い出して問題を解きます。 だから、参考書を買うときは、解説がついている本を買います。


とくに近代文学の文章の解釈とか、古典文学の解釈とかは、国文学の研究者が長年かけて、正当な解釈を研究してきたのであるから、たかが学生がテスト時間内に予備知識なしで正当な解釈を発見するなんて、時間的に無理です。

かといって、いきなり、やみくもに暗記しようとしても覚えきれませんから、まずは参考書などに掲載された、近代文学や古典文学の作品本文を、少なくとも1回は読んでください。 その後、参考書などに書いてある解説を読んでください。

いきなり解説を読んでも、さすがに初学者の中学生には、内容が分かりませんし、覚えられません。さいわいな事に、中学の参考書などに掲載された作品本文は、文量が短めですので、作品本文を短時間で読めます。なので、掲載された作品本文も読みましょう。

中学校の国語の定期テストは暗記科目である。[編集]

定期テスト対策は、授業中の教師の説明を復習して暗記する。[編集]

中学および高校の定期テストの出題範囲は、授業で習ったところから、ほとんど出ます。ほんの少し、1割ほどの数問は授業以外からも出るかもしれませんが、ほとんどの問題は授業の範囲から出るはずです。もしも、定期テストの出題で、教師が授業で習ってないところばかり定期テストに出題すると、世間から批判される風潮が日本社会には、あるからです。

もし、授業中に習ってない作品の読解ばかりを出すと、国語が苦手な学生は、まったく解けません。そういうことが起きると、日本の学校ではクラス運営がしづらいので、「授業中に習ってないことばかり、テストに出す」という事は定期テストでは行わないわけです。

なので、定期テストの問題は基本的に授業から出ます。授業中に、テストに出るところは教員が説明しているのが一般なので、きちんと教員が黒板に書いた板書は、ノートに取っておいてください。テスト前にノートで板書を復習して、暗記するためです。

けっして、教員の授業中の説明を理解するだけじゃダメです。 テスト前にノートに写した板書を復習して、説明内容を暗記して覚えておく必要があります。そうしないと、テスト問題が解きにくいです。たとえ考えれば解ける問題であっても、暗記しないと、テスト中の読解に時間が掛かり、時間不足で定期テスト中には解けない場合も、ありえます。

授業中にノートを取りきれるか不安なら、教科書ガイドなどを買っておくのも良いでしょう。 定期テスト対策には、参考書よりも教科書ガイドのほうが良いでしょう。

なので、通学先の学校ごとに、それぞれの都道府県・市区町村などの影響によって、学校ごとに定期テスト対策の内容が変わります。それぞれの中学校にあわせた勉強法が必要なのです。

古文・漢文の勉強法について[編集]

古文の自習の際、けっして古語辞典などで単語を一字一句、調べにいってはならない。それだと時間が足りなくなる。古文の自習方法は、まず、参考書などで口語訳つきの解説を読もう。

中学用の参考書を何冊か読めば、中学の古文漢文で紹介するような作品は、だいたい、口語訳つきで、解説をしている。

いっぽう、高校の古文漢文の参考書を読んでも、中学で習う作品については、まず解説をしていない。 たとえば『平家物語』だと、中学では那須与一(なすのよいち)の章を習うだろう。中学参考書でも、たぶん何冊か読めば、那須与一の章の解説が書いてある。しかし高校での『平家物語』では、木曾の最期(きそのさいご)の章とかを習い、高校参考書を読んでも那須与一の章は、解説していない場合が多い。

漢文も古文と同様、中学の範囲の作品や章は解説してない場合が多い。


  • 古典は暗記

古典の読解は、理解も必要ですが、いろいろと覚えないといけないこともあります。

また、和歌や俳句などは、解釈とかを暗記しないと、実際のテストでは時間内に解きようがありません。また入試で問われそうな問題と答えも、あらかじめ暗記の練習をしてないと、テストの時間内では解きようがありません。だから、参考書などに出てくる有名な和歌や俳句とかは、解釈とか問題の答えごと暗記してください。

読書では古典を優先[編集]

現代作品は、数が膨大ですし、これからも現代の作品は増加していきます。だから、まずは、古典や近代文学など、作品の有限なものから、読解問題の練習をすると、学習効率が高いです。

国語の読解問題の成績は、むやみに本をたくさん読んでも向上しません。参考書やワークブックや問題集(中学授業レベルにあわせた標準レベルのものでよい)などで重要事項を反復練習してください。また、読解問題の反復練習では、なるべく古典文学の読解や近代文学の読解を優先してください。

高校入試の古文だけでなく、大学入試の古文でも、あらかじめストーリーを覚えておかないと解けないような、古文・漢文の問題が出ることもあります。どっちみち、現代語訳でストーリーを知っておく必要があります。

