Wikibooks:ページ名の付け方

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
このページはウィキブックス日本語版の考慮すべきガイドラインです。多くの利用者が基本的に同意しており、従うことが推奨されますが、公式な方針ではありません。必要に応じて編集することは可能ですが、大きな変更を加える場合は、先にトークページで提案してください。 ショートカット:
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このページはページに好ましい名前(タイトル)をつけるためのガイドラインです。 これらはあくまで指針であり、絶対守らなければならないルールではありませんし、ウィキブックスが発展してゆく中で廃れるものもあるかもしれません。しかし、まずは疑うことなく指針に従うようにして下さい。

ウィキブックスから他の姉妹プロジェクトへのリンクは、内部リンクと同等に扱われるべきものですから、各プロジェクトの関連するページにも是非目を通しておいてください(特にウィキペディアのノートにはさまざまな有益な議論が見つかるでしょう)。

基本方針[編集]

ウィキブックスは教科書であって辞書ではありませんから、"言葉" ではなく書かれる "話題" について十分考慮し、適切なタイトルをつけます。また、一般的には複数のページによって一つの "本" が出来上がりますから、ページごとに勝手な名前をつけるというのは得策ではありません。そこで基本的な方針として、そのページの特性によって以下のようにタイトルをつけることが推奨されます。

内容が少数の本に属する場合[編集]

書名/章名/節名(/項名…)

このように記述するとわかりやすいでしょう。ただし、あまり深部まで階層化してしまうのはタイトルの読みづらさや記事自体の見つけにくさなどにもつながってくるため、節名まで(3階層)を目安にタイトルを吟味すると良いかもしれません。「/(スラッシュ)」は、姉妹サイトのウィキペディアなどでは推奨されない記号となっていますが、ウィキブックスでは本という性質上、違った見解がなされています。「/(スラッシュ)」が推奨される理由として、これを用いるとページ上部に

JavaJava/基礎/反復処理

のような上部階層へのリンクが自動的に付加される事が挙げられます。ウィキペディアとの大きな違いは本という性質上ある程度の階層化が前提となるという事なので、この機能はまさにウィキブックスでこそ使われるべき機能と言えます。反対される理由の一つとしてTCP/IPなど「/」を用いたのページが作れなくなる、というものがありますがこれはTCPという親ページが存在しない限り問題なくTCP/IPという親ページとして作成することができます。

しかし、この方針は以下の場合には注意が必要です。

内容が複数の本に属すると予想される場合[編集]

例えば、TOEICという記事があります。これは「英語/TOEIC」としても良いでしょうか。

答えは否です。TOEICは確かに英語学習の一環とも取れますが、「資格試験対策」(現在は存在しません)の方が適切とも考えられます。このようにどのカテゴリに入るかの微妙な判断を迫られる場合は「/」は使用せず、そのまま書名を「TOEIC」として作成する事をお勧めします。また、このような場合は特に「英語」や「資格試験対策」のような大きなくくりとなるページにリンクを貼ることが強く勧められます

大きなくくりとなるページを作る場合[編集]

この場合も書名「数学」のように特にサブページ化する必要はありません。階層化を意識しすぎると「自然科学/数学」の方が良いのではないかと考える人もいるかもしれませんが、あまり整然とさせない事も後々の編集のためには良いことです。

すでに異なる方式でコンテンツが作られている場合[編集]

サブページ化が行われていない教科書をサブページ化する際には注意が必要です。あなたが気づいていないだけで、他の執筆者には、現在の方法を選ぶ必然性があるのかもしれません。移動の前に他の執筆者と移動についての合意を形成してください。さもないと移動合戦になるかもしれません。また移動した場合は、リダイレクトを削除しないでください。リンクはサイト内だけから貼られているとは限りません。

どこまでを書名とし、どこからを章名、節名とするかについてウィキブックスでは現在議論がなされていません。しかし一つの基準として、書名のページで読みたい本や章を探し、章名・節名のページで具体的な内容を学ぶという構造を意識すると良いかもしれません。

一般的な指針[編集]

全角と半角の使い分け[編集]

Wikipedia:日本語環境に従う。つまり、

  1. カタカナは全角(2バイト文字、以下同様)を用いる。
  2. 英数字は半角(1バイト文字、以下同様)を用いる。
  3. ページ名に括弧を用いる場合にはパイプの裏技が使えるように中の文字にかかわらず半角括弧 ()
  4. 記号はカンマ、コロン、スペースなど半角にあるものは半角を使用。
    1. 句読点カギ括弧「」中黒・全角を使用。(日本語特有のため)
    2. システム上、ページ名に使えない半角記号は#特殊記号の使用は慎重にすることを参照。必要であれば全角を使わなければならないが、使用には注意。

日本語を使うこと[編集]

  • 外国語表記は基本的に使わないこと。カッコ悪いと思っても「できる限り」カタカナ表記を使うこと。
    • ×「Computer Graphics」 → ○「コンピュータグラフィックス」
  • ただし、コンピュータ言語など、通常カタカナ表記をしない言葉はこの限りではない。
    • ○「Java言語」 - ×「ジャバ言語」
  • 括弧内に原語を併記しないこと。ページ名でなく本文で行うようにする。
    • ×「コンピュータ(Computer)」 → ○「コンピュータ」

漢字を適切に使うこと[編集]

  • 原則として常用漢字のみを使用すること。
  • 固有名詞については、常用漢字にないものを使用してもよい場合がある(正式名称や慣例によって常用漢字外の字が用いられる場合)。
  • 振り仮名を含めない。振り仮名はページ本文に入れること。
  • 送り仮名は本則を使うこと。

使い方に注意すべき記号[編集]

「:」の記号は、ページ名と副題との区切りに用いられることがありますが、区切りとして用いるべきではありません

特殊記号の使用は慎重にすること[編集]

以下の特殊記号は使えません(出典:en:Wikipedia:Naming conventions)。

" # $ * + < > = ? @ [ ] \ ^ ` { } | ~

また、& 記号も処理の都合上望ましくないとされています(出典:en:Wikipedia:Naming conventions)。

実体参照(&hearts; など)で示された文字も、画面上には表示されませんが、&記号を含んでいます。ページ名に実体参照は使わないで下さい。

長さの限界[編集]

ページ名の長さには、限界があります。

ページ名の重複を回避する手段[編集]

あるページの子記事を作る場合[編集]

例えばバスケットボールについて「望まれない競技態度」という項目があったとして、これを別のページに分けたいと思うことがあります。この場合、[[望まれない競技態度]]というページを作ることは、何の競技についてのページであるかが明確でないため、閲覧者が混乱するかも知れません。

また、例えば雑誌で「その他の分類」という項目が非常に大きな段落になったとしても、[[その他の分類]]というページを作ると、あまりにも一般的な表現で閲覧者が混乱するかも知れません(さらに言えば、もし使われなくなった時には、このページは育つことも転用されることも難しく、全く顧みられない孤立したページになるかも知れません)。

関連情報[編集]

運悪くページ名を変えたくなってしまった場合[編集]

ページを作った後に、そのページを読んでページ名を変えたくなってしまうことがあるかもしれません。よかれと思って決めたページ名が、他の執筆者と議論していくうちに不適当だと考えが変わることもあるでしょう。その場合は執筆者間の合意を得た上で、ページの移動を行ってください。新しいページを作ってそのまままるごとコピーすることはしないでください。方法はWikipedia:ページ名の変更を参照してください。

関連ページ[編集]