商法第545条

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

法学民事法商法コンメンタール商法第2編 商行為 (コンメンタール商法)

条文[編集]

第545条
  1. 仲立人カ其媒介スル行為ニ付キ見本ヲ受取リタルトキハ其行為カ完了スルマテ之ヲ保管スルコトヲ要ス

解説[編集]

ドイツ商法典第96条に由来する。

ドイツ商法典第96条(見本の保管)
①商事仲立人は,当事者双方が免除し,又は取引目的物の種類からその地域の商慣習上免除される場合を除き,仲立人の媒介により見本売買によって販売された商品の見本の交付を受けている場合,商品が品質に関する異議を申し立てられることなく受領され,又は他の方法により取引が完了したといえるまで,これを保管しなければならない。
②商事仲立人は見本を識別できるようにしておかなければならない。

見本保管義務は見本売買の場合に限られる。見本の保管につき報酬を請求することはできない。

このページ「商法第545条」は、まだ書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にトークページへどうぞ。

前条:
商法第544条
商法
第2編 商行為
第5章 仲立営業
次条:
商法第546条