ITスキルとアプリケーション

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OSとは[編集]

OSオペレーティング・システム (Operating System) の頭文字を使った略称である。もっとも「オペレーティング・システム」という言葉を聞いても、それがどんな働きをするものなのかは、あまりわかりやすいものではないかもしれない。OSは(過去においては)「基本ソフトウェア」と呼ばれていたこともあったが、こちらの呼び名のほうが、それが何であるのか何となくイメージしやすいことだろう。OSとはいったい何であるのか、この古い呼称を持ち出して説明するならば、それは、全てのアプリケーション・ソフトウェア(「応用ソフトウェア」)の“ベースとなる”ソフトウェアのことである、と言うことができる。

たとえば、ハードウェアの利用に着目して考えてみよう。旧来のコンピューターには、統一された規格がなく、それぞれ独自の仕様を持っていた。そうなるとソフトの対応状況などもマシンごとに違っていたため、別のハードウェアを使うごとにソフトの設定を変更したり、入出力などの基本的な部分から新たに作り直したりなど、多くの時間やコストを浪費していた。また、利用者側としても、統一された操作方法やインターフェース(外部接続端子)がなかったため、ハードウェアごとに違う操作方法であったりなど、とてもコンピュータ利用のハードルが高い時代であった。

そこで、OSという統一規格を提供するソフトウェアを組み込むことで、そのOSに対応したソフト作りをすれば、あとはそのOSの入ったマシンならどれでも、同様の操作性で動かすことができるようになった。そうなれば、開発者としては他社へのソフトウェアの提供も容易であり、また規格が決まっているためソフトウェア開発にも目標設定が明確にできる。ユーザーとしても、操作方法が統一されるので、1つの操作方法を覚えれば他の場所でもそのノウハウをそのまま生かすことができる。そういった莫大なメリットを携え、OSは急速に普及した。

OSの種類[編集]

一般的に用いられているOSには、以下のような種類が存在する。

  • Windows(ウィンドウズ)
  • macOS (マックオーエス)
  • UNIX(ユニックス) (※ LinuxBSDなど含む)
  • Solaris(ソラリス)
  • Tron(トロン)
  • vx-works
  • MVS (OS/360, OS/390, z/OS)


スマートフォン用のOSとして、以下、Android(アンドロイド)やiOS(アイ オーエス)などがある。

  • Android(アンドロイド)
  • iOS(アイ オーエス)


大まかには上記のとおりとなる。以下に、それぞれの特徴を記す。基本的な使い方など踏み込んだ話題は、Windows については『Windows入門』を、MacOSについては『MacOS入門』を、UNIXについては『UNIX/Linux入門』を、それぞれ参照のこと。

Windows[編集]

『Windows』(ウィンドウズ)は、米Microsoft社(マイクロソフト社)が販売する商用OSである。ウィンドウズを使用できるハードウェアは、かつては「PC/AT互換機」と言われたが、現在ではほぼすべての市販のパソコンでウィンドウズは動作する。ウィンドウズは、企業から一般家庭まで、多くのパソコンのOSとして用いられており、事実上の世界標準である。CPUアーキテクチャx86をサポートする。例外的にWindows CEはそれ以外のコンピュータもサポートするが、一般的なPCで用いられるOSではないため、ココでは紹介しない。(記述出来る方が居るならば記述してください)

ウィンドウズは、歴史的にMS-DOS(エムエス ドス)の後継・互換OSとしてスタートしている。1985年以降、初期のWindows(Windows1.0-Windows 3.1などまで)はMS-DOS上の補助アプリケーションとして動作していた。その後の1995年、Windows95が発表され、爆発的に普及した。その後も、複数回にわたってバージョンアップ版が提供された。その変遷は以下の通りである。 GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)を標準ユーザーインターフェイスとするOSである。

