刑法第226条の2

• 法学＞刑事法＞刑法＞コンメンタール刑法
• 法学＞コンメンタール＞コンメンタール刑法

条文

（人身売買）

第226条の2

1. 人を買い受けた者は、3月以上5年以下の拘禁刑に処する。
2. 未成年者を買い受けた者は、3月以上7年以下の拘禁刑に処する。
3. 営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を買い受けた者は、1年以上10年以下の拘禁刑に処する。
4. 人を売り渡した者も、前項と同様とする。
5. 所在国外に移送する目的で、人を売買した者は、2年以上の有期拘禁刑に処する。

改正経緯

2022年、以下のとおり改正（施行日2025年6月1日）。

（改正前）懲役

（改正後）拘禁刑

解説

「人を買受ける」-金銭的利益を対価として、人身に対する支配を譲り受ける。

人身に対する支配 - 被害者の行動の自由を物理的・心理的に拘束し、犯人の支配から離脱することを困難にすること

第4項「人を売り渡す」-必要的共犯

参照条文

• 第228条（未遂罪）

未遂は、罰する。

判例

---

前条: 刑法第226条 （所在国外移送目的略取及び誘拐）

刑法 第2編 罪 第33章 略取、誘拐及び人身売買の罪

次条: 刑法第226条の3 （被略取者等所在国外移送）

このページ「刑法第226条の2」は、まだ書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にトークページへどうぞ。