それと、文学以外の古典文献は、まず入試に出ません。たとえば歴史書などは国語の入試問題には出ません。 たとえば日本書紀(にほんしょき)も魏魏志倭人伝(ぎし わじんでん)も、まず国語の入試に出ません。三国志(さんごくし)も、孫子の兵法も、入試の漢文には、まず出ません。

日本古文の『平家物語』は入試に出やすいでしょうが、べつに源平合戦の歴史知識は問われません。

かりに高校入試で日本書紀や源平合戦の歴史知識を問うとしたら、社会科の入試にて問うでしょうし、参考書を読めば入試に問われる歴史知識などは書いてあるので、国語科目としては特に対策する必要は無いでしょう。

文芸の読書と参考書[編集]

文芸の読書作品を探す場合、中学国語・高校国語の参考書に書かれた文芸作品を読んでしまうと、受験勉強や予習も兼ねるので、中学高校での勉学がラクである。

世間では、こういう参考書ばかり読んでる勉強法を「即物的」(そくぶつてき)とか「ガリ勉」(我利勉)と思われるかもしれないが、しかし古典作品などの場合は、そもそも参考書を読まないと、そもそも作品の入手が困難であったりして、事実上は参考書が無いと古典の読みようが無い。むしろ参考書で文芸の読書をしないと、近現代以降の作品にばっかり、読書対象が片寄りかねない。

とくに高校の参考書を読むと、けっこう多くの作品を紹介しているので、本の購入費用が下がり、便利である。しかも参考書は値段が安い。

また、参考書には、解説も書いてある。学者や教員・塾講師などの教育のプロによる解説が参考書には書いてあり、単なる娯楽小説などと違って、参考書での解説が読書の役に立つ。

参考書以外の小説などの読書をするなら、それよりも先に中高の参考書を買っておいて、その後から他の一般の読書用の本を買おう。

また、こうすると、勉学のスケジュールが管理しやすいだろう。

入試に出ない文学作品について[編集]

ただし、参考書による読書の方法にも欠点があって、西洋の古典作品など、日本の市販の参考書では読書ができない。もっとも、たとえ、そういう西洋古典の本を読んでも、入試に読解問題が出ないのが実情である。つまり、たとえばシェークスピア作品『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ジュリアス・シーザー』『ハムレット』も、ドフトエフスキー作品『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』も、ゲーテ作品も(以下略)、入試に読解問題が出ないだろう。高校入試どころか大学入試ですら、まず入試に西洋文学の読解問題は出ない。

べつに、これらの入試外の古典作品や近代作品などを、すべて読む必要はない。そもそも、読む時間が足りない。他に勉強しなければならない教科もある。ただし、こういった作品の知識についての弱点が、学校の国語教育では存在していることは自覚するべきだろう。

高校入試・大学入試で、文学史の西洋古典が問われる可能性もあるが、参考書で学習できる程度の問題だろう。

また、たとえ日本国内の古典であっても、『里見八犬伝』は入試にあまり出ないだろうし、武田信玄についての『甲陽軍鑑』とかの兵法書とか、織田信長についての『信長公記』とかの歴史書とかの類は入試に出ない。兵法書については、入試の文学史ですら、まず入試に出ない。

漢文ですら、ほとんど『三国志』も『水滸伝』も『西遊記』も『封神演義』も入試に出ないわけだ。

フランツ・カフカ作品『変身』も入試に出ないだろう。『ガリバー旅行記』(スウィフト作)も入試に出ない。『赤毛のアン』(モンゴメリ作)も入試に出ないし、『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル作)も入試に出ないし、『誰がために鐘は鳴る』(ヘミングウェー作)も『風と共に去りぬ』(ミッチェル作)も、入試に読解問題は出ないだろう。

また、日本国内の近代文芸作品であっても、推理小説やSF小説とか冒険小説とかの娯楽小説などは、入試に出ないだろう。江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)の推理小説も、入試に出ないだろう。当然、外国作品のエドガー・アラン・ポー作品も、入試には出ないだろう。

孫子の兵法(そんしのへいほう、ひょうほう)とかも同様に、兵法書は入試に出ない。当然、西洋の近代の軍学者クラウゼヴィッツの『戦争論』(せんそうろん)は入試に出ない。

入試の現代文対策は、問題演習を優先するべき[編集]

現代文の読解の成績を上げたいなら、文芸の読書よりも、問題演習をするべきです。現代文学は、膨大にあります。入試に出そうな現代作品を読みきるなんて、不可能です。

高校入試では、数学や英語、理科、社会などの他の教科も勉強しなければいけません。文芸の読書ばっかりに時間を割くわけには、いかないのです。

参考書の読み方[編集]