PC向けWindowsの譜系
発売日 バージョン OS系列
1985年11月6日 Windows 1.0 DOS
1985年11月20日 Windows 1.01 DOS
1986年5月 Windows 1.02 DOS
1986年8月 Windows 1.03 DOS
1987年4月 Windows 1.04 DOS
1987年12月9日 Windows 2.03 DOS
1988年5月27日 Windows 2.10 DOS
1989年5月13日 Windows 2.11 DOS
1990年5月22日 Windows 3.0 DOS
1990年12月 Windows 3.0a DOS
1991年12月 Windows 3.0 with Multimedia Extensions 1.0 DOS
1992年4月6日 Windows 3.1 DOS
1993年11月8 Windows 3.11 DOS
1993年11月22日 Windows 3.2 DOS
1993年7月27日 Windows NT 3.1 NT系
1994年9月21日 Windows NT 3.5 NT系
1995年5月30日 Windows NT 3.51 NT系
1996年8月24日 Windows NT 4.0 NT系
1995年8月24日 Windows 95 9x系
1996年2月14日 Windows 95 Service Pack 1 9x系
1996年2月14日 Windows 95 OEM Service Release 1 9x系
1996年8月24日 Windows 95 OEM Service Release 2 9x系
1997年8月27日 Windows 95 OEM Service Release 2.1 9x系
1997年11月26日 Windows 95 OEM Service Release 2.5 9x系
1998年6月25日 Windows 98 9x系
1999年5月5日 Windows 98 Second Edition 9x系
1999年12月15日 Windows 2000 NT系
2000年9月14日 Windows Me 9x系
2001年8月24日 Windows XP NT系
2002年9月9日 Windows XP Service Pack 1 NT系
2004年8月25日 Windows XP Service Pack 2 NT系
2008年4月21日 Windows XP Service Pack 3 NT系
2006年11月30日 Windows Vista NT系
2008年2月4日 Windows Vista Service Pack 1 NT系
2009年4月28日 Windows Vista Service Pack 2 NT系
2009年1月22日 Windows 7 NT系
2011年2月9日 Windows 7 Service Pack 1 NT系
2012年8月1日 Windows 8 NT系
2013年8月27日 Windows 8.1 NT系
2014年4月8日 Windows 8.1 Update NT系
2015年6月15日 Windows 10 Version 1507 NT系
2015年11月10日 Windows 10 Version 1511 NT系
2016年8月2日 Windows 10 Version 1607 NT系
2017年4月5日 Windows 10 Version 1703 NT系
2017年10月17日 Windows 10 Version 1709 NT系
2018年4月30日 Windows 10 Version 1803 NT系
2018年11月13日 Windows 10 Version 1809 NT系
2019年5月21日 Windows 10 Version 1903 NT系
2019年11月12日 Windows 10 Version 1909 NT系
2020年5月27日 Windows 10 Version 2004 NT系
2020年10月20日 Windows 10 Version 20H2 NT系
2021年5月18日 Windows 10 Version 21H1 NT系
2021年後半(予定) Windows 11 NT系

Windows Vista / 7 は、どちらも64ビット版と32ビット版が並行して発売されており、Windows 7になって64ビット版に人気が出始めていたと思われる。

Windows 8からは大きなボタンのスタートメニューにするなどタブレット型のPCを意識したインターフェースの製品となっている。Windows 10も同様、タブレットを意識したインターフェースになっている。

Windows 11では、32ビット版は廃止され、IE11が無効化される(予定)。

Mac OS[編集]

米Apple社(アップル社)が開発・販売するPC向けのOS。対応するプラットフォームはMac OS X以前ではPowerPCのみである。Mac OS Xで初めてPC/AT互換機、x86(Intel製CPUのみ)プラットフォームへの対応がなされたが、Appleが販売するコンピュータ以外のPC/AT互換機では動作しない。ユーザー主体の操作性を重視している。その登場はWindowsよりも早く、1984年の最初のシステムからすでにGUI(文字だけでなく、アイコンなどの画像や映像などで視覚的に分かりやすくした操作環境)を搭載していた。2001年にMac OS Xがリリースされたが、これは従来のMac OSとは仕様が大きく異なるものとなっている。

