高等学校古典探究
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このページは、高等学校古典探究のページです。
はじめに
[編集]『古典探究』は、『言語文化』の学習を踏まえた上で、古文・漢文の読解を通して当時の日本文化・中国文化への理解を深めるとともに、歴史的文書を読み解く技能を育てる科目です。
『言語文化』よりも幅広い教材を扱い、より多様な文章の読解にチャレンジします。
標準単位数が4単位なので、2年連続で学習する可能性を考えて二部構成となっています。
また、教材は筑摩書房の教科書『古典探究 古文編』『古典探究 漢文編』に従っています。
万葉仮名・変体仮名は歴史的仮名遣いに直していますが、それ以外は(なるべく)原文のままです。
第一部
[編集]古文
[編集]- 宇治拾遺󠄁物語
- 『袴垂、保晶にあふこと』
- 『獵師、佛を射ること』
- 古今著聞集
- 『刑部卿敦兼の北の方』
- 伊勢物語
- 『初冠』
- 『月やあらぬ』
- 『行く螢』
- 『狩りの使ひ』
- 『渚の院』
- 『小野の雪󠄁』
- 『とみの文』
- 『つひにゆく』
- 大和物語
- 『姨捨』
- 『鹿の聲』
- 枕草子(一)
- 『春はあけぼの』
- 『野分のまたの日こそ』
- 『文ことばなめき人こそ』
- 『世の中になほいと心憂きものは』
- 『すさまじきもの』
- 『中納言参りたまひて』
- 『二月つごもりごろに』
- 堤中納言物語
- 『虫めづる姫君』
- 落窪物語
- 『落窪の君』
- 源氏物語(一)
- 『光源氏の誕生』
- 『雨夜の品定め』
- 『飽かぬ別れ』
- 『廃院の怪』
- 『若紫の君』
- 更級日記
- 『継母との別れ』
- 『源氏の五十余巻』
- 蜻蛉日記
- 『嘆きつつ』
- 『道󠄁綱鷹を放つ』
- 徒然草
- 『大事を思ひ立たむ人は』
- 『世に語り傳ふること』
- 『筑紫に、何がしの押領使』
- 『これも仁和寺の佛師』
- 『九月二十日のころ』
- 『久しく隔たりて會ひたる人の』
- 方丈記
- 『安元の大火』
- 『養和の饑饉』
- 大鏡(一)
- 『雲林院にて』
- 『花山院の出家』
- 『公任、三船の譽れ』
- 『南の院の競射』
- 平家物語
- 『忠度の都落ち』
- 『能登殿の最期』
- 太平記
- 『千早城の戰い』
- 風姿花伝
- 『二十四、五』
- 難波土産
- 『虚実皮膜の閒』
- 謡曲
- 『忠度』
- 萬葉集
- 『熟田津に/額田王』
- 『玉だすき/柿本人麻呂』
- 『ささなみの/柿本人麻呂』
- 『憶良らは/山上憶良』
- 『験なき/大伴󠄁旅人』
- 『若の浦に/山部赤人』
- 『この花の/藤原廣嗣』
- 『もののふの/大伴󠄁家持』
- 『筑波嶺に/詠人不知』
- 『わが妻は/詠人不知』
- 古今和歌集
- 『春の野に/紀貫之』
- 『五月雨に/紀友則』
- 『もみじ葉の/素性』
- 『朝ぼらけあ/坂上是則』
- 『起きもせず/在原業平』
- 『あひにあひて/伊勢』
- 『色見えで/小野小町』
- 『わたの原八/小野篁』
- 『来べきほど/藤原敏行』
- 『深草の/上野岑雄』
- 『わくらばに/在原行平』
- 後拾遺󠄁和歌集
- 『都をば/能因』
- 『かくとだに/藤原実方』
- 『黒髮の/和泉式部』
- 『もの思へば/和泉式部』
- 『なげきこし/赤染衛門』
- 梁塵秘抄
- 『佛は常に』
- 『遊󠄁びをせむとや』
- 千載和歌集
- 『さざなみや/平忠度』
- 『嘆けとて/西行法師』
- 『難波江の/皇嘉門院別當』
- 『おほけなく/前大僧正慈圓』
- 『ほととぎす/藤原実定』
- 『長からむ/待賢門院堀河』
- 『夕されば/藤原俊成』
- 『世の中よ/藤原俊成』
- 『かすみゆく/藤原良経』
- 新古今和歌集
- 『ほのぼのと/後鳥羽院』
- 『またや見る/藤原俊成』
- 『窓近󠄁き/式子内親王』
- 『村雨の/寂蓮』
- 『たまゆらの/藤原定家』
- 『露はらふ/藤原俊成女』
- 『人住まぬ/藤原良経』
- 金槐和歌集
- 『箱根路を/源実朝』
- 『大海の/源実朝』
- 『時により/源実朝』
- 『いとほしや/源実朝』
- 『伊豆国や/源実朝』
- 『出でいなば/源実朝』
- 閑吟集
- 『人買ひ船は』
- 『あまり言葉の』
- 近世の句
- 『枯れ枝に/松尾芭蕉』
- 『荒海や/松尾芭蕉』
- 『梅が香に/松尾芭蕉』
- 『春の海/与謝蕪村』
