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高校受験ガイド/関連知識

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

偏差値についてのよくある誤解

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大学進学率は現役率も考慮しよう

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高校の大学進学実績には、浪人生も含まれています。「うちの高校は地域トップ高校であり、国立合格者が多い!」と言っても、その高校の合格者のなかには浪人生も含まれているかもしれません。

また、国公立と言っても、地元の国公立とは限りません。たとえば東京都の公立高校から、山形や秋田などの国立大学に進学する人もいます。その場合、下宿などでお金が掛かるので、あまり地元の私立と費用は変わりません。企業によっては大学偏差値で採用する所も多いので、それでも問題は無いかもしれませんが。


なお、私大医学部合格もふくむ医学部合格率ランキングを見ると、医大の学費の高さがあるので一概には言えませんが、普通の高校偏差値ランキングとは大きく違います。基本、私立高校のほうが医学部合格者が多いです。

東京の統計を地方民はけっして真に受けてはいけない

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東京だと、旧・学区外の通学には割と短時間で行けますが、地方だと学区外への通学がかなりの長時間だったりして、旧学区外に通うのは、なかなか面倒です。もう「三番手高校」の意味合いが全く違うのです。

そして地方では、全県一学区になった今でも、高校数がなかなか少ない状況です。全県一学区で「三番手高校」とは、かつて学区があった頃では「学区内のトップ高校」で「90年代の昔は、高校偏差値65前後の高校だった(学区の都合で偏差値65くらいまでしか出ない)」という意味なのが、地方の実情です。

なので、そこの公立高校生は、まったく偏差値55とか偏差値60とかの平均的な高校生とは、違います。


さらに東京の場合、いまだに1学年8学級とか、そこまで行かなくても6学級をやってる学校もあります。つまり、6学級のうちの70人合格であり、240人のうちの70人合格です。つまり、けっこうな進学高校の上位30%くらいが合格したにすぎません。

けっして「過疎地のなかに、1学年が4学級の高校がポツポツある地方高校からの70人合格」みたいに思ってはいけません。

高校カリキュラムの「自由選択」と「必修選択」

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よく「私立は自由」とか思って私立高校に期待している人がいますが、カリキュラム(教育課程)の履修科目などについて、選択の余地が公立よりも少ない私立高校が大半です。


以下、進学校についての公立と私立の比較を述べます。

私立の進学高校では、家庭科や芸術科目など、東大・京大や早慶マーチなどの受験に不要な科目は、私立の普通科では文科省が規定している最低限の単位しか履修できない私学も大半です。

おそらく進学校の私立の普通科に限れば、家庭科・芸術などを最低限しか履修できない科目が過半数を優に超えるでしょう。

いっぽう公立高校の普通科だと、進学高校でもそうでない高校でも、少なくない高校で、高校3年に「自由選択枠」とか「自由選択科目群」とかあって、卒業単位を満たせば、授業時間の範囲で割と自由に履修科目を選べます。

受験科目だけでなく、割と多くの公立高校で、「美術II」や「音楽II」などの芸術II 科目も自由選択科目に入っているので履修は可能な場合が多いし(ただし、既に高校2年で履修が強制されている場合は、除外)、家庭科を高校3年で自由選択で履修できる場合もあります。


しかし私立だと、そういう「自由選択枠」が存在していない私学も多くあります。自由選択枠を知らない私学出身者も多くいます。

公立でいう「必修選択」枠しか私学には与えられていない場合もあります。

私立の場合、たとえば(世界史探究・日本史探究・地理探究のうちの)「いずれかの科目から、1科目を選択」の決まりがあったりというような、「必修選択」または「選択必修」という方式です。

公立高校にも「必修選択」枠はありますが、しかしそれは国語・数学・英語・理科・社会(地歴公民) の5教科全部で、最低でも1科目は高校3年生になっても履修するように定めている、最低基準を定めるものです。(これが無いと、理系の苦手な文系生徒が高校2年で数学・理科を完全卒業してしまうので)


また、ある私立でいう「自由選択」が、他の公立高校でいう「選択必修」の意味だったりする場合もあります。たとえば、上記の地歴公民の例のような「世界史探究・日本史探究・地理探究のうち、いずれかの科目から1科目を選択」をある私立高校では(選択必修とは呼ばずに)「自由選択」と呼ぶ場合もあります。