一般ビジネス用としてのシェアはWindowsに全く及ばないが、グラフィックデザイン、音楽、映画など、芸術・コンテンツ産業といった、いわゆる「クリエイティブ」な分野では一定の支持を得ており、また家庭用としても根強いユーザーを確保している。2006年、プロセッサのIntel製への全面移行に伴い、起動時にMac OS XとWindowsを選択したりあるいはMac OS XとWindowsを同時に使用できる機能(ブートキャンプ)が実用化、Windows専用PCからの乗り換えを検討するユーザーが増え始めた。また、Mac OS XはUNIX(後述)ベースになっており、その中核部分(カーネル)はオープンソースOSであるBSDをもとにして開発されていると言われる(マックOS自体は非オープンソースである)。 そのため、UNIX系のコマンドがマックOS上でも使用できる場合も多く、このようなUNIXとマックとの親和性の高さから、UNIX系 OSのプログラマーが、Mac OS X環境でUNIXアプリケーションのプログラムを開発する例も見られる。

大まかに次のような変化をたどる。

Mac OS / macOS の譜系
Classic 系 日本語OS Mac OS X
Macintosh System Software    
System Software 1.0 漢字Talk 1.0  
System Software 6.1 漢字Talk 6  
System Software 7 漢字Talk 7  
System Software 7.5 漢字Talk 7.5  
Mac OS 7.6 ←(呼称を Mac OS へ統合)  
Mac OS 8.0    
Mac OS 8.5    
Mac OS 9    
Mac OS 9.1   Mac OS X 10.0 (Cheetah)
Mac OS 9.2.2   Mac OS X 10.1 (Puma)
    Mac OS X 10.2 (Jaguar)
    Mac OS X 10.3 (Panther)
    Mac OS X 10.4 (Tiger)
    Mac OS X 10.5 (Leopard)
    Mac OS X 10.6 (Snow Leopard)
    Mac OS X 10.7 Lion
    OS X 10.8 Mountain Lion
    OS X 10.9 Mavericks
    OS X 10.10 Yosemite
    OS X 10.11 El Capitan
    macOS 10.12 Sierra
    macOS 10.13 High Sierra
    macOS 10.14 Mojave
    macOS 10.15 Cataina
    macOS 10.15 Cataina
    macOS 11.0 Big Sur

※ Mac OS X Server 1.0 があるが、これは現在の Mac OS X とも異なるもの。

2001年登場の Mac OS 9.2.2 を最後に、登場以来の系統(上記の Classic 系)の Mac OS の開発は終了した。

Mac OS X は当初から多言語(英語やフランス語、日本語、中国語など)に対応しており、旧Mac OS や Windows のような「xx語版」という区別はない。Mac OS X 10.4.5 より、それまでの PowerPC 版に加えて Intel プロセッサ版が登場した。

UNIX[編集]

1960年代,米AT&T社(エーティー アンド ティー社)のベル研究所で誕生した。しかし近年はUNIXそのものが使われることは殆どなく、UNIXシステムをベースとして様々な改良を施したOSがUNIX系OSとして利用されている。主なものとしては、Linux(リナックス)ディストリビューションやSolarisなど。

UNIXの特徴としては、

  • 拡張性が高く、各社より様々な用途に応じた良質なOSが提供されている。
  • 上記の特徴のため、用途に応じて無駄なくコンパクトな環境を構築できる。

などがある。これらの特徴を理由に、主にサーバ運用などに利用されている。しかし、クライアント向け(「サーバーでない、一般的なパソコンとして」というような意味)でも、UNIXは用いることができるのが通常である(初心者には操作が難しいが・・・)。

一般ユーザーの使用に関してはWindowsのシェアは圧倒的に大きいが、しかしIT企業などでのサーバや基幹コンピュータといった分野においては、現在でもUNIXが多くのシェアを占める。

Linux[編集]

「Linux」(リナックス)とは、厳密にはその中核部分である「カーネル」のみを指し、OSとしての実装は「Linuxディストリビューション」と言うのが厳密な用法である。「Linuxディストリビューション」とは、Linuxカーネルを元に、実用OSとするために多くのアプリケーションの実装を行ったものである。

カーネルにどのようなアプリケーションを加えるかにより、何通りもの実装がありえて、実際にOSとしての実装が何十通りもあるので、それら個々の実装については「Linuxディストリビューション」と表現することでカーネルとは区別することもある。

Linuxディストリビューションは、各生産メーカーごとにカスタマイズされて配布されており、Fedora(フェドラ)、Ubuntu(ウブンツー)、Debian(デビアン)などのディストリビューションがある。


Linuxの利点[編集]
パッケージ管理[編集]

