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高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ35

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

※ 分割用タイトル

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邪悪な

evil, wicked

手品 magic, trick

いたずら trick , mischief


呪文と魔法と手品

魔法 magic, spell

呪文 spell

手品 magic, trick


evil (発音「イーブル」)は「邪悪な」とか、あるいは道徳的に「悪い」などを表す一般的な語。


evil は一般的な語であるが、「必要悪」 the necessary evil とか、それほど悪くないものを表せる。

邪悪といっても、べつに悪魔信仰とかとは限らず、たとえば

「科学者は邪悪な目的に科学を用いてはならない」

みたいな用法でも evil は用いられる(旺文社1400(中級・緑本)の例文が科学者のやつ)。

なお、bad は「よくない」 「悪い」ぐらいのイメージ


不等号にすると、

(よくない) bad < evil < wicked (かなり悪い)

ぐらいのイメージ(センチュリー)。


wicked はやや高校の範囲外の単語だが、一部の参考書(桐原4500のみ)に紹介されている。

do evil で「悪事を働く」である(ジーニアス、センチュリー)。


「善悪」の概念は good (善)と evil (悪) を用いる(センチュリー、ジーニアス、東京書籍、旺文社)。

「善悪」 good and evil のように用いる(センチュリー、ジーニアス、東京書籍、旺文社)。文脈によって good or evil とする場合もある(ジーニアス)。

bad ではダメなのか疑問に思うが、また、bad の代わりに evil を使うのに good はそのままなのは疑問だが、ともかく英語はそうらしい。


wicked は、意図的に「悪い」という意味。犯罪者から、いたずら小僧にまで、wicked で表現できる(センチュリー、ジーニアスで確認)。


wicked の語源は「魔法使い」を意味する wick という言葉である(ジーニアス、センチュリー)。辞書によると、魔法使いから、邪悪な魔法などを連想し、そのうち、意図的に「悪い」というような意味になったとのこと。

だからか、アメリカ童話『オズの魔法使い』(The wizard of Oz)に出てくる「悪い魔女」が the wicked witch である(ジーニアス、東京書籍『All Abroad! I』検定教科書)。

なお、桐原4500の例文が an evil wizard 「悪い魔法使い」である。桐原4500では、evil の項目で、類義語として wicked が存在することを紹介している。桐原5500にwicked の紹介は無い。

なお、『オズの魔法使い』作中のオズは男で、主人公の少女ドロシーとは別人の男性。

東京書籍の教科書に wicked はあるが、しかし東京書籍の単語集には wicked は無い。


なお、「おとぎ話」は英語で a fairy tale である(鉄緑、旺文社、)。直訳すると「妖精の話」だが(旺文社)。

おそらく、たとえ妖精が出てこなくても、おとぎ話なら fairy tale であろう。

なお、たとえば、「白雪姫」の物語は fairy tale に分類される(旺文社)。白雪姫に出てくる妖精は、男の小人のおじいさんである(少なくともディズニー映画の白雪姫はそう。原書は未確認だし、確認したくない)。

日本では「妖精」と聞くと、なんとなく羽の生えた少女を思い浮かべるが、しかし、fairy tale に出てくる人間以外の生き物は、小人おじいさんのように、必ずしも少女の形態とは限らない。

なお、妖精のイメージが少女ばかりなのは、べつに日本人クリエイターの性差別とかではなく、そもそも fairy の語源が「運命の三女神 the Fates 」だからである(ジーニアス)。

なお、「運命」fate も高校英語。


tale「物語」も、類義語が色々ある。story とか narrative とか。別の単元で触れる。

「しっぽ」「尾」 の tail とは別の単語。混同しないように。


ほか、ディズニーアニメの「白雪姫」は Snow white and seven dwarfs である(速読英単語)。Snow White が「白雪姫」のこと。dwarf は作中の小人(こびと)のこと。

ドワーフというと、21世紀の日本では、トールキン『指輪物語』などの影響を受けたゲーム(wizardlyやドラクエあたり)や各種の日本のファンタジーアニメの影響からか、最近は力持ちで斧(オノ)とかを振り回す、背丈の小さい亜人(あじん。人間風の異種族)だが、元々は dwarf は「小人」とかの意味。


だから、天文学の「矮星」(わいせい)も dwarf という。「矮星」の「矮」(わい)は、矮小の「矮」(わい)。

この小人にも、lilliputian (リリピューシャン)とかの類義語がある。『ガリバー旅行記』に出てくる小人は、lilliputian のほうである。

まあ、天文学とかでも使われている dwarf のほうを知っていれば高校生には十分だろう。


なお、単語集にはないが、山川出版の英語版・世界史によると、「魔女狩り」は witch-hunt である。「魔女裁判」は witch trial である。

なお、magician (マジシャン)は「手品師」「魔法使い」の意味。東京書籍3000にはmagic の派生語magician に「手品師」とだけ書いてあるが、ジー二アスに「魔法使い」とも書いてある。

桐原4500で、巻末の接尾辞 -ian の紹介で magician は「奇術師」と紹介されている。なお桐原では、「歴史家」historian, 「歩行者」pedestrian, 「司書」librarian を一緒に紹介。


単語集では性別の限定される wizard や witch は紹介していない。勉強としては、広い意味で使える magician を優先すべきだろう。

なお、magic 「魔法」「手品」の意味である(東京書籍3000)。

「魔法」はふつう magic で言いますが(ジ-二アス)、名詞 wizardry (ウィザードリ)でも「魔法」になります(桐原 EMPOWER 2[1])。「手品」との区別を明確にしたい場合、便利な単語かもしれません。

語尾は -ry であることに注意してください。辞書に語尾 -ly の wizardly は存在しません。

なお、桐原の教科書では、ピーターラビットを短文で紹介、設問で『赤毛のアン』とハリー・ポッターを紹介しています。

ほか、桐原は検定教科書 EMPOWER 2 の P22の例文で、演劇の古典作品の『ハムレット』 Hamlet という単語を紹介。なお、東京書籍4500でも、単語 part (配役)の項目で、ハムレットが紹介されている。