文科省が指導要領などで高校必履修と定めている「芸術I」に対してだけ必修選択という用語を使い、指導要領上の高校必履修ではない科目については自由度が低くても「自由選択」という語を使っている私学もあります。

このように、あまり「自由選択」枠の意味には、共通のルールはありません。


公立では、その最低基準の必修選択さえ満たせば、あとは何を選択履修しようが自由なわけです。


私学で自由選択枠が充実している高校は、意識が高い大学付属高校とか、あるいは難関大学の受験をあきらめているような高校です。その中間である多くの私立の進学高校では、自由選択枠は基本的に無いか、ほぼ自由度が無いのが実情です。

地方の小規模校の欠点

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地方の極端な小規模校では、普通科でも、数学IIIや物理II(いわゆる、現在の専門『物理』)といった高度な理数系科目が開講されていなかったり[1]、古典講読などが開講されていない傾向もあります[2]。数学IIIなどは高校必修ではないのです。

私立のあれこれ

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私立高校の地元推薦枠

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推薦されても絶対合格ではない

地元枠にかぎった話ではないですが、そもそも推薦入試は必ずしも「絶対合格」ではないです。私立の偏差値の高めの高校の地元枠の場合は、あくまで推薦されたらそれ以降の試験は低倍率で合格しやすい(なぜなら遠隔地から受験マニア家庭の中学生が押し寄せないので)だけです。私立高校の場合、推薦入試でも5教科の学力検査を行う場合もあります[3]。なので、推薦をもらえても受験勉強はシッカリと続けましょう。

特に21世紀では、ブランド的な私立高校は付属中学をもっていることが多く、このため募集人員が生徒数に比べてかなり少なめなので(たとえ1学年8学級の約320人であっても、4学級ぶんは付属中学からの内部進学なので、残り4学級ぶんの160人のなかを目指す競争になる)、推薦入試といえども難関です。なので油断せず受験勉強しましょう。

私立の土曜授業

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多くの私立の中高で、土曜日には授業があります。(公立だと、土曜日の授業が無い場合や、隔週などの場合もある。)

ほか、部活の大会などの行事が土曜日にある場合もあるので、公立高校では大会などのスケジュールとの兼ね合いから、土曜授業を行わない高校も一部ではあります。

なお公立の場合、進学校で土曜日を休んでいて週5日制の場合は、土曜休みの代わりに、夏休みや春休みが短いなど、そういう負担があります。

公立の場合、大会などで日曜日に活動させた場合に振替休日が必要になる場合もあるので、それを嫌って土曜授業をしない場合もあり得ます。

もっと言うと、進学校の中には、そもそも部活で大会やコンクールなどに出たがらない高校も、公立でも私立でも、あります(土曜日の授業時間が減るので)。

附属中学校の方針が事実上の方針

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私立の多くの中高一貫校では、付属中学の中学受験の影響を受け、高校側も学力重視の文化に変わっています。

このため、平成に付属中学が新設された中高一貫校の場合、付属中学をもたなかった昭和のころの教育方針と(たとえば体育重視の文化だったり)、現代の21世紀の令和の教育方針とは、まったく別物に変わっているのが実態です。

たとえば、仮に、ある附属中学校の入試方針なり授業方針が「学力重視」だったとして(実際にはここまで明言しませんが、説明の簡単化のため、そう仮定する)、その併設の高校の方針が「文武両道」の場合、基本的に事実上の高校の方針は学力重視です。よほど強固に高校側で文武両道を推進しているのでもなければ、付属中学の方針が正体です。

このため、たとえ建前上は高校の教育方針を変えていなくても、平成時代に附属中学校が新設されれば、その附属中学校の方針が事実上の高校の方針へと変わっています。

基本的に、中学入試では部活などは評価されず(というか、小学校の場合は週1日ていどのクラブ活動)、このような背景のため、ともかく付属中学の影響を受ける多くの私立高校は、高校側の実態がかなり学力重視の方針に変わっています。