Windowsに対するLinuxの大きなアドバンテージは、パッケージ管理システムが充実していることである。

オープンソースのソフトウェアは、他のオープンソースのソフトウェアを組み合わせて作られている場合が多い。そのため、特に大きいソフトウェアでは、そのソフトウェアの動作に必要になる別のソフトウェアとして、どんなソフトウェアを準備して導入すればいいかの確認と導入が必要である。

このような確認・導入の作業を「依存性の解決」という。

この依存性解決のためのソフトウェアがすでに開発されており、RPM(レッドハット系)、dpkg (デビアン系)などの依存性解決ソフトウェアがある。これらを用いると、依存性を自動的に解決できる。

現在ではMac OS X上の似た動作をするソフトウェアとして、Finkなどがあり、パッケージ管理がLinuxの専売でないことは注意する必要がある。ただし、Fink自身も内部では debian dpkg を用いているため、これらは同じものということもできる。

カスタマイズ[編集]

Windows, Mac OS Xと大きく異なる点として、Linuxでは広範囲のカスタマイズができることがあげられる。例えば、LinuxにおいてはGUIはX Window Systemが用いられるが、これはオプションであり必須では無い。特に、主にサーバーとして扱う場合には、GUI無しで導入した方がよい場合もあるかも知れない。

Linuxの苦手分野[編集]
ハードウェア互換性[編集]

Linuxを用いる上で難しいのが、ハードウェアのドライバ(そのハードウェアをパソコンで制御できるようにするためのプログラム)の導入である。特に、既に所持しているハードウェアがLinux上で動作するかを知るのは難しい。具体的にこれらについて調べるには、インターネットを使うのが普通だが、多くの情報は英語で与えられている場合があり、英語が使えないなら調べることは ほぼ不可能である。

別の方法として、LinuxはOSのソースコードが公開されているため、特に linux-x.x.x/drivers/ 以下を参照することで、自分の所持する機器のドライバが存在するかを確かめることができる。ただし、これには相当のコードリーディング力と英語力が必要なため、あまりおすすめはできない。

ソフトウェア互換性[編集]

Linux上で動くソフトウェアは、基本的に、Windows上では動作しない。なぜなら、LinuxとWindowsでは使えるライブラリが異なっているため、両者の間でソフトウェアを兼用できないのが通常である。

ただし、ビットマップ画像やJPEG画像、PNG画像などは、規格化団体などのより規格化されているので、Windowsなどの(ubuntuなどの)LinuxディストリビューションでもOSでも読み取れる。また、テキストファイル(拡張子が .txt) も、LinuxディストリでもWindowsでも読みとれる。

しかし、画像などのようなのは例外で、いわゆる実行ファイル(Windowsでいう拡張子「.exe」)のようなものは、まずLinuxでは読み取り不可・起動不可である。

世間のソフトウェアのなかには、Firefox(ファイアフォックス)、Inkscape(インクスケープ)、GIMP(ギンプ)などのように、Windowsと Linuxの両側で同じソフトウェアがあるが、これらは、それぞれのOSのライブラリに合わせて、ソフトウェアが作り直されている(ハズだと思う)。

※ Firefoxなどのコミュニティが、いちいちそういう内部構造を説明しないので、真相は未確認。Firefoxのソースコード解析なんか、私たちwikibooksでは、したくない。

そのため、Windows用のインストールファイルをLinuxで実行しても、インストールできない。そもそも公式サイトからダウンロードをする時点で、すでに、各OSごとに対応バージョンのインストールファイルをダウンロードするようになっている。

他には、たとえば『午後のこーだ』というMP3エンコーダがあるが、このソフトウェアは中でLAMEを用いているため、似た機能はLinux上でも用いられる(ただし、ライセンス上の理由で、Fedora等はこのソフトウェアの使用を推奨していない)。

具体的な導入法[編集]

具体的にLinuxを導入するための注意を述べるが、いずれにしても、高校レベルのパソコン知識が、最低限、必須である。

Linuxのハードウェア[編集]

ほとんどのLinuxは、少なくとも、インテル系のCPUや、AMD系のCPUで用いることができるのが普通である。

インテルの古いCPUにもとづく仕様で、X86系という仕様があり、AMDもこのX86系を踏襲しているので、Linuxでも想定されているCPUはX86系である。


Linuxの導入法[編集]