どうもハムレットは高校英語で演劇を扱うさいの定番らしい。

明治時代ならともかく今どき大学で中世の英語を学ぶ意義はうすれているが、しかし教養としてシェークスピアの言い回しが近代以降の英語に大きな影響を与えた背景があるので、シェークスピアぐらいは知っておいてもらいたいのだろう。


trick (トリック)でも「手品」の意味がある。日本だと「トリック」は手品の「種」のような意味だが、英語 trick はそれ自体で「手品」の意味がある。

trick には、名詞として「(人をだますための)策略」「手品」「いたずら」などの意味があり、動詞として「だます」の意味がある(桐原、東京書籍)。

トランプの手品は card trick という(東京書籍、センチュリー)。

trick 「いたずら」というのは、日本では馴染みが薄いかもしれませんが、たとえばハロウィーンで trick or treat (トリック・オア・トリート)といって、おばけなどに仮装した子供が、よその家の大人に、お菓子などをねだるイベントが10月末ころにあります。


辞書などでは、 trick or treat の訳の紹介を避けていますが、日本の一般的な評論ではよく「trick」を「いたずら」と訳し、「いたずらをされたくなかったら、お菓子をよこせ」のような意味だとされています。

ただし、それだと treat の意味が分からないですが。

こういう事情もあってか、辞書では trick or treat の紹介を避けています。


play a trick on ~「~にいたずらをする」(旺文社1900、桐原4500)


「いたずら」は mischief (ミスチフ)とも言います(桐原5500)。

mischief は、割と必要性のある単語かもしれませんが、しかし入試では出づらいようです。桐原5500でも、例文を見ても、特に大学名などは紹介されていません。桐原の創作した例文のようです。

名詞 spell にも、動詞で「(単語などを)つづる」のほか、名詞ではまったく意味の違う「呪文」という意味があります(桐原4500,旺文社1900)。ジーニアスにも、spell は「まじないの文句」だと書いてあります。

なお、東京書籍は3冊とも spell を紹介していない。


なお、英単語などの「つづり」は、英語では spelling と言います(桐原、ジーニアス、センチュリー)。

「つづり」のことをspell とは言いません(ジーニアス)。

spell だけだと、動詞「つづる」の意味になります。


さて、呪文は「唱える」ものなので、だからたとえば、歌手のリサイタル recital などの単語の動詞形 recite を使って、recite a spell 「呪文を唱える」などという言い方もあります(ジーニアス)。

なお、よく

cast a spell 「呪文をかける」

という単語があります。(和訳の都合で「魔法をかける」と訳される。ジーニアスやセンチュリーでも cast a spell を「魔法をかける」と訳している。鉄緑にも例文あり)

鉄緑単語集にもspellの項目で cast a spell がありますが、ただ大学入試で呪文が出てくる可能性は、なかなか少なそうではある。現実の話題をあつかった英語長文の問題には出ないだろうし。


日本では、ニュースキャスターなどの外来語からの想像からか、キャストを「唱える」という意味だと思いがちかもしれませんが、しかし辞書を確認したところ、cast に「唱える」の意味はありません。cast にあるのは、視線や光などを「向ける」とか、網やサイコロなどを「投げる」とか、像などを「鋳造する」とか、芝居の配役、などの意味です。


cast a spell on ~(人) で「~(人)に呪文をかける」、「魔法で~を魅了する」

の意味です。

名詞 spell は天候などの「一期間」という意味もあります(桐原、ジーニアス、センチュリー)。桐原ではこっちを例文つきで紹介しています。例文は著作権的な都合でwikiではカット。

なお、ニュースについて、「放送する」を英語で broadcast という(桐原3000、東京4500、旺文社1400)。

broadcast は動詞としては、テレビ・ラジオを「放送する」であり、名詞としてはテレビ・ラジオの「放送」の意味である(桐原3000、東京4500、旺文社1400)。broadcaster で「アナウンサー」などの意味である(ジーニアス、センチュリー)。

過去形と過去分詞は、broadcastのままでも、broadcasted でも、どちらでもいい。

つまり

broadcast - broadcast -broadcast

でもいいし、

broadcast - broadcasted -broadcasted

でもいい(桐原3000)。

旺文社1400緑だと、 broadcast は巻末おくりで、英検2級によくでる単語になっている。英検には出るが、入試には出づらいのだろう。日本の大学入試はこういうものである。


範囲外だが、cast a doubt 「疑いをかける」です。

「魔法をかける」cast a spell といい、「疑いをかける」 cast a doubt といい、どうもここらの日本語は、英語が元ネタっぽいです。


さて、「悪霊」は an evil spirit である(東京書籍、)。


evil には「不吉な」という意味もあり、桐原4500でも意味のみ紹介されている。

やや宗教的だが、「凶眼」evil eye という、悪魔などに目で睨まれると自身の身に災難が起きるという迷信がある(ジーニアスとセンチュリーに evil eye が書かれている)。

なお、「迷信」は superstition (スーパースティション)という(旺文社1900、東京書籍4500)。桐原4500・5500では見つからなかった。


物語

story, narrative


story も narrative も名詞である。

区別は難しい。

区別は、文学理論の専門知識が必要になりそうなので、大学入試では問われないだろう。

また、どうも、分野ごとに narrative の意味合いが違ってそうであるので(en:w:Narratology の application の節 )、大学入試では区別は問われないだろう。


辞書を見ても、story と narrative の違いは特には言及されていない(ジーニアス、グランドセンチュリーを確認)。

日本のネットでは、1920年代からの文学理論などとして「ナラティブ」と言う概念が海外ではあると主張しているサイトも見かけるが、しかし英和辞典の narrative の項目では確認できなかった。

仮にそういう理論があったとしても、けっこうな専門的な理論だろう。高校生が立ち入る理論ではないだろう。


さて、ジーニアスに至っては、story が narrative の類義語だと、narrative の項目で紹介している。


なお、派生した別の名詞のナレーション narration は、日本だとテレビ番組のナレーターの人の話す部分だが、英語では「叙述」などの意味もある。

放送などのナレーターも、れっきとした英語 narrator である(ジーニアス)。なお、放送以外にも劇などにも同様の語りの役職がある。


narration についてジーニアスでは「語る動作に重点がある」としているが、その場合、ストーリーテリングとどう違うのかという問題が。storytelling 「物語を話す(書く)こと」「物語の話術」もれっきとした英語(グランドセンチュリー、ジーニアス「物語の話術」)。

なお、narrative には「身の上話」という用法もある(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

どうやら narrative は、必ずしも空想上の物語でなくてもよさそうである。


桐原4500に narrative は無い。


ほか、「おとぎ話」は英語で a fairy tale である。fairy story と言ってもいい(旺文社、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