中学受験をする子供の場合、お稽古事で楽器や女子なら華道・茶道などを習っている場合がありますが、私立中高の部活でも、スポーツよりもそういうお稽古事になりそうな文化部っぽい部活のほうが現代はさかんだったりします。マスコミだと、甲子園などスポーツの話題ばかり出ますが、しかし、もうそういうのは中学受験した内進生の関心事ではないのです。例外として、スカウトで少年野球リーグの有望選手を特待生にするような一部のスポーツ中高一貫校でもないかぎり、スポーツはもう私立中学受験生のリアルな関心事ではなくなってきているのです。


さらに令和の現代では、べつに特には「学力重視」「大学受験重視」をパンフレットで謡ってない(うたってない)ひかえめな付属中学ですら、中学3年生の国・英・社の授業ですでに高校1年の教科書の範囲に平然と入っていたりします。このため、進学先である高校側も、付属中学の進度の速さの影響を受けるので、ますます高校側の学力重視の方針への変化に拍車(はくしゃ)を掛けます。

つまり私立の中高一貫校の分析の場合、高校の情報だけを入手するのではなく、中高一貫校は、中学受験の影響を受けているという事も意識して、パンフレットなどにある建前ではなく実態としての教育方針や教育実態を分析する必要があります。これが、公立高校の分析には無い、私立独自の分析テクニックの一つです。

スポーツ系私立高校の特典

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スポーツ指定校の高校

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高校から大学への指定校推薦において、その高校が甲子園によく出場したりとスポーツで有名な場合、指定校の枠は、ある程度は運動部の男子が確保済み、もっというと野球部の生徒のためのものです。

たとえば文武両道をうたってる私立高校の場合、指定校の枠が4人なら、2人が運動部のための枠、運動部の枠のうち1人は野球部で残りもう1人は別の運動部でも可、残り2人が学力のための枠、というような意味です。

決して成績順だけで決まるのではありません。

もし大学の募集要項にスポーツ推薦枠として書いてしまうと、スポーツだけのバカ大学みたいに悪評が立ちかねないので、なので指定校でこういう事を行います。

なので、決して実際に甲子園に出た高校ではなく、よく甲子園に出る私立高校かどうかが重要です。もちろん、その大学の立地の近くにあるのが条件です。具体的には、首都圏の私大への場合なら、高校が関東地方にあるか、です。

スポーツAOの関東優遇・地元優遇

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もし将来的に大学入試でスポーツ推薦とか吹奏楽部や演劇部などの部活動の業績でAO入試などで文武両道どうこうとかで進学したい場合についてですが、徳島県やら鳥取県など過疎県での「全国大会出場」と、人口密集地である東京・神奈川・千葉・埼玉での「全国大会出場」とが、断じて同じ価値なわけないじゃないですか。

単純にもし私立大学がスポーツ推薦だけで「全国大会〇〇位以上」などの条件で集めると、四国などの過疎の地方出身者がとても有利になってしまい、関東南部や京都・大阪・兵庫や愛知県(トヨタ自動車などがある県)には不公平なので、なのでスポーツ推薦とは別にAO入試などを活用して部活勢を関東南部や京都・大阪など大都市の高校から集めるのです。

なので首都圏の私大は、大学にもよりますが、あの手この手で(AOや提携高校や指定校など)、関東地方など地元の私立高校を優遇します。関東在住者や、大阪・京都在住や愛知在住などで、スポーツが得意で将来的に大学受験を考えている人は場合は覚えておいてください。

たとえば2023年の野球部の夏の甲子園で神奈川県の慶応大の付属高校が優勝しましたが、慶応の付属校と同じ地区にある高校は、仮に全国2位の実力でも、地区予選の時点で敗退してしまうわけです。

夏の甲子園では、東京と北海道だけ甲子園の出場枠が2個ありますが[4]、しかし東京の高校数の比率は岩手県の2倍どころではありません。

2023年の時点では、東京の高校数は431校、岩手の高校数は81校です[5]