LinuxとWindowsを同時にハードディスク上に入れておき、必要に応じて使い分けることは可能である。このことをデュアルブートとかマルチブートと呼ぶことがある。電源を入れてOSを起動することを「ブート」というのである。2種類(デュアル)のOSを起動できるようにするからデュアルブートというのである。

デュアルブートにより使用しているOSを変更する際には、いったん電源をシャットダウンするか再起動するなどして、ともかく一時的に電源を終了させて、再起動をする必要がある。

そのため、普段はWindowsを使っていても、特定用途でLinuxを導入することは可能である。ただし、その分のディスク容量は必要となるので注意。


デュアルブートとは別に、Windows内に、あるソフトを用いて、リナックスをアプリケーションとして認識させインストールする方法もあるが、これは「仮想化」(かそうか)といい、デュアルブートとは別の手法である。仮想化をするには、Windowsに、仮想化のための専用ソフトウェア(cygwinなど)をインストールする必要がある。仮想化によるLinuxの起動中は、ウィンドウズのプログラムとリナックスのプログラムの両方を起動しているので、そのぶんメモリの使用量は多くなるので、動作がかなり緩慢になったりする。

また、仮想化の場合でも、その分のディスク容量は必要となるので注意。

アプリケーションとは[編集]

アプリケーションは、しばしば「応用ソフト」と呼ばれ、「基本ソフト」であるOSとの対比される。OSがコンピュータの動作における基本的な機能やシステムを提供するソフトウェアであるのに対し、アプリケーションはOSの提供するものを土台として、より専門性に特化した機能を追加・提供するためのソフトウェアである。OSにインストールすることで、使用することができる。

アプリケーションはOSに依存するため、OSの種類によってアプリケーションの対応状況は異なり、そのアプリケーションがサポートしていないOSで使用することはできない。例えば、Microsoftt 社の Word 2000というソフトはWindows用であり、MacやUNIXでは使えない。Mac用にはMicrosoftから Word 2004 for Macというソフトが販売されているが、こちらは Windows や UNIX では使えない、などといった具合である。

アプリケーションの種類[編集]

以下に、代表的なアプリケーションの種類と主なソフトを示す。

ユーティリティソフト[編集]

OSが提供している機能や、他のアプリケーションへのサポート的な役割を果たすソフト。代表的な機能としては、ウイルスチェック、メモリの使用状況やクリーンアップ、ハードウェア情報の表示など。

  • ウイルスチェックソフト
コンピュータウイルスが入ってこないか、または入っていないか監視するソフト。自動設定しておけば、毎日決まった時間にコンピュータ内をチェックすることもできる。基本的に、メールの送受信やファイルのダウンロードなど、ウイルスが入る可能性のある状況になると自動的にチェックを行ったりする。
ソフトとしては、Windows用ならウイルスバスター、Norton Anti Virus(通称「ノートン」)、Virus Scan、AVG(フリー版あり)など

Linuxでは、あまり用意されていない(少なくとも、家電屋にはLinux用のウイルスソフトは売ってない)。


  • デスクトップ環境
PC-Unix上ではGNOMEKDEなどのソフトウェアを組み合わせてGUI環境を構築するようになっており、これらのソフトウェアを「デスクトップ環境」という。
デスクトップ環境の中身は、ランチャー、ファイル管理などのツールを組み合わせたものと言われる。Windows、Mac OSでは、これらの機能がOS付属であるので、一般ユーザーが「デスクトップ環境」という一般名詞を特に意識することは少ない。
  • パッケージ管理
各ソフトウェアのインストールやアンインストールを行うソフトウェアであるが、ソフトウェアのアップデートにも用いられる。
種類にもよるが、ソフトウェアのインストールに必要なパッケージをパッケージごとの依存性を考えてインストールするものもある。ライブラリやソフトウェアの重複がなくなるので、インストールのデータ量が少なくてすみ、また、インストールに必要な時間も短い。
代表的なものに。FinkRPM、dpkg(Debianを参照)などがある。

オフィスソフト[編集]

日本では、下記に述べる、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトをまとめて、「オフィスソフト」という。

ワープロソフト[編集]

