Java/アンダースコア
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Javaでは、数値リテラルの中にアンダースコアを挿入することで、コードの読みやすさを向上させる事ができます。 数値リテラルへのアンダースコアの挿入は、Java 7 からサポートされました。
たとえば、以下のような数値リテラルがある場合を考えてみましょう。
int a = 1000000;
このコードでは、aに1000000という値が代入されています。しかしこの数値は非常に大きく、どのような値であるかをすぐに理解するのは難しいかもしれません。
そこで、アンダースコアを使用して数値リテラルを以下のように書き換えることができます。
int a = 1_000_000;
このように書くことで、数値が100万であることがすぐにわかります。
アンダースコアは数値の途中でも使用することができます。たとえば、以下のように数値を書くことができます。
long b = 0b1010_1100_0001_0010_1101_0001_0100_0111L;
このようにすることで、バイナリ表現された数値がより読みやすくなります。
アンダースコアは、浮動小数点数にも使用することができます。たとえば、以下のように書くことができます。
double c = 3.1415_9265;
このようにすることで、円周率をより読みやすく書くことができます。
ただし、アンダースコアを数値リテラルの先頭や末尾、小数点の前後に置くことはできません。また、同じ数値リテラル内で複数のアンダースコアを使用することはできません。