けっして一冊の参考書の解説を十回も読み返す必要はありません。2回ほど通読すれば、あとは問題練習とか、他の参考書も読んでみて読み比べたほうがマシです。そういう「読み比べ」も、実社会での文献調査での読解の練習になります。

国語の参考書を複数冊を買って読み比べてみると、どこの参考書にも解説されている知識があります。そういう知識は入試で頻出なので、暗記する必要がある知識なので、書き取り練習や問題練習などをして暗記してください。

けっして、単に理解するだけではダメであり、書き取り練習や問題練習などをして「暗記」する必要がある、ということです。 たとえばスポーツでは反復練習によって技能を身につけますよね。古典や近代文学などの勉強も同じです。反復練習で、国語の読解問題の解き方を体得する必要があります。けっして理解するだけで暗記しようとしないのはダメです。

読解以外の漢字とか、熟語とかも、当然、体得するような暗記が必要な単元です。国語の練習方法は、基本的には、書き取りです。覚えなければいけないことは参考書に書いてありますから、書いて覚えてください。音読などは、中学の現代文の読解練習では、補助的な練習です。そもそも中学の現代文は文章が長く、音読に適しません。ただし、文法の活用変化は、覚えることも短いので、音読して覚えてしまったほうが良いでしょう。「かろ・かっく・いいけれ」とか、「く・から・く・かり・し・き・かる・けれ・かれ」とかです。

いっぽう古文漢文は、音読を練習しても良いですが、書き取り練習もしてください。なぜならテストに出る問題は、現代文・古文漢文とも、おもに筆記問題だからです。なので書き取り練習が必要です。

近代文学の読書を後回しにするべき[編集]

近代文学の読書を後回しにするべきです。理由は、なぜなら近代以降(明治以降)の文学作品は数が多いので、せっかく読んだ作品が入試に出ない可能性が高いからです。 それよりも古典を読んだほうが入試などに出やすく、テストで点が取れます。

近代文学では、作品によっては過激な表現もあり、入試には該当部分が出にくい場合もあります。 たとえば太宰治(だざい おさむ)の作品の『人間失格』(にんげん しっかく)などでは過激な表現もあります。作品自体は有名作なので、文学史の問題などで作品名を問う出題などがありえますし、表現がおとなしい部分は読解問題で出る場合もありえますが、過激な部分の文章は、まず入試に出ません。そして、そういう過激作品の中で比較的に表現のおとなしい部分ってのは、問題集などを読めば書いてあるのです。

たいていの近代文学は、教科書参考書以外は、わざわざ作品を読まなくても、文学史を覚えるだけで入試対策は充分です。

なお近代作家の芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)の作品についてなら、『羅生門』(らしょうもん)という有名作が、高校の教科書で頻出(ひんしゅつ)なのですが、一部の私立高校入試などでは先取りして出るかもしれません。それ以外の作品なら、作品名と大まかな解説だけを覚えれば良く、わざわざ作品を読む必要がありません。芥川の作品には、短い作品や童話なども多いので、中学生でも読みやすい作品もありますが、せっかく読んでも入試に出題されない場合もあります。

文学の読書は、問題集などに書かれた範囲で作品を読めば十分です。

たとえば『羅生門』に限っての入試知識すら、古典の『今昔物語集』を参考にしたという文学史の知識のほうが入試に出やすいかもしれません。こういう文学史との関連も、参考書を読めばキチンと書いてあります。

せっかく近代文学全集やら西洋文学全集などを買い揃えて読んでみた所で、時間を長く費やす割には、入試の成績は、それほど上がりません。

現代文学の入試対策[編集]

現代作家の文学作品については、著作権などの問題で、参考書で紹介する際に、手間やカネが掛かったりするのです。

にもかかわらず、もし参考書で作品本文が紹介される作品は、それなりに紹介の価値があるからこそ、出版社が掲載したということなのです。 紹介の価値とは、たとえば過去に検定教科書に掲載されたことのある作品とか、あるいは有名高校の入試問題に取り上げられたこともあるとか、課題図書としてよく国語教科書などで推薦されやすい、とかです。

出版社が、いちいち手間とカネをかけて、著作権者や管理団体などに掲載許可を取りに行って、それで参考書に掲載してるわけです。なので、時間があれば、いちおう参考書・問題文に掲載された作品の本文くらいは読んだり、作中の漢字などの書取り練習などは、しておきましょう。