印刷までを想定して、文書を作成できるソフト。文字の種類や大きさ、色を変えたり、表や画像を挿入したりすることができる。

Word(ワード)、一太郎(いちたろう)、Writer(ライター)など。

『Word』は、マイクロソフト社の製品のワープロソフトである。

リブレオフィスWriter(ライター)は、無料である。

表計算ソフト[編集]

表計算ソフトは、計算式を用いて表計算をできるソフトである。集計表や家計簿を作成したり、式に基づいてグラフを挿入したりできるソフト。

Excel(エクセル)、Lotus1-2-3(ロータス)、Calc(カルク)、三四郎など。

『Excel』は、マイクロソフト社の製品の表計算ソフトである。

リブレオフィスCalc(カルク)は、無料である。

プレゼンテーションソフト[編集]

プレゼンテーションに特化しており、1ページ1ページを視覚的に表現することに特化されている。静止画的な修飾だけでなく、アニメーション機能なども搭載されている。

PowerPoint(パワーポイント)、Impress(インプレス)、Agreeなど。


Impress(インプレス)は、無料である。


まとめ[編集]

マイクロソフト社が、マイクロソフト『Office』のような名前で、Windows用のオフィスソフトを販売している(基本的に有料)。

Linux では基本的に、マイクロソフト『Office』は動作せず、使えない。

そして、マイクロソフト『Office』には、上記のように『Word』『Excel』『Power Point』などがある。

マイクロソフト『Office』とは別に、オープンソースのコミュニウティの開発する無料の『リブレオフィス』(Libre Office)というオフィスソフトがある。

リブレオフィスには上記のように『Writer』『Calc』などがある。


データベースソフト[編集]

データベースを作成し、多くの情報を管理しやすくするソフト。また、作成したデータベースの保守・管理・運用なども含む。

Access(アクセス)、MySQL(マイ エスキューエル)、PostgreSQL、Baseなど。

企業などで用いられる大規模データベースシステムでは、米国Oracle(オラクル)社のデーターベース製品が主流となっている。

画像編集ソフト[編集]

既存の画像などを加工したり、一から画像を作るためのソフト。様々な種類があり、用途に応じて使い分けられている。

映像関係の企業などでブランド的に用いられているのは、米国アドビ社のPhotoshop(フォトショップ)、Illustrator(イラストレーター)などだが、高価であり、数十万円ほどをする。

米Adobe社(アドビ社)が、PhotoshopとIllustratorを生産販売している。

アドビの製品が高価なこともあり、他の会社が、より低価格な製品を出している。

画像編集ソフトは、他にも多々ある。

ベクター画像[編集]

線や円などといった、図形の情報によって画像を記録する方式の画像形式をベクター画像という。

SVGファイル形式などが、ベクター画像である。

  • Adobe Illustrator(イラストレーター)
  • inkscape(インクスケープ)

inkscape(インクスケープ)はオープンソースの無料ソフトである。


ラスター画像[編集]

ビットマップ形式やJPEG形式の画像をラスター画像という。

  • Photoshop(フォトショップ)
  • GIMP(ギンプ)

GIMPは無料ソフトである。

Webブラウザ[編集]

HTMLファイルなどを閲覧するためのソフト。主に、インターネット上の情報を閲覧するのに使用する。Windowsに標準搭載されているInternet Explorer(インターネットエクスプローラー、通称「IE」アイイー )が一般に使われているが、個人の開発者や民間企業が多く参入しており、シェア争いの激しい分野でもある。また、ほとんどがフリーで提供されている。

IEの他には、Firefox(ファイアフォックス)、OperaSleipnir(スレイプニル)、Lunascape(ルナスケイプ)など。これらは全て無料で提供されている。また、IEはTridentエンジン、FirefoxはGeckoエンジンを使用し、Sleipnir,LunascapeなどはTridentとGeckoエンジンを切り替えて使用可能となっており、OperaについてはGecko、Tridentとは違う、独自に開発したPrestoエンジンを搭載している。


Firefoxはオープンソースである。

連絡ツール[編集]

メールソフト[編集]

メールサーバからメールを受け取ったり、メールをメールサーバーに送信するソフトウェアである。

Windows メールThunderbird(サンダーバード)、Shurikenなど。

Thunderbird を提供している団体は、Firefoxを提供している団体と同一で、モジラ(Mozilla)財団である。


インスタント・メッセンジャー[編集]

