民法第265条

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法学民事法コンメンタール民法第2編 物権 (コンメンタール民法)

条文[編集]

地上権の内容)

第265条
地上権者は、他人の土地において工作物又は竹木を所有するため、その土地を使用する権利を有する。

解説[編集]

参照条文[編集]

判例[編集]

  1. 建物収去土地明渡請求 (最高裁判決 昭和47年07月18日) 民法第177条民法第593条
    1. 生前相続による不動産所有権の取得と同一不動産の遺贈を受けた遺産相続人に対する対抗
      旧民法(明治三一年法律第九号)施行当時において生前相続により不動産所有権を承継した家督相続人は、その登記を経なければ所有権取得をもつて第三者に対抗することができず、被相続人から同一不動産の遺贈を受けた者は、同時に被相続人の遺産相続人である場合でも、右第三者にあたる。
    2. 夫婦間の土地利用関係が地上権の設定とは認められないとされた事例
      夫がその所有の土地を無償で使用することを妻に対して許諾し、妻がその地上に建築した建物に、夫婦で同居しているなど判示の事情がある場合でも、他に特段の事情がないときは、右土地の利用関係をもつて、建物所有を目的とする地上権が設定されたものと認めることはできない。

前条:
民法第264条の14
(管理不全建物管理命令)
民法
第2編 物権
第4章 地上権
次条:
民法第266条
(地代)
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