それどころか、東京書籍だと「実際の話」もtaleに含めると言うが(東京書籍)、これはどういう事かというと、「民話」も tale で言うので(ジーニアス)。

fairy は、普通に単語集にある(東京書籍4500巻末、桐原4500 項目tale)。


伝説と神話

legend, myth

偉業 feat

業績 achievement

(※参考) 著作物や作家などが「一流の」 classic

著作物が「不朽(ふきゅう)の」 monumental, immortal


日本では、しばしば、「広く伝えられているけど真実ではない」内容の俗説を『都市伝説』という。

しかし英語では、それは『神話』 myth という単語が使われる(鉄緑)。桐原に至っては、最初から myth の和訳の第一の意味として「間違った通年、俗説」をあげていて、二番目の別の意味として「神話」という順序で紹介しているほどである(桐原4500)。

だから『都市伝説』は英語では、an urban myth という(旺文社1900)。なお、1900ではなく旺文社1400の項目 legend によると、urban legend でも可とのこと。

というか、「都市伝説」は、なんと英語由来の表現だった。


もちろん「ギリシア神話」とかああいうのも myth

「ギリシア神話」 the Greek myth (鉄緑、東京書籍、グランドセンチュリー)


legend には、都市伝説のような悪い意味の用法は、辞書では、特に見当たらない。

弓矢の上手いロビン・フッドの伝説とか(桐原、ジーニアス)、アーサー王の伝説とか(東京書籍、グランドセンチュリー)、ああいうのが legend である(桐原)。

ロビンさんは別に神様ではないので。アーサー王の物語には妖精とか出てくるが、アーサーさん本人はたぶん人間です。


according to legend, 「伝説によれば」(旺文社1400、東京書籍4500「言い伝えによると」)


単語集には無いが、伝説にも残るような著名的な業績をあげた人物や、その業績も、 legend である(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

形容詞は legendary である。

スポーツ選手の業績も legend だと(グランドセンチュリー)。

グランドセンチュリーは、プロ野球の王貞治(おう さだはる)(ホームラン王として昭和の後半は有名だった)の業績を legend の例文で使っている。果たして、いまどきの人は「王貞治」なんて知っているのか。


classic 「一級の」「一流の」という形容詞があります(旺文社、グランドセンチュリー)。

日本では「古典の」というので「クラシック」と言いますが、それは英語では別の単語で、classical (クラシカル)「古典の」という形容詞です。

一応、classic にも「古典の」という用例もありますが(ジーニアス)、しかし基本的には classic の第一の意味は「一級の」のほうです。


グランドセンチュリーは、「現代の一流作家」という例文で classic を使っているほどです。このように、必ずしも古典的でなくても、現代の時代でも、 classic を使う場合があります。

ただし、旺文社以外は、この用法を紹介していません(東京書籍・桐原の3000および4500を確認。鉄緑も確認)。

なお、名詞で classic「名作」「定番」などの意味です。

「クラシック音楽」は英語では classical music です(東京書籍3000、旺文社1900)。

東京書籍では「classic music とは言わない」と釘をさしてるほどです。


ただし、名詞としては classic にも「古典」という意味もあります。

このように、クラシック関連の単語は少し複雑です。

まあ、4500語レベルの受信語彙なので、読めれば十分でしょう。英作文などで入試に出たら、「運が悪かった」と思って、あきらめましょう。


伝説というほどではないが、「偉業」は feat である(旺文社1900、鉄緑)。桐原と東京書籍にfeatは無い。

ほか、一般的に「業績」は achievement である。


ただし、

achieve a feat 「偉業を成す」という慣用表現がある。

ほか

perform a feat 「偉業を成す」(旺文社1900、速読英単語・上、グランドセンチュリー)

という場合も。

辞書には、あまり feat の例文が無く、よく分からなかった。


「不朽(ふきゅう)の名作」とかいうときの「不朽の」は英語で monumental (モニュメンタル)です(旺文社1900)。

旺文社しか形容詞形 monumental 紹介していません。また、旺文社でも例文なしで語義の紹介のみです。鉄緑で紹介しているのは、名詞形 monument (モニュメント)です。

なお、英語では、a monumental work 「不朽の作品」(ジーニアス)と言います。

(名詞形 monument の他の意味は、高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ20で紹介。)


死ぬ運命 mortal(モータル)の否定語である immortal にも、「不朽の」という意味があります(旺文社1900)。

受験範囲外ですが、なお、dead の否定語のアンデッド( undead )は、辞書には無いです(ジーニアスおよびグランドセンチュリーを確認)。

ホラー作品とかに出てくる、ゾンビや霊などの、死んでいるのに動く怪物や、あるいは吸血鬼のような普通に死なない怪物のことを undead と言います。日本だけでなく、英語でもアンデッドはその用法です。(en:w:unded

いっぽう、immortal は、神々などが不死の場合に使うことがあります(ジーニアス)。

※ mortal や monument については 『高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ20』 で扱った。

ほか、great work 「名作」という言い回しもあります(Z会速読英単語必修編・単元「外国語を学ぶ際に必要なもの(1)」)。


停止

stop, pause, halt


まず、「止まる」「停止」の一般的な語は stop である。

さて、halt は旺文社1900と桐原5500にある。東京書籍4500だと halt は巻末おくり。

さて、今はパソコンの電源を切るための操作をシャットダウンというが、昔、または一部の分野では、パソコンの終了操作のことを halt とも言った。

たとえば

「お使いパソコンの電源を切って再起動してください」 Please halt and reboot your computer.

みたいに使う(オリジナルの例文)。


東京書籍およびセンチュリーでは、停電による交通の停止のことを halt と言っている。

The accident halts the traffic. 「その事故は交通を停止させた。」

Traffic was halted by the accident. 「事故で交通は止められた」

である(※ 著作権のため、一部の単語を省略)。


これは、(特に出典は無いが)「交通システムの停止」だと解釈すれば、つまり halt は、動いていた「システムを停止させる」という意味だと解釈できる。(※ 暗記しやすいように、説明しています)