また、現代文学は作品数が多すぎるため、どうせ現代文学のほとんどの作品は入試に出ないので、勉強法は、けっしてストーリーを丸暗記するのではダメです。勉強法は、問題集などを利用して、きちんと読解をする勉強法をしましょう。自分で読解した結果と、答えとを確認するため、解答や解説が必要なので、問題集などを利用する必要があります。

教科書や参考書などの説明文や評論文などに書かれた内容は、ためになる内容もあります。芸術評論などの教養的な知識や、歴史評論、社会評論、そのほか雑学的な知識が増える内容もあります。しかし、せっかく読んでも、ためになるだけであり、高校入試に出しずらい場合もあります。

なぜ入試に、せっかく「ため」になるのに、その知識が出題されずらいかというと、国語の入試では歴史評論などの知識を問うわけにはイカナイから、です。

なので、中学生の勉強では、あまり多くの現代作品を読む必要はありません。

もし運悪く、あなたの地元の書店で売ってる中学国語参考書・問題集では現代作品の解説が見つからない場合、かわりに高校生用の高校国語の『現代文』の参考書で代用する必要があるかもしれません。

小学校の参考書ではダメです。小学生用・中学入試用の参考書では、高校入試には対応できません。

このように、現代文学の読解の練習方法は大変ですので、それよりも、まずは漢字の書取りとか、熟語の書取りとか、そういうのから勉強したほうが得(とく)でしょう。


私立高校対策の評論文について[編集]

評論文についての勉強ですが、余裕があれば予備知識として、国語だけでなく社会科の勉強として、高校の初歩レベルの勉強をすると効率的かもしれません。

そのための手段として、

参考書: 高校受験レベルで難関高校むけレベルの社会科(特に公民)の参考書か、
高校の教科書: あるいは高校の『現代社会』(という科目がある)などの教科書、

などを読むと、よいかもしれません。

どういう事かというと、世間一般の社会評論の文は、想定する読者の知識レベル(社会科の知識レベル)として、いちいち中学校社会科の検定教科書レベルに合わせてくれず、たいてい、高校を卒業した大人を想定しています。

また、私立高校の入試の過去問などを見ると、評論文などでは、予備知識として高校レベルの公民科目の初歩あたりを想定している文章も、けっこうあります。


とはいえ、あまりに中学レベルから離れた内容は高校入試では出題されにくいのですが、しかし、だからといって、中学範囲にピッタリの評論文が世間に存在するわけでもなく、結局、中学範囲を予備知識の大半としつつも部分的に高校の範囲の一部も予備知識とするような評論文が、ときどき私立高校入試の国語で出題されます。

結局、やや高校公民科目の内容を先取りしたほうがよさそうです。

これは、けっして入試テクニックだけの理由でなく、先ほども言ったように、そもそも世間の大人の評論家は、中学生の知識レベルに合わせてくれません。なので、中学生のほうが、大人に合わせて背伸びする必要があります。


高校入学後の国語について[編集]

2022年度から、高校では国語科目の構成が変わります。2019年以降の中学生が高校に入学する頃には、新カリキュラムが適用されてるかもしれません。

2022年以降の高校国語の必修科目でも、従来どおり、現代の文章に加えて、古文漢文や近代文学なども扱う可能性の高い見込みです。

2022年以降の高校国語では必修科目で『現代の国語』『言語文化』という必修科目があり、『言語文化』で古典文学や漢文や近代文学などを扱うことになると思います。なので、結局、必修科目でも古文漢文や近代文学は、あつかわれるでしょう。

しかし世間ではデマで、「高校から文学が必修科目から無くなる! 」とかデマが流れています。デマの原因は、どうも「高校国語が(選択科目の)『論理国語』と『文学国語』の2つに分かれる!」という事を、必修科目から文学が分かれる根拠にしているようですが、しかし、そもそも『論理国語』『文学国語』などは(必修科目ではなく)選択科目です。

中学生はデマにまどわされず、古文や漢文なども勉強しておきましょう。

困ったことに、ネット上では文学系の人が、デマを拡散しています。なるほど、こりゃあ、文学偏重の国語教育が問題視されるのも当然だし、『論理国語』の教育が必要視されるのも当然なわけですね。

方言の勉強は不要[編集]

歴史的な経緯として、そもそも、明治維新の近代化のさい、方言では、欧米から輸入した先端の学問を語るには不便だったから、標準語が開発されていった経緯があります。

また、高校受験や大学受験などの対策としても、中学高校の勉強では、方言を調べる必要は、まず無いです。

小学校で、もしかしたら、各地の代表的な方言とか、すこし習ったかもしれませんが、しかし中学入学の以降では方言の復習は不要です。


方言には、古語の影響や、地域の文化の影響があったりするので、国語学者には方言の勉強が必要かもしれません。しかし、中高生には方言の勉強は不要です。