テンプレート:管理者

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

管理者(sysop, シスオペ, Administrator とも)とは、システムに関する一定の権限を持ったウィキブッキアン達のことです。現在のウィキブックスのルールでは、原則として、しばらくウィキブックスの更新をしており、ユーザー名がある程度知られており、コミュニティで特に反対がなければ誰でも管理者になることができます。管理者も大きな権限を持つべきではない、というのが現在のウィキブックスの流れです。

どのようなことができるのか[編集]

メディアウィキソフトウェアで制限がかかっている機能はわずかなものですが、これらは大変重要です。

ページの保護[編集]

  • ライセンスや法律面から保護されているいくつかのページを編集することができます。
  • ページを編集している執筆者に確実にウィキブックスのガイドラインを知らせることを目的として、記事の保護および解除を行うことができます。保護の方針(草案)を参考にすると良いでしょう。
  • これまでの保護及び保護解除の記録は保護記録にあります。

ページの削除と復帰[編集]

  • ページと付属する履歴を削除することができます。その方針については削除の方針に述べられています。管理者は削除する機能を使えるユーザーであり、必ずしも削除を決定するユーザーではないことにご注意ください。削除するページは削除依頼によります。削除の理由には様々なものがあります。移動や入れ替えなど技術的な問題であったり、いたずらやコンテキストが確立されていない投稿の削除であったり(これについては即時削除を参照して下さい)、著作権の問題によるものであったりします。
  • 削除されたページの過去の版があるかどうか知ることができ、また過去の版を閲覧することができます。また、過去の版を復活することができます。
  • ページと同様に画像も削除や復帰を行うことができます。ただし2006年6月16日より前に削除された画像は復帰ができません。画像利用の方針を御覧ください。
  • これまでの削除活動の記録は削除記録にあります。

ページの差し戻し[編集]

  • 一般にrevertと呼ばれるページを以前の版に差し戻すことです。これは管理者でなくても行えるものですが、管理者は rollback の機能を使ってより迅速に行うことができます。ユーザーの投稿記録開くと、ユーザーが最後に編集したページについて [差し戻し] のリンクが表示されます。これをクリックするだけで、指定したユーザー以外が編集した版まで連続して差し戻しが行われます。これにより連続投稿の荒らしへの対処を楽に行うことができます。

荒らし行為の巻き戻し[編集]

  • ページの差し戻しの強力なものとして投稿した記録を最近更新したページから隠すことができます。利用者の投稿記録のURLに &bot=1 をつけ、rollback を行うことで可能となります。これは記事の変更に対して使用するものではなく、大量に無意味なものをペーストしたり、要約欄に他のユーザーに不快なコメントを書いたりした投稿を隠すために使用するものです。

投稿の禁止と解除[編集]

  • 荒らし行為への対策として投稿ブロックの方針(草案)に基づく投稿ブロック(禁止)とその解除を行うことができます。これは連続する荒らし行為への一時的な対応策として使用するものです。
  • ブロックされたユーザーは、ページを編集をクリック、あるいはすでに開いたページで投稿、プレビューのいずれかを行った際に、どの管理者が、どのような理由で投稿をブロックしたのかが表示され、編集が行えなくなります。ウィキメールなどで管理者に連絡することは可能です。通常IPアドレスのブロックは24時間で解除されます。これはダイアルアップで接続の場合プロバイダーがIPアドレスを接続する都度変更する為です。もし身に覚えが無くブロックされている表示になったときには解除するまで待ってください。この方針に異論がある場合はこのページのノートまでご意見をお寄せください。
  • ブロック記録に行使の記録が、ブロックの一覧で現在ブロックされているIPおよびユーザーの一覧を見ることができます。

ユーザーインターフェイス[編集]

  • 編集画面の下に表示される注意書きなど、様々なところに使用されているMediaWikiメッセージを変更できます。

他プロジェクトからのインポート[編集]

  • 日本語版ウィキブックスと関係の深い他プロジェクトに投稿された記事を、履歴を含めてインポート(ページデータの取り込み)できます。

管理者の就任[編集]

  • ビューロクラットの肩書きを持つ管理者は、ユーザーを新たに管理者やビューロクラットにすることができます(元に戻すことはできません)。権限の除去については、メタ・ウィキメディアのスチュワードへの権限申請で依頼する事になります。またビューロクラットが不在又は活発でない場合の権限付与についても、このページで依頼する事になります。ビューロクラットについてはWikipedia:ビューロクラットに説明が、利用者権限変更記録に活動の記録があります。

利用者名の変更[編集]

  • ビューロクラットの肩書きを持つ管理者は、2013年8月まではユーザー名の変更を行うことができました。活動記録は利用者名変更記録をご覧ください。なお、現在はローカルでは利用者名の変更は出来ません。利用者名の変更はスチュワードかグローバルリネーマーにご依頼ください。

一般の参加者とどう違うのか[編集]

  • 執筆者、編集者としては管理者は特別な存在ではありません。管理者の執筆した記事であっても、改善の余地があれば、誰でも推敲して構いません。
  • プロジェクトの運営についても、それほど特別な存在ではありません。ウィキブックスがどうあるべきか、どんなポリシーが採用されるべきか、などについても、一般の参加者の人の意見よりも管理者の意見の方が重要だということはありません。
  • 法的問題が起こったときに責任を負わされるリスクは管理者の方が多少高いと思われます。そこで、法に関わる問題については管理者の意見を多少真剣にとるのもよいかも知れません。ですが、そのような事情を理由に管理者が他の人の意見とはかけはなれた強硬な主張をするようなら、その人には管理者をやめてもらい、もっと一般ユーザの意見をよく反映できるような別の管理者を選ぶのが得策でしょう。

管理者となるには[編集]

  • 新しく管理者となるにはWikibooks:管理者への立候補において立候補および推薦の受付を行っております。
  • 管理者となったら、管理者特有の機能の使用には細心の注意を払う必要があります。日本語版では「複数の管理者による合意」「管理者内での議論」「権利使用の告知」などが使用のルールとして提案されています。
  • 管理者は、登録ユーザー一覧で "管理者" のフラグがつきます。

管理者の就任要件[編集]

  • ウィキメディアプロジェクトでのある程度の活動実績がある。
  • 日本語版ウィキブックスを編集したことがある。
  • 他の参加者と十分コミュニケーションがとれ、かつコミュニティに信頼されている。

この基準はプロジェクトの成長やウィキメディアの変化に応じて見直されることがあります。アカウントをもたない匿名ユーザは管理者になることができません。