もっとも、ジーニアスいわく、単に、「halt は stopより も固い語」であるとのこと。

なお、「停電」は英語で the power failure である。


鉄緑単語集・センチュリーいわく、「行進を止める」のも halt とのこと。

軍隊などが行進を止める号令も "Halt!" である(鉄緑、グランドセンチュリー)。

上記の例から、なんとなく予想で、システムや集団を停止・休止させることを halt というと言った予測が立ちそうだが、


しかし下記のように、個人に halt 「とまれ」という使い方もすることがある。

とはいえ、まあ、システムや集団の停止を halt でよく使うことには変わりないので、まずはそう覚えるのが、覚えやすいと思います。

鉄緑単語集では「 halt はstopをやや堅くした表現です」とだけ説明がある。


あるいは、「命令的・強制的な停止なら、halt 」と言った仮説も思いつ生きました。これだと、コンピュータの halt も説明できるし、軍隊・警官での halt も説明できるし、事故などの交通の停止も「事故によって停止を余儀なくされた」と考えれば、事故を擬人的に扱ったような解釈として成り立ちそうです。

英語はしょせん、英米人が使っている用法が正解なので、あまり深く考える必要ないと思います。暗記しやすい程度に、理屈付けをすればよいと思います。たぶん、そもそも米英人がhaltのニュアンスについて、そこまで深くは考えてないと思います。


さて、警官が市民に停止命令などを発するときも "Halt!" を使うことがある(ジーニアス)。

なお、"Freeze !" という、かなり強い停止命令もある(ジーニアス)。freeze は「凍結する」という意味の動詞である。警官の命令の Freeze は「動くと撃つぞ!」という強い命令(ジーニアス)。


さて、ジーニアスは議論を終了させるのも halt だといっているが、しかしセンチュリーは採用していない。


意図的な停止なのか、それとも事故による停止なのかは、halt では、特に決まっておらず、文脈による。


come to a halt 「止まる」

というふうに自動詞的な用法もあります。


典型的な例文は

The train came to a halt. 「電車は停止した。」(ジーニアス、鉄緑「電車が停止した」)

です。

動詞 pause は「小休止する」「少し中断する」の意味(東京3000、旺文社1900)。桐原3000・4500には書いてない。

名詞 pause は「小休止」「少しの中断」の意味。

単語集にはないが、会話が少しとぎれたり(ジーニアス)、言葉にためらうときも(センチュリー) pause で表現する。

しかし、事故などで交通が止まったりすることは、言わないようである。辞書では、そういう例は pause の項目では見当たらない。

暗記としては、pause は、停止・中断よりも「小休止」で覚えるのが良いだろう。


freeze は、物理的に「こおる」のは当然、freeze である(旺文社1900、東京、桐原)。低温で「こおらせる」も freeze である(旺文社1900、東京、桐原)。

資金などの凍結も freeze である(旺文社1900、ジーニアス、センチュリー)。

活用は freeze - 過去形 froze - 過去分詞 frozen である。


過去分詞 frozen は形容詞的につかうこともあり、たとえば「冷凍食品」 frozen food などがある(桐原4500)。

警官の命令の Freeze は「動くと撃つぞ!」という強い命令(ジーニアス)。

1992年の w:日本人留学生射殺事件 での警官の警告命令が freeze であった。日本でも1992年の事件当時、マスコミでよく freeze の停止命令の意味が紹介された。一説には、発音の似ている「お願いします」 Please と被害者が聞き間違えた可能性もあるとも報道されていた。


投資と投機

speculate 投機する

invest 投資する


まず、日本語で「投機」(とうき)というのが、批判的に株取引などの金融市場の取引を言う表現。

日本では、株取引などで、株価など価格の変動による「利ざや」を目的に、株の売り買いをするのが「投機」だとよく言われる(三省堂『新明解国語辞典 第八版』。岩波書店『広辞苑 第4版』)。

なお、「利ざや」は英語で margin (マージン)である(旺文社1900)。

また、物価や株価や金利など相場の「変動」や、水面などの「波動」は fluctuate である(ジーニアス、センチュリー)。


マージンについて、大学で経済学を学ぶと、「限界代替率」(げんかい だいたいりつ)などとして形容詞 marginal を使った用語が最初のほうで出てくるので、margin には経済用語的・経営用語的な意味があるのも知っておこう。なお、経済学でいう限界~とは、投入するコストや労働力などに対する、その出力としての成果の比率のこと(厳密には違うが)で、要するに経済学的な入力と出力との比率のこと。

桐原5500と東京書籍4500には margin がない。

margin の意味は、本など印刷物の「余白」、「利ざや」である(旺文社)。


fluctuation について、桐原4500のみ、本文中で「変動」として例文ありで紹介している。旺文社1900には巻末に単語と意味だけある。東京書籍4500には fluctuation はない。例文は難しいので紹介を省略する。

なお株によって利益を得る方法は、上記の売却による利ざやのほかにも、株主に対して保有株数に比例した金額ぶんだけ会社から金を受け取れるという、配当金(はいとうきん)というのがある。

なお、「投資」は、株取引などの金融証券の売買のほかにも、たとえば企業の経営者が「設備投資」をするとかいうように、経営する会社の資本を増やすために所持金を出すという意味もある。

なお、スペルの似ている spectate は「見物する」。「見物客」spectator である。このことは頭の片すみに覚えてもらいたい(理由は後述)。


さて、投機の意味もあるほうの speculate は意味が幅広い。単語集では桐原5500、東京書籍4500、旺文社1900、鉄緑が speculate を紹介している。

結論から言うと、speculate の意味は「推測する」「熟考する」「投機する」である。

特に大した根拠なしに「推測する」(guessに近い)の意味がある一方で、まったく逆の「熟考する」の意味もある。

東京書籍4500は speculate を「あれこれ考える」としている。


なぜこういう逆の意味があるか、ジーニアスの考えによると、ヒントは「見物客」 spectator である。

「投機する」speculate の冒頭の spec- も同じ接頭辞であり、「投機する」speculate のもともとの意味は「観察する」ような意味だったのだろうというのが、ジーニアスの説である。

観察して考えた結果や思考法が適切なら「熟考する」になるし、そうでなくて観察して考えただけなら「推測する」と言われるわけである。


ただ、現代では投機のイメージからか、あまり「熟考する」の意味では使わないようである。実際、センチュリー英和で speculate(「投機する」)を見ても、「熟考する」は無い。


名詞形 speculation は「投機」・(株などの)「思惑買い」・「推測」・「熟考」・「空理空論」の意味(ジーニアスで確認。「熟考」以外はセンチュリーにもある)。

speculator は「相場師」「投機家」の意味。日本でも近年、スぺキュレーターという場合もある(ジーニアスでは片仮名でも紹介している)。


「腐敗する」

rot, decay


rot (ラト)と decay (ディケイ)の意味に違いはない。英語では rot のほうが一般的。

だが単語集では、桐原5500にしか rot がない。

decay は東京書籍4500巻末と、鉄緑と、、旺文社1900、桐原5500、にある。おそらくだが、rot が大半の単語集にないのは、decay のほうが下記のように「虫歯」にも使えて日本人に使いやすいだろうという配慮だろうか。

