将棋/▲7六歩/△3四歩/▲7五歩

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3手目▲7五歩まで

角道を開けた歩をもう1マス進めて、角道が通るように開けた歩を相手にぶつけていく予定。後手は7四歩としづらくなりかつ8一にいる桂馬の活用が難しくなる。この手に代えて3手目▲5六歩で、後手から角交換させて5七に角を打ち込まれせることが考えられる。 また、この手に代えて3手目▲7八飛と先に飛車を振ると、後手から角交換されて、△4五角と打ち込まれることが考えられるが、このとき歩を7五まで指してあればこの7六に角を打って受けることが可能になる。

『トップ棋士頭脳勝負: イメージと読みの将棋観 3』(日本将棋連盟、2014年)によると、先手石田流3手目▲7五歩は、 2001年 (平成23年)には公式戦で192局、 2002年 (平成24年)では158局指されていた。

同書では以下の手については、各人4手目△8四歩は後手が危ない手としている。

渡辺明は△8四歩は急戦型、△6ニ銀は左美濃を中心とした持久戦で、後手の明確な対策は発見されていないとしている。

佐藤康光は、△8四歩はリスクが高いことが分かってきたとしている。そして以前は△8八角成や△1四歩も指したことがある。

谷川浩司は、△8四歩▲7八飛△8五歩▲7六飛では、後手が局面を収めるのは大変である、△6ニ銀が無難であるが、この手は持久戦を思考する手であろうとしている。他に△3五歩は、相手振り飛車の得意の土俵で戦うことになるとみている。

久保利明は、居飛車党で相居飛車の研究に忙しい人は△6ニ銀で、乱戦を好む人は△3五歩を指すであろうとし、△8四歩~8五歩で後手良しとなったら、▲7五歩を突けなくなるとしている。

広瀬章人は、△8四歩は強手で乱戦必至、△3五歩は先手の手次第であるが、うまく組めば難しくなるとし、△6ニ銀は作戦としては有力であるが、目新しさはないとしている。

森内俊之は、△8四歩が自然と思っていたが、先手に手段が多く出ていており、実は危険な手になっているとし、自由な発想ならば△3五歩、安全策ならば△6ニ銀であるとしている。そして、後手の作戦も研究が進み、振り飛車党に対し▲7六歩に△1四歩として、▲7五歩に△1五歩と突き越してから端の貯金を生かした持久戦に、△1四歩に▲1六歩ならば相振り飛車からの端攻撃なども視野に入れることもある。

△6ニ銀[編集]

銀を使って石田流に備える手として、△6二銀を指すと、先手が石田流を目指すと5手目以降は▲7八飛、△4二玉などが予想される。△4二玉は、後手から角交換からの△4五角打のとき、▲7六角を無効にさせるためで、これを避けるために7手目または5手目に▲6六歩と指せば、△8四歩がまだであるので、▲7八飛~7六飛で本石田に組むことができる。

△3五歩[編集]

4手目△3五歩については、玉頭位取り戦法にする手もあるが、基本的には相石田の相振り飛車戦型を狙っている。 相石田であれば、5手目以降は▲7八飛△3二飛となることが考えられる。 先手から角交換して先手の6五角打ちには3四角打ちを用意している。

△5四歩[編集]

4手目△5四歩については、角道を開いているため、角交換に5筋は突くなに反しているが、居飛車と振り飛車両面作戦の指し方。

先手が石田流を志向し、5手目に▲6六歩ならば△4二銀または△3二飛であれば振り飛車志向、△6二銀または△4二玉などであれば居飛車志向である。そして先手が角道を閉じたのですぐの角交換が無くなり、しばらくは駒組みになる事が考えられる。

飛歩
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図は▲7八同金まで
4手目△5四歩のときの進行例

元は△4ニ玉同様、石田流封じに使用されていた。△5四歩が突いてあるために、▲7八飛であると、角交換からの△4五角に▲7六角打または▲6五角打がきかないのであり、▲5五角打も無いのである。

5手目に▲2二角成△同銀▲5三角打には、△6二銀▲2六角成△6五角などである。またこのとき4手目の△5四歩は、後手の飛車のこびんを開けてから角交換後の先手からの5五角打を消している。

5手目に▲7八飛には前述の通り△8八角成▲同銀△4五角打と、先手の浮いた歩への両あたりになり、成りこむことができるが、先手も▲8五角打で、狙われている一方の歩を守りつつ相手の浮いた3段目の歩に当て、馬作成を狙うことができる。以降△8四歩に▲6三角成△5二金右とし、▲6四馬(9四に引くのもある)に△6二飛と馬に当て、▲4六馬△6七角成▲6八歩打△6六馬もしくは△7八馬▲同金などで激しい戦いになることが予想される。図以下は▲7四歩があるので△8ニ銀か△6三金が必要となっている。

△1四歩[編集]

4手目に△1四歩というのは端歩を突き、相手が端歩を受けるか様子を見ている。後手としては8筋の歩を突いていないため、相手の手によっては振り飛車にすることも考えられる。

先手が石田流を志向している場合、5手目は端歩を受ける▲1六歩の他、▲7八飛、▲6六歩などが考えられる。5手目に端歩を受けないと、6手目に△1五歩とすることも考えられる。この手は先手が美濃囲いなどになった場合の争点を作っておくという意味合いもある。

△4ニ玉[編集]

4手目△4二玉については、先手の5手目▲7八飛をけん制している。先手の角打ちにより4三の歩を狙われるのをあらかじめ受けている。5手目は▲6六歩とするのが一般的とされており、いきなりの角交換を回避して、持久戦になることが考えられる。5手目に▲7八飛とすると、△8八角成▲同銀△4五角打が可能。△4五角打により、2七と6七のどちらか一方は受からない。次に先手からの▲7六角があるので、4三の歩が他の駒で守られていない場合には、逆襲の角打ちとして有効なことになるが、4手目に指した4二王で4三の地点をあらかじめ受けているのである。このとき先手からの7六角は、6七を受ける効きしかない。

△8四歩[編集]

△8四歩なら▲7八飛として、その2回進めた歩の筋に攻め駒の飛車を動かし攻撃の陣形を整える。その後、飛車を7六の場所に浮いて戦う石田流、もしくは▲7六に銀を持ってくる三間飛車などが狙える。

△8四歩に▲7八飛△8五歩と進むことが考えられる。角交換などを行い、飛車が浮く前に速攻になった場合の作戦を早石田というが、続く7手目は、▲4八玉(升田式)、または▲7六飛(菅井流)などの手がある。または▲7四歩(鈴木流や久保システム)から角交換をからめた序盤ラッシュの速攻にもなりうる。

▲7八飛、△8五歩に▲6六歩と角道を止めると、△8六歩 ▲同歩 △同飛となる。

▲7八飛に△8八角成 ▲同銀 △4五角打とした場合(角交換型の石田流)、次に▲7六角打と受けつつ4三の歩に狙いを当てる手順がある。歩を2回突いてから飛車を振るのは、前述のとおり7六地点を空白にするためである。

脚注[編集]


参考文献[編集]

外部リンク[編集]

△4二玉

△1四歩

△5四歩

△3五歩

△6二銀

△8四歩

動画
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