大学受験のスポーツ推薦をもしスポーツだけで律儀に選抜してしまうと、鳥取県とか徳島県とかの高校の少ない県が無双してしまい不公平なので、実際には「スポーツ推薦以外にも総合型選抜(AO入試)では学力なども見る」という建前ですが、実際には鳥取県とか徳島県とかの全国大会出場者を落として、東京圏や地元の高校生に枠を与える、という意味です(都内の私大の場合です)。高校野球では、甲子園出場までの試合数で、人口の多い地域では甲子園出場までに8試合、人口の少ない地域では4試合とか地域差があります。

総合型選抜(AO入試)の「最近では受験生の学力も見る」という建前は、半分ほど建前です。もちろん、もう半分は本当に学力も総合型選抜では見ています。大学ですので、最低限、その大学を卒業できる学力があるかを見ています。ですが、その程度で十分でしょう。

ただし、2020年代以降の私大の総合型選抜では、英検2級以上などを出願要件の一つとして要求している私大も少なからずありますので、英検資格など(TOEICやTOFLEのハイスコアでも可)を取るのを忘れないでください。

まとめ

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なので都心在住でスポーツや芸術の成績で大学進学を目指す人は、なるべく、高校進学の時点で、過去に「全国大会出場」などの部活のブランドのある高校に行きましょう。たとえ自分の在籍した年度ではその高校が全国大会出場できなくても、大学受験のさいにAOのスポーツ系などで優遇されるのが実態です。あるいは、そういうスポーツ高校は指定校の枠が同偏差値の他高校よりも多めに与えられています。

よほどの難関私大や難関学部・理系学部でないかぎり、たとえ成績の要件がきびしくて大学の与える指定校推薦の枠には入れなくても(あるいは、学業系の成績で進学する高校生たちが自校の指定校の枠を使い切っても)、スポーツや文化部などの部活などで実力のあると認められている高校の場合には、指定校推薦とは別にAO入試などで少しですが優遇されるのが、おそらく実態でしょう。そのためのAOです。

私大の付属校の救済措置

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私大の付属高校の人は、もしその私大の春ぐらいに決まる第一次の内部推薦に落ちてしまっても(要件として系列の大学の専願志望者で、二年次終了までの成績の上位の数十名とかの要件があったりする)、じつは救済措置として、3年の秋に簡単な試験のある別方式の内部推薦があったりします。

あるいは、3年の秋ごろの総合型選抜(AO)で、たとえば十数名ほど追加で内部進学できる救済処置の可能性があります。

別方式の内部推薦の試験内容は非公開なので不明ですが、付属高校出身者などからの伝聞などによると、そんなに試験は(その高校のレベルと比べたら)難しくないはずです。とりあえず、その付属高校の定期テストおよび高校で受けさせられる程度の模試はきちんと勉強する必要があります。そういう試験がある付属校もあるので、付属校に受かっても勉強はさぼらずに、高校の勉強を続けていきましょう。

大学によって付属高校の救済処置の手法はさまざまですが、よほど学力が低くない限り、内部組の人は上記のような手法で優遇されます。また、面接などのアピール材料とするため、大学説明会などは絶対に出てください。(なお、おそらく内部推薦の条件としても、その大学の説明会の出席などが原則的に要件になっているのが普通でしょう。)

付属校からの表向きの内部推薦の枠は、実態の募集枠よりも少しだけ小さめの人員にしてあります。実際は、よほどの難関大学や難関学部でないかぎり、もう何名 ~ 十数名か、別方式内部推薦や総合型選抜などで付属校からその私大に進学できる場合もあります。

表向きでは内部推薦の条件のきびしい付属高校もありますが、しかしその条件のきびしさの理由は、たとえば、じっさいは高校時代に不良行為・非行に走るなどしてあまりにも素行不良な受験生を落とすためのものです。たとえば「校舎の窓ガラスを割る」とか「バイクを盗んで無免許で走行する」的な連中を落とすためのものです。あるいは不登校などで極端に学力の低い生徒を落とすためです。昭和の昔は中堅私大の付属高校にもそういう荒れた素行不良の生徒がいたので、そういう人を落とす必要があったのです。

偏差値を下げるのは有効か?