「虫歯」a decayed tooth

のように(桐原5500、センチュリー、鉄緑 tooth decay)、一部の表現では慣用的に decay を使う(桐原5500、旺文社1900)。

食品や死体の腐敗にかぎらず、建物の朽ちるようすや、制度などの退廃・劣化するようすまで、rot または decay でそれぞれ表現できる。


単語集にはないが、活用は rot - rotted - rotted と規則変化である(センチュリーで確認)。

だが、形容詞 rotten (「ロトン」)というのが存在しており、「腐った」という意味である。食品の腐敗から、道徳的な腐敗まで、いろいろと rotten で形容できる(ジーニアス、センチュリー)。

a rotten apple で「腐ったリンゴ」である(センチュリー)。

This apple is rotten. 「このリンゴは腐っている」(鉄緑そのまま)

のように文章で表現することもできる。

a rotten meat で「腐った肉」である(ジーニアス)。


ほか、鉄緑いわく、政治などの「腐敗」も、 rot や decay で表現できるとの事だが、しかし辞書ジーニアスやグランドセンチュリーなどでは確認できなかった。


汚染する

pollute と contaminate

辞書的な本来の用法では、pollute と contaminate には違いはなく、両方とも「汚す」「汚染する」の意味。

辞書にはない情報だが、半導体製造など精密な電子部品の製造では、生産の歩留り(ぶどまり)を低下させる、肉眼では確認できないサイズの微小な異物の混入には contaminate を使うなど、業界によっては contaminate を使っている(出典は特定企業なので挙げないが、ネット検索で「半導体 コンタミ」など調べれば、いくらでも民間企業のホームページが出てくる)。

ジーニアスだけ、contaminate の意味に「不純にする」とあるが、ここでいう「不純」とは不純物の混入のこと。

そのほか、日本では、産業の知的財産の分野では、自身に使用権のない他社・他人の特許権や著作権などが、自社・自分の生産物に混入することも「コンタミ」と呼んでいる。「汚染」というより、混入によって品質低下をさせるようなニュアンスで、「コンタミ」が用いられる。

日本語の「コンタミ」は企業では上記のような使われ方もするが、だが英語では「自動車の排気ガスが空気を汚す」とかにもcontaminate を使っていいし(センチュリー)、「タンカーから流出した油が海を汚す」にも contaminate を使っていい(ジーニアスで確認。旺文社に似た例文)。

海上でのタンカーの石油流出の場合、

contaminate the sea 「海を汚染する」

のように使う(旺文社)。


細菌の汚染にもcontaminate を使ってよく、桐原5500に紹介されている京大過去問の例文が、バクテリア(bacteria)による井戸(the well)の水の汚染である。

単語集では、桐原5500と欧文社1900が contaminate を紹介している。東京書籍は紹介せず。

ジーニアスによると、「汚染血液」contaminated blood という単語も紹介されている。そういうニュアンス。


ほか、政治などの「汚職」や「買収」は corruption である(桐原4500、旺文社1900、東京書籍 巻末)。

形容詞 corrupt で、政府などが「腐敗した」、生活などの「堕落(だらく)した」の意味でもある(東京4500の巻末、ジーニアス、センチュリー)。


「寛容」tolerance とは何か

寛大 generous


単語集や辞書によれば、名詞 tolerance は「寛容」だし、動詞 tolerate ~ は「~を寛容する」だが、では英文和訳における「寛容する」とは何かという問題がある。

つまり、類似概念の「許す」(allow など)とか、「我慢する」(endure など)とか、「受け入れる」(accept など)とかとは、「寛容」は何がどう違うのかという問題がある。

そういうのを無視して「寛容」tolerance とだけ和訳を覚えても、使えるようにならない。


高校生物の免疫の分野でいう「免疫寛容」(めんえき かんよう、 immune tolerance )が、半分だけ外来語にすれば免疫トレランス ( immune tolerance )である。 なお、「免疫」は英語で immune である。

免疫寛容については、普通に高校生物の教科書に買いてあるので、それを読め。

ほか、工業高校の機械科で習う、加工精度の「寸法公差」(すんぽう こうさ)が英語でトレランス tolerance である。


図面で寸法をたとえば10ミリとか指示しても、原子1個の違いもなくピッタリ同じ寸法の10ミリに作るのは人間には無理なので、よって、どの程度までなら寸法の誤差を許容できるかという指示が図面などの寸法の指定には必要である。そういう加工の許容差のことを「公差」という。

ジーニアスやセンチュリーの tolerance にも、「公差」が書いてある。


ほかの分野では、辞書によると、医療などにおける薬品などに対する「耐性」や「抵抗性」のことを tolerance という。抵抗では。寛容とは逆の意味のような気もするが、おそらく意味が転じたのだろうか。

こういうのを無視して「寛容」tolerance とだけ和訳を覚えても、近現代の英文学しか読めないし、そういう仕事だったらグローバル企業は英米人の母国語話者に依頼するので、和訳だけ暗記しても欧米での仕事はゲットしづらいだろう

理系の分野では、寛容というより、「許容」と考えたほうが良いかもしれない。

さて、東京書籍4500にtolerate の意味には「・・・を我慢する」とある。桐原5500には、tolerance の意味のひとつに「我慢」とある。

寛容な社会には、その社会の構成員の個々人には、我慢が必要なのである。たとえば、「言論の自由」のある寛容な社会には、自分を批判される言論にも我慢しなければならないというわけである。

寛容は我慢を伴うのは、高校生でも英単語集で tolerance を勉強すれば分かることである。

桐原5500は tolerance の基本的意味を「(宗教・人種などに対する)寛容さ」としている。しかし東京書籍は「彼は誤った日本語の使い方が我慢できない。」という例文でも tolerate を使っている。

なお、1689年にイギリスで信教の自由を認めた法令で Tolerance Act というのがある(ジーニアス)。おそらく桐原5500のは、それを意識した意味説明だろう。またなお1689年はイギリスで『権利の章典』が成立した年。高等学校世界史B/イギリス革命