- 『愁ひつつ/与謝蕪村』
- 『五月雨や/与謝蕪村』
- 『白梅に/与謝蕪村』
- 『これがまあ/小林一茶』
- 『涼風の/小林一茶』
- 『麦秋や/小林一茶』
- 『秋風や/小林一茶』
- おらが春
- 『愛兒さと』
漢文
[編集]- 呂氏春秋
- 『知音』
- 荘子(一)
- 『曳尾於塗中』
- 戰國策
- 『先從隗始』
- 楚辞
- 『漁夫辞』
- 陶淵明集(一)
- 『桃花源記』
- 古文眞寶(一)
- 『春夜宴桃李園序』
- 『愛蓮説』
- 近体詩
- 『獨坐敬亭山/李白』
- 『登樂遊󠄁厡/李商隠』
- 『九月九日憶山東兄弟/王維』
- 『芙蓉樓送󠄁辛漸/王昌齢』
- 『楓橋夜泊/張継』
- 『野望/王績』
- 『旅夜書懐/杜甫』
- 『八月十五夜夜、禁中獨直、對月憶元九/白居易』
- 『遊󠄁山西村/陸游』
- 『聞旅雁/菅原道󠄁眞』
- 『即事/新井白石』
- 『無題/夏目漱石』
- 史記(一)
- 『天道󠄁是邪、非邪』
- 『鴻門之會』
- 『四面楚歌』
- 今古史談
- 『稲葉一徹』
- 捜神記
- 『鶴之報恩』
- 『賣鬼』
- 西京雜記
- 『王昭君』
- 唐宋八家文讀本
- 『師説』
- 『捕蛇者説』
- 論語
- 『公冶長』
- 『微子』
- 孟子
- 『人無有不善』
- 『四端』
- 旬子
- 『性惡』
第二部
[編集]古文
[編集]- 今昔物語集
- 『鷲にさらわれた赤子』
- 『賀茂の祭りを見物する翁󠄂』
- 枕草子(二)
- 『上にさぶらふ御猫は』
- 『里にまかでたるに』
- 『星は』
- 『雪󠄁のいと髙う降りたるを』
- 源氏物語(二)
- 『車争ひ』
- 『心づくしの秋』
- 『母子の別離』
- 『暁の雪』
- 『萩のうは露』
- 『霧の中のかいま見』
- 『髮の香』
- 『幻』
- 『匂宮』
- 紫式部日記
- 『土御門殿の秋』
- 『和泉式部と清少納言』
- 和泉式部日記
- 『夢よりもはかなき世の中を』
- 建礼門院右京太夫集
- 『なべて世の』
- 十六夜日記
- 『關の藤川』
- 古今和歌集仮名序
- 『やまとうたは』
- 『六歌仙』
- 俊頼髓腦
- 『連歌』
- 無名抄
- 『おもて歌』
- 毎月抄
- 『心と詞』
- 無名草子
- 『紫式部』
- 大鏡(二)
- 『菅公配󠄁流』
- 『宣耀殿の女御』
- 『中宮安子の嫉妬』
- 『肝試し』
- 『道󠄁長、榮華への第一歩』
- 増鏡
- 『後鳥羽院』
- 『隠岐配󠄁流』
- 野ざらし紀行
- 『千里に旅立ちて』
- 去来抄
- 『行く春を』
- 『岩鼻や』
- いそのはな
- 『北壽老仙をいたむ』
- 鶉衣
- 『奈良団扇』
- 西鶴諸國ばなし
- 『忍び扇の長歌』
- 雨月物語
- 『淺茅が宿』
- 三冊子
- 『不易流行』
- 玉勝間
- 『師の説になづまざること』
- 源氏物語玉の小櫛
- 『もののあはれ論』
- 古事記
- 『天地開闢』
- 『國生み』
- 『黄泉平坂』
- 『天岩戸』
- 『八岐大蛇』
- 『因幡の白兎』
- 『天孫降臨』
- 『海幸彦と山幸彦』
- 『神武東征』
- 『倭建命』
漢文
[編集]- 世説新語
- 『斷腸』
- 淮南子
- 『蟷螂之斧』
- 荘子(二)
- 『蟷螂之斧』
- 『渾沌』
- 『無用之用』
- 列子
- 『愚公移山』
- 詩経
- 『詩経大序』
- 文選
- 『論文』
- 陶淵明集(二)
- 『五柳先生傳』
- 古文眞寶(二)
- 『前赤壁賦』
- 『前出師表』
- 古体詩
- 『桃夭/作者不詳』(詩経)
- 『秋風辞/前漢・武帝』
- 『薤露/作者不詳』(楽府詩集)
- 『飮酒/陶淵明』
- 『送󠄁別/王維』
- 『漁翁󠄂/柳宗元』
- 『石壕吏/杜甫』
- 『長恨歌/白居易』
- 史記(二)
- 『怒髮上衝冠』
- 『刎頸之交』
- 『國土無双』
- 日本外史
- 『信玄何在』
- 太平廣記
- 『離魂記』
- 本事詩
- 『人面桃花』
- 白氏文集
- 『与微之書』
- 臨川先生文集
- 『傷仲永』
- 老子
- 『無之用』
- 『柔之勝剛』
- 韓非子
- 『守業』
- 『嬰逆󠄁鱗』
- 墨子
- 『兼愛』
- 『足責』
- 日本書紀
- 『日本武尊之死』
付録
[編集]副読本
[編集]- 大岡信『うたげと孤心』1978年
- 益田勝実『火山列島の思想』1968年
- 堀田善衛『方丈記私記』1971年
- 鈴木日出夫『日本古典のすすめ』1999年
- 興膳宏『中国古典と現代』2008年