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よく、指定校推薦のテクニックとして言われるのは、真偽は不明ですが「進学先の高校の偏差値をあえて下げて、代わりに指定校推薦をとる」という言い伝えがあります。ですが、この自称・テクニックは、上述のような総合型選抜での高偏差値高校の優遇やら地元の優遇などを見落としており、信頼性に欠けます。

なので、なるべく高校受験では、普通に偏差値の高い高校を目指すほうが良いでしょう。

偏差値の差で1~2くらいの差では、校内順位での上位の取りやすさなんて、大して変わりません。

かといって、5~10あるいはそれ以上も偏差値が違えば、そもそも指定校推薦の枠が大幅に減るか、そもそも枠が無くなります。

高校図書室の蔵書のレベル

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私立でも公立でも中高一貫校でも単独の高校でも、中高の図書室の書籍はあまりレベルは高くありません。高校図書室の場合、あくまで高校生むけのレベル、および高卒社会人のレベルの平易な書籍が大半です。

つまり、大学生むけのレベルの本は、基本的には高校図書室には置いてありません。理系だけでなく文系科目の大学教科書もそうで、多くの高校では大学の法学教科書とか経済学教科書とか心理学教科書とかは、目にしないと思います。

もし大学教養レベル(大学1~2年の経済学、法学、数学、理科などの科目群)の書籍が高校図書室にひととおり置いてあれば、大したものです(つまり、たぶん置いてないでしょう)。まして、(教養レベルではなく)大学の学科ごとの専門基礎レベルの書籍は、かなりの進学高校ですら図書室には置いてないだろうと思います。特に都会の高校の場合、図書室が狭いので、そのレベルまで高校図書室に置くスペースが無いでしょう。

修学旅行が無い高校

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修学旅行の無い高校もある(研修旅行など)

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修学旅行の無い公立高校もあります[6]。公立の定時制高校[7][8](いわゆる夜間高校)や通信制高校など、その可能性があります。

公立の定時制では、少子化による生徒数の減少により、そこそこの数の定時制高校が、その定時制課程では修学旅行を行っていない場合もあるのです[9]

なので、お金に余裕がある家庭なら、なるべく全日制(朝9時くらいに授業の始まる高校)に通いましょう。読者が親なら、子をなるべく全日制に通わせましょう。

「研修旅行」

名称が、修学旅行ではなく林間学校・臨海学校でもなく「研修旅行」という名前で同様の学校行事を行っている高校もあり、公立[10]でも私立[11]でもあります。地方に限らず首都圏でも「研修旅行」の高校はあります[12][13]

学校によって「研修旅行」の意味合いは微妙に違い、修学旅行や林間学校・臨海学校のことをまとめて「修学旅行」と言う場合もあれば、修学旅行や林間学校・臨海学校とは別の小数の希望者だけの旅行のことを「研修旅行」と言う場合など、意味が学校ごとに違っていますので、てっきり同じ意味かと勘違いしないように気を付けてください。

昼間定時制

朝から授業開始しているのに、時間帯とは別の事情などにより全日制でなく「定時制」の高校のことを『昼間定時制』と言います。

ほか、私大付属では、国士舘大の付属校が昼間定時制ですが、高校サイトによると修学旅行があるようです。

伝統県立高校の行事のトレードオフ

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たとえば

「わが校では、3年生に演劇の実演をする伝統がある」→「3年生の修学旅行が無い」

というトレードオフな伝統があったりする場合もあります。

行事の時間数には限度がありますので、なにか独自の行事がある場合、代わりに別の行事が抜けている場合があります。

部活のイメージと実態

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お金の話

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大阪と東京の授業料無償化

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東京と大阪で、私学も含めての授業料のほぼ無償化の政策が出されています。無償化あるいは同等の公的援助の対象は、あくまで授業料のみです。つまり、建物の施設費用、部活の費用、修学旅行の費用などは別途かかりますので注意してください。

また、教材費、修学旅行の費用などは、公立も私立も有料です。

2025年以降、東京・大阪だけでなく日本中で、私学もふくめて高校の授業料が無償化される方針です。

なお、私学の授業料の相場は40万円ですが、けっして2025年をさかいに40年万円のぶん学費が下がるわけではなく、すでに30万円ほどの補助が私学にされてますので、追加で10万円ほど私立の学費が下がるだけです。