いわゆる「名誉革命」の一部。

単に、なんとなく我慢するのではない。そこが、endure など他の動詞との違いであろう。

日本の昭和の戦後の高度経済成長時代に、自民党の時の首相の池田勇人(いけだ はやと)が「寛容と忍耐」をとなえたというが(共産党や社会党などとの対立を避けるべし、という文脈)高等学校日本史B/高度経済成長の日本、これはおそらくトレランスの和訳だろう。


generous 「寛大」

東京書籍いわく、主にお金に対して気前がいいときに、よく使われる表現。

グランドセンチュリーも、明言していないものの、お金に気前がいい例文が多い。

だが、他の単語集だと、「寛大にも許してくれた」的な感じの文にも使われる。


He is generous with / for / to ~ 「彼は気前よく~」「彼は~に寛大だ」

のように使う。

よくある例文は、

My father generous with is money. 「父は気前よく金を出す」(グランドセンチュリーに似た文、東京書籍に似た文、ジーニアスは they で「彼らは金離れがよい」「彼らは気前よく援助する」)

のように、withの後には、気前よく提供されるものが来る。

鉄緑単語集が、generous と tolerate を類義語として同一ページで紹介している。


語源としては、「高貴な生まれ」という意味らしく(ジーニアス、グランドセンチュリー)、グランドセンチュリーいわく、genusが「種族」とのこと。

遺伝子のことを gene と言いますし。


「高貴なので、金払いなどに気前がいい」という発想か。


名詞形 generosity は、捕虜を寛大に扱う、という例文が辞書によくあるが、英語例文が微妙に違うので、著作権のため省略。


generous を(「寛大ではなく」)「寛容」と和訳しても良い(グランドセンチュリー)。


時代

era , period, age


era は、歴史などで使う。

period は、期間の長短に関係なく使う(鉄緑、グランドセンチュリー)。


period も歴史の「時代」で使っても良い。

たとえば、

the Edo period 「江戸時代」(東京書籍、グランドセンチュリー、)


歴史と関係なく period は使える。

たとえば

for a long period 「長い期間」(鉄緑、ジーニアス)

for a short period 「短い期間」(鉄緑、ジーニアス)


この例文のように、長短に関係なく period は使える。


period に「授業時間」の意味もある(桐原4500、旺文社1900)。なお、桐原の例文は無し。旺文社はもとから巻末あつかいなので例文は無し。


これだけだと「授業時間」の用法を覚えづらいので、次の周期を覚えよう。時間割は周期的なので。

period には、「周期」という意味もある。このため、たとえ period 「時期」の和訳は単なる「時期」でも(東京書籍4500)、週机上のある時期という用法もあり、たとえば東京書籍の例文がそういうので「去年の同じ時期」という例文。

こういう周期的なことにも period は使える。


ただし、本ページでは周期と関連づけて 授業時間を説明したが、辞書はその立場ではない。

辞書では、「授業時間」ではなく、授業などの「時限」という和訳である。

文末の終止符のピリオド period と同じ語だが、文を区切って終わらせるように、なんか時間を区切るので「時限」というニュアンスだろうか。


もちろん、江戸時代のように、周期でない「時代」にも period を使ってよい。つまり period は多義語。




このように使い勝手の良い period だが、意外なことに旺文社1900では巻末おくりで、例文なし。period は TEAP(そういう資格試験がある)によく出る英単語らしい。


age は普通、eraよりも長い(鉄緑、ジーニアス、グランドセンチュリー)。


「明治時代」は the Meiji era である(旺文社1900、鉄緑、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

in the Meiji era 「明治時代に」(鉄緑)


よくある例文は、

We live in an era of ~(名詞). 「私たちは~な時代に生きている」(桐原4500、旺文社1400)

なお、epoch は、era の幕開けのこと(ジーニアス、鉄緑)。

鉄緑しか epoch を紹介していない。つまり、旺文社1900にすらない。

余談だが、エポックメイキング epoch-making は正式な英語(ジーニアスにある)。和製ではない。

epoch-making は形容詞であり、新時代を切り開くように「画期的な」という意味(ジーニアス、グランドセンチュリー)。



領土・領域 territory , realm, area,

領土 land, realm

分野 domain, realm, field


国土とか私有地など、実在する場所的な意味での「領土」「領域」は territory で良い。

一般的に、物理的かつ場所的な意味での「領土」「領域」は territory で良いだろう。

realm (レルム)は、「王国」のような意味があるので、ややニュアンスが違う。

realm は発音注意で、「レルム」と読む(桐原5500、旺文社1900)。


学問の「分野」や、そのほか知識や文化などの「分野」のことは、 domain や field という。(桐原で realm の類義語として filed を確認)

realm は、「新しい領域を切り開く」みたいなニュアンスで、使われる。

よく、学問や思想(the thought)や芸術(the art)の分野を「切り開く」とか「領域を広げる」などの場合に realm が使われ(ジーニアスで「学問」を確認。センチュリーで「思想」や「芸術」)。

「空想の世界」もthe realms of fantasy とか(旺文社)、「想像の世界」も the realm of imagination とか(ジーニアス)、そういう使われかたをする。


domain は、古語では「領土」の意味もあったが(ジーニアス)、今日では territory など別の単語のほうが使われるだろう。

「科学の領域」the domain of science だとか(ジーニアス)、「医学の領域」the domain of medicine のように(センチュリー)、あるひとつの学問全体、または専門分野などの「領域」のようなニュアンスで domain が使われる。

インターネット用語で、ドメイン・ネーム domain name というのがある(旺文社、ジーニアス、センチュリー)。


land は、単語集では桐原3000および東京書籍3000にある。

ジーニアスでも確認したところ、たとえば「私有地」 the private land みたいに、割と普通にも使われる。

なお、「私有地」 estate (発音「イステート」)と一言で言い換えもできる。なお、estate には、「財産」という意味もある。real estate で「不動産」の意味(旺文社1900)。

estate は、親からの遺産や、子への相続などの文脈で、よく使われる(たとえば東京書籍4500および旺文社1900の例文が相続)。

旺文社は estate を発音注意としているが、東京と書籍はしていない。

日本でも、よく不動産会社などで「〇〇エステート」という表記を見かけるだろう。

estate には「地所」(じしょ)の意味もあるが(東京書籍4500、桐原4500)、そもそも「地所」と言われても何であるのか、高校生には分からない。


まとめると、estate の意味は「財産」「所有地」「地所」である(東京書籍4500 「所有地」。桐原4500)。

さて、land の話にもどる。ジーニアスでも確認したが文芸などでは「国」という意味でも land は使われる。なお、単にある「国」について言いたい場合、現代では a country を用いるほうが普通だとセンチュリーは言っている。

