水星
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水星[編集]
水星は、太陽系で最も太陽に近い惑星。即ち太陽系第1惑星。
現在確認されている太陽系内の惑星のうち、一番直径が小さく(2440km)、質量も一番小さい。
自転周期は約59日、公転周期は約88日であり、水星における1日は176日(=水星における2年)に値する。
- 赤道直径 … 4879km
- 自転周期 … 58.65日(恒星日)
- 公転周期 … 87日 23.3時間
- 密度 … 5.43g / cm3
- 体積 … 6.06 × 1010 km3
- 質量 … 3.302 × 1023 kg
水星の大気と構造[編集]
大気の性質[編集]
水星の大気は希薄[1]であるため、以下はあくまで参考にしかならないと思われる。
- カリウム … 31.7 %
- ナトリウム … 24.9 %
- 酸素(単体含む)… 15.1 %
- アルゴン … 7.0 %
- ヘリウム … 5.9 %
- 窒素 … 5.2 %
- 二酸化炭素 … 3.6 %
- 水 … 3.4 %
- 水素 … 3.2 %
構造と地形[編集]
外部から、薄いガス層,地殻,マントル,鉄核となっている。
表面は月とよく似ており、無数のクレーターが水星を覆う。クレーターはベートーヴェンやヒロシゲ(歌川広重)など芸術家の名前が多い。
なかでもカロリス盆地(Caloris Basin)は水星最大のクレーターである。直径は約1550キロメートルであり、これは水星の直径の1/4よりも大きい。
温度[編集]
水星は太陽に近く、88日間太陽の面を向くので非常に温度が上がる。しかし88日間太陽に当たらないので非常に温度が下がる。
- 地表
- 最高 … 700 K(約 427 ℃)
- 最低 … 90 K(約 -183 ℃)
- 平均 … 452 K(約 179 ℃)
水星への探査[編集]
水星は1974年マリナー10号がはじめて水星のフライバイに成功した。
2004年にはメッセンジャーが打ち上げられ、2011年にはほぼ水星全体の地図が作られるようになった。
2018年にはベピ・コロンボが打ち上げられた。水星は大気の希薄さや太陽への近さによる接近の困難によりいまだに着陸が行われていない。
脚注[編集]
- ^ 地球の一兆分の一と、実験室で作れる真空よりはるかに薄い。