その他、学費に関する事

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一見すると学費の安い私立高校でも、安いほうの高校では、じつは修学旅行や校内受験の模試などの費用が別枠だったりする事もあります。その場合、面倒な事として、その費用の払い込みの手続きなどが事務室で必要だったりして、手間である。

安いほうの高校では、校内模試よりも前の日に、事前に模試の代金を払ってないと、校内模試を受けられない、などの仕組みが合ったりする場合もある。

なので、もし家計に余裕があるなら、たとえ学費が5~10万円くらい高くても偏差値の高い高校に進学する方が、手続き的にはラクです。

夏休みなどの長期休暇に講習があるのが、平均以上の私立進学高校では普通です。学校によっては有料かもしれません。

指定校推薦を公立大学も まいている

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偏差値の高い高校に指定校推薦をまいている大学は、私立大学だけではなく、一部の公立大学(県立大学など)も指定校をまいています[14]

よくある勘違い

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旧制高校と新制高校

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よくある勘違いなのですが、第二次世界大戦の終戦前の旧制高校は、今の高校には相当しません。

たとえば「旧制一高」(きゅうせい いちこう)は、今の東京大学の駒場(こまば)キャンパスの場所にあった高校です。旧制に東京府立一中だった戦後の都立・日比谷(ひびや)高校とは、関係ありません。

高校は高等教育ではない

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高校は、中等教育です。高校は後期中等教育です。

小学校が「初等教育」。

中学校が「前期中等教育」。

高等学校が「後期中等教育」。

大学が「高等教育」。

wikipediaにあるウソの卒業生

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高校の場合、公表されている卒業生、ウソだったりする場合があります。

なぜならプライバシー保護などのため、ウソの学歴が設定されている場合があるからです。なぜウソが必要かというと、高校の学歴から、実家の位置が特定されたりしかねないので。

たとえwikiの記述に、書籍などの出典があっても、その書籍そのものの記述が、ウソだったりします。ダミーと言います。


なので、中学生が志望校を決める際は、卒業生はあまり気にせず、進学実績などの統計を気にしましょう。

どうしても卒業生を参考にするなら、高校の公式パンフレットにある、ここ数年の実際の卒業生インタビューなどを参考にしましょう。

参考文献

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書籍

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  • 佐藤優 編著『埼玉県立浦和高校論文集』、K&Kプレス、2019年12月15日 第1刷 発行、
  • 酒井朗 ほか編著『よくわかる教育社会学』、ミネルヴァ書房、2012年4月20日 初版 第1刷 発行、

脚注

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  1. ^ pdf 文部科学省 初等中等教育局参事官付(⾼等学校担当) 著 『⾼等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)』、2024年 ? (アドレスより推測)、
  2. ^ 山崎 博敏 研究代表『教育人口の変動と学校の規模・再編統廃合』、kaken、公開日: 2012-07-19
  3. ^ 『高校受験の「推薦入試」ってどんな制度?わかりやすく解説!【塾探しの窓口】』2023.11.01 2024年01月01日に閲覧.
  4. ^ 『【高校野球】夏の甲子園、春の甲子園違いは?』2023年7月20日
  5. ^ 『高等学校数の都道府県ランキング - 都道府県格付研究所』
  6. ^ 『高校の修学旅行事情 ~訪問先、費用、コロナ禍を経ての変化など~』
  7. ^ 福井県立道守高等学校『福井県立道守高等学校 | ~ 道はここから ~』
  8. ^ 『千葉県立船橋高等学校 定時制』
  9. ^ pdf 『2 沼田高等学校 岩田悦夫 - sg_02.pdf』
  10. ^ 『島根県:高等学校の修学旅行について(トップ / 県政・統計 / 政策・財政 / 広聴・広報 / 知事への提案箱 / 今までにいただいたご提案と回答 / 2022年 / 2022年6月)』
  11. ^ 『国内研修旅行 | 横浜創英中学・高等学校』
  12. ^ 『国内研修旅行 | 横浜創英中学・高等学校』
  13. ^ 『研修旅行 | 城北学園 城北中学校・高等学校』
  14. ^ (動画)山内太地『首都圏偏差値60台後半名門校で指定校推薦が過半数越え』2023/09/05