もしかしたら、国名でイングランドとかスコットランドとか接尾辞に「ランド」がつくので目にする以外は、なかなか見る機会はないかもしれない。


国のイメージで私有地などはイメージはわきづらいが、しかし land は私有地などでも可能である。

典型的な例文として

「土地の価格」 the price of the land

がある(桐原3000、ジーニアス)。


land は、海に対する「陸」の意味でもあり、海から「上陸する」などの文脈で、land が名詞「陸」および動詞「上陸する」の意味でも使われる(東京書籍3000)。

なお、空に対する「地上」には ground を使う場合と(東京書籍3000)、land を使う場合とがある。このため、動詞 land には「着陸する」の意味もある(桐原3000)。

だからよく、航空事故やハイジャックなどで不時着しそうな飛行機をなんとか着陸させようとする際に、「ソフト・ランディング」とか「ハード・ランディング」とか言う。ジーニアスで派生名詞 landing を見ると、a soft landing および a hard landing は書いてある(ジーニアス)。

株式市場などでの暴落・高騰(なお、「高騰」はgo sky-high)や恐慌などパニック的な市場変化に対する対応などで、急激かつ短時間に強硬的に対応するのを「ハード・ランディング」などというし、逆に時間をかけたりして市場の反応をみつつショックの少ないように対応しようとするのを「ソフト・ランディング」という(経済学的には細かな定義は違うかもしれないが、英語の教科書なので深入りしない)。

ジーニアスで、英語でも、経済などでも soft landing や hard landing を使う。

なお、飛行機が「離陸する」は take off である(東京書籍3000)。

「風景」 landscape や、「雪景色」snowscape など、ついでに覚えておきたい(旺文社1900に landscape など)。

「地雷」mine は landmine とも言う(旺文社1900)。なお、「鉱山」を意味する mine と、「地雷」を意味する mine は、同じスペルで同じ発音(旺文社1900)。


財産

estate, property, fortune


資産 asset

不動産 real estate, real asset


買う buy . purchase


property (プロパティ)には「財産」の意味もあるが、「所有権」の意味もある(旺文社1900巻末)。

なるべくpropertyは「所有権」で覚えよう。

「財産」なんぞ、estate(イステート) や fortune(フォーチュン) でも言える。


日本国憲法でも

第二29条(抜粋) 財産権は、これを侵してはならない。
The right to own or to hold property is inviolable.

とある。直訳すると「財産を所有または保持する権利は不可侵」となる。


そのほか、パソコン用語で「プロパティ」などの用語があるが、説明を省略。


貸借対照表などでいう「資産と負債」というときの「資産」が asset

なお、

assets and liabilities「資産と負債」(旺文社1900、ジーニアス(貸借対照表に言及)、グランドセンチュリー)


なので、企業の資産がうん億円とかうん億ドルとか言うときの「資産」も asset である(旺文社1900)。


「不動産」を real asset という場合もある。


なお、real estate ともいう。estate については別の単元で説明済みなので省略。

大まかにいうと、estate は、親から子へ引き継がれる「財産」というニュアンスがある。

(※ 範囲外)なお、「賃貸(ちんたい)物件」は rental property である。[2]


なお、桐原4500には asset の掲載が無い。

東京書籍4500には巻末にある。


特技などの利点もasset である(ジーニアス)。

正直さなどの良い性格が「強み」だとか言う場合も asset を使ってよい(東京書籍)。

企業の資産も、なるべく活用して、その企業の強みとするために存在しているんであって。


「買う」は、buyのほか、purchase がある。

purchase のほうが、形式ばった言い方(旺文社1900、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

なのでpurchase「購入する」 のように単語集では意味が書かれる。

ほか、重要な点として、動詞だけでなく名詞 purchase 「購入」の意味もある(東京書籍、桐原、旺文、辞書)。

なぜか鉄緑だけ、名詞形「購入」の意味を紹介していない。

辞書を見ると、いちおう buy にも「買う事」とあるが、口語であり、しかも安物を買うことである。


purcahse について辞書を見ると、よく家や土地といった不動産の買い物を purchase で表現している。

しかし、別に安いものを買ってもよく、そういう例文もある(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


「買い物をする」make a purchase または複数形で make purchases

である(旺文社、東京書籍の例文)。

一見すると東京書籍に make a purchase が無いように見えるが、例文をよく見ると 複数形の make purchases が書いてある。


なお、語幹の -chase は、「追いかける」という意味であり、英語の動詞 chase と同じ。

ただ、この語源を知ったところで、purchase の「購入する」とはギャップが大きい。結局、覚えるしかない。

発音注意(桐原、旺文社)。purchase の読みはパーチェスである。チェイスではない。



合体

integrate, synthesize

企業合併 merge

組み合わせる combine(コンバイン)

同窓会 reunion, homecoming(※ 範囲外)


  • synthesize

化学合成するのは synthesize である(旺文社1900)。

なので旺文社1900では「合成する」で synthesize を紹介している。

形容詞は synthetic 「合成の」である。

東京書籍いわく、 synthetic chemicals 「合成化学製品」とのこと(東京書籍4500 巻末)。

単語集にはないが、音楽の電子音楽をつくるのに使ったりするシンセサイザーも英語で synthesizer である(ジーニアス、センチュリー)。たぶん音楽の教科書なら紹介があるのだろうか。

ほか、植物の「光合成」は photosynthesis である(鉄緑)。

「合成繊維」synthetic fibers である(鉄緑は末尾sなし、グランドセンチュリーは末尾sあり)


辞書をみても、特にintegrate ほかの類義語とは紹介していない。

  • integrate

次に言うのは単語集にはない説明だが、数学の微分積分の「積分」は integral (インテグラル)である。


ほか、よくある例文が、複数のアイデアの統合で、

integrate my ideas with ~(別アイデア)

みたいにして、「~の考えを私のアイデアと統合する」のように使う(センチュリー、旺文社)。

integrate 〇〇(アイデアA) with □□(別アイデア)