コンピューターネットワーク(主にインターネット)上でリアルタイムコミュニケーションを実現するアプリケーション

ICQなど。

VoIP[編集]

IP電話を行うためのソフトウェア。

Skypeなど。


芸術作品の創作[編集]

DTM[編集]

PC上で作曲を行う作業をDTM(ディーティーエム)という。Desktop Music の略である。楽譜データを扱えるソフトウェアであることが多い。

Rosegarden(リンク先は英語)など。

そもそも現在、音楽制作では、すでにDTMソフトウェアに、主要な楽器の音で、それぞれの音階の音が、ソフトウェアに内蔵されている。

DTM作曲家は、それらのソフトウェア内蔵音を組み合わせて、作曲をしているのである。

DTP[編集]

PC上で書籍の編集を行う作業をDTP(ディーティーピー)という。Desktop Publishing の略である。PC上で出版物の内容データを扱うソフトウェア。操作性はワープロソフトと似ているが、DTPソフトのほうがレイアウトの自由度が高い。

Adobe InDesignScribusなど。


3Dモデラー[編集]

3Dのポリゴンデータを作ることを一般に「3Dモデリング」といい、そのためのソフトウェアを3Dモデラ―という。

BlenderLightWaveなど。

動画[編集]

動画再生[編集]

動画を再生するためのソフトウェアを、動画プレイヤーと呼んだり、ビデオプレイヤーなどという。

VLCなど。

動画編集[編集]

動画を編集するソフトウェア。

iMovie、Kinoなど。

プログラミング[編集]

IDE(統合開発環境)[編集]

プログラミングを助けるためのソフトウェア。

VisualStudioEclipseなど。

また、VisualStudioはコンパイラ、デバッガGUIビルダを含んでいる。

コンパイラ[編集]

ソースコードを実行形式に変換するソフトウェア。個別のプログラム言語に対して、それぞれのプログラム言語用のコンパイラが1種類以上、存在する。

Windowsの場合、マイクロソフト社の提供するVisual Studio を導入すると(現在(2019年)は無料版がある)、いっしょにwindows用プログラムのコンパイラが付いてくる。

そのほかの団体の提供するコンパイラもあり、Linuxなどで使える

GCC(C言語のコンパイラ)

などもある。

デバッガ[編集]

実行形式やバイトコードの動作を確認するソフトウェア。バグ(不具合)を取り除く作業をデバッグといい、そのためのソフトウェアなので、デバッガという。

Windowsの場合、Visual Studio にデバッガも付いてくる。

Linuxなどでは、GCCを提供する団体と同一の団体であるGNU(グニュー、団体名)によるデバッガの

GDB

がある。

インターフェースビルダー[編集]

GUIの制作の際、GUIは、いくつかのパーツに分けられており、そのGUI部品をウィジェット(コントロール)という。ウィジェットを組み合わせてGUIを作るソフトウェアをインターフェースビルダーという。

gladeなど。

サーバー[編集]

他のプロセス(クライアント)の要求を処理するソフトウェア。クライアントは同じPC上にあることもあるが、他のPC上にあってもよい。例えばWebサーバはネットワーク越しにクライアント(Webブラウザー)からの要求を受けることがある。

HTTPサーバー[編集]

ホームぺージをクライアントに送るサーバー。このWikibooksのページもHTTPサーバーで運用されている。

  • Windows
Microsoft Internet Information Services (IIS)
  • Linux
Apache HTTP Server (アパッチ エイチティーティーピー サーバー)

FTPサーバー[編集]

ファイルをクライアントと送受信するサーバー。ファイル保存、ホームページファイルのアップロードで運用されている。

  • Windows
Microsoft Internet Information Services (IIS)
  • Linux
ProFTPD

SSHサーバー[編集]

暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピューターと通信するサーバー。

  • Linux
OpenSSH (Open Secure Shell)

メールサーバー[編集]

多く運用されているプロトコルはPOP3(受信)、SMTP(送信)、IMAP(サーバー同期型)で、個人で運用すると取得ドメインの元に限って自由な利用ができる。

  • Windows
Microsoft Internet Information Services (IIS)
  • Linux
Postfix (ポスト・フィックス)