のように使う。


パス単準1級が言うのは、学校を「統合する」も integrate で良いとのこと。例文で学校の統廃合とは、少子化の世相を反映した例文だこと。


ジーニアスでは、ヨーロッパ連合 EU の統合を integrate で説明しているが、しかし Union だから unite ではないかという疑問がある。

なお、「欧州連合」European Union も高校英語である(東京書籍4500)。

なお、reunion (リユニオン)「同窓会」である(旺文社1900)。日本では最近はホームカミングデーとか言ったりするが、homecoming「同窓会」はアメリカ英語(グランドセンチュリー)。

reunion をグランドセンチュリーは、同窓会のさいの「クラス会」だと主張しているが、しかしジーニアスでは確認できず、ジーニアスは単にreunion を「同窓会」としており、旺文社とジーニアスは同じ見解。


union 「団結」「組合」「結合」の意味がある(旺文社1900、東京書籍4500巻末「結合」あり、鉄緑「組合」のみ)。よく「組合」の意味が単語集に書いてある。

a labor union 「労働組合」

桐原4500に union が無い。


「企業合併する」は merge である。なお、名詞形は merger である(桐原5500、旺文社1900)。

「M&A」(発音「エム・アンド・エー」)で「合併買収」を意味する、経済の専門用語である。日本でも新聞などで広く知られているので、merge も英単語として覚えておこう。

M&A は merger and acquisitions の略である(旺文社)。


なお、単語集にも辞書にもない、パソコン用語で merge は基本的な操作のひとつで使われている。いわゆるコピーペースト時の同じ名前のフォルダの「統合」でmergeを使う。

同じ名前のフォルダを上書きコピーする場合に、もとのフォルダ内にあったファイルを残したまま、新規ファイル側で追加されたファイルも「統合」できるが、この動作も、merge である。

たとえば、USBメモリ内にフォルダ名「新しいフォルダ」をつくって、そこにファイルをいくつか入れて、たとえば「aaa.txt」「bb.txt」を入れておく。

USBメモリでなく、パソコン側で、別に「新しいフォルダ」をつくっておき、そこに「cccc.txt」を入れる。


パソコン側の「新しいフォルダ」をマウスの右クリックでコピー選択して、それをUSBメモリに貼りつけると、フォルダ名が同じなので、フォルダが統合されて(merge されて)、 、つまりUSB側のフォルダに「cccc.txt」が追加される。

結果的に、 USBメモリ側のファイルの中身は、「aaa.txt」「bb.txt」「cccc.txt」の3つになる。

こういうのがmerge 。要するにフォルダの統合のこと。


combine (コンバイン)は、合体ではなく「組み合わせる」。

名詞形のcombination (コンビネーション)は「組み合わせ」の意味である

コンビネーションは、別に合体してひとつのものになるわけではなく、組んでいるのが人間どうしなら、たまたま一緒に行動していたりするだけである。

あとで用事が済んだら分かれるわけである。なので合体とは違う。


ほか、「合成写真」a composite photograph である(Z速読・上)。


牢獄・監獄

prison ,jail


その牢獄が prison か jail なのか、アメリカ英語かイギリス英語かで違ったり、また拘置所か刑務所かで違うので、深入りしなくていい。

旺文社が jail を紹介している。

辞書で確認したところ、prison と jail の両方とも、それぞれ刑務所と拘置所の意味があるので、日本人には区別は難しい。


高校生としては、単に、prison と jail の2つの言い方があることだけを知っていればいい。

東京書籍には break out prison で「脱獄する」だが、しかしセンチュリーいわく break prison でも通じるとのこと。


「囚人」(しゅうじん)はprisoner である(東京書籍4500、桐原4500)。

prison のほうが、派生名詞 prisoner で「囚人」も言えるからか、桐原と東京書籍の単語集には prison のほうしか紹介していない。

go to prison で「入獄する」である(桐原)。

ほか、

be in prison 「刑務所に入っている」(旺文社、センチュリー)

たとえば

She is in prison. 「彼女は刑務所にいる。」

である。

なお、ジーニアスは be in prison を「服役中(拘留中)である」と和訳している。


poison, toxin


「毒」の一般的な単語は poison である(東京書籍1800、桐原4500、旺文社1400(緑本))。辞書では特に名言されてないが、poison を紹介している単語集のレベルや配置からそう考えるべきだろう。

poisonで、「毒」「毒薬」などから(ジーニアス、センチュリー)、さらには社会への「害毒」なども表現できる(センチュリーで確認)。

東京書籍1800に poison がある。初等的な単語として扱われている。


toxin (トキシン)は、たとえばフグ毒のテトラドトキシンのように、毒の成分の名前などで出てくる。

だから toxin は「毒素」という訳がふさわしい(ジーニアス、センチュリー)。

単語集にはテロラドトキシンは書いてないが、このように英語の理解には理科的な知識も必要である。

なお、フグ毒の成分のあれは「テトラド・トキシン」と発音する。けっしてテトラ・ドトキシン(×)ではないので注意。


単語集には形容詞 toxic 「有毒な」が書いてあるが(東京書籍4500、旺文社1900)、形容詞 poisonous 「有毒な」との区別が難しい。

だから名詞 toxin 「毒素」を基準に覚えるべきであろう。

単語集にはない語だが「毒物学」は toxicology である(ジーニアス、センチュリー)。

旺文社1900と東京書籍に toxic の意味で「有毒な」のほかにも「中毒性の」が紹介されているが、しかしジーニアスやセンチュリーでは確認できなかった。



驚かせる

surprise, astonish , startle

驚いた amazed ,surprised , astonished


まず、「驚かせる」の一般的な単語は surprise である。

surprise は意味が広く、たんに「びっくりさせる」から、「驚異的な~」「おどろくべき」みたいな形容でも surprising などが使われたりと、意外と意味が幅広い。


驚きの大きさの程度の順序は、鉄緑いわく、

surprise < astonish < astound < startle (右側ほど、大きな驚き)

である。astound は鉄緑以外の単語集では紹介されておらず、旺文社1900にも無い。

さて、「とても びっくりした」なのが startled (過去分詞)である。現在形だと startle になる。ただ、意味が強いので、かなり大きな出来事がないかぎり、 軽々しく startle を使うのは問題。

ジーニアスは、「彼女の急死の報に接して私はびっくりした。」という例文で startleを使っている。

センチュリーは、ほかの文で「仰天する」とか訳している。


be startled 「びっくりした」

のように、surprised などと同様に startle でも受け身形でびっくりしたことを表す。


astonish は、surprise よりも意味が強い。だが astonish の用法・用例は surprise とほぼ同じ。

be astonished 「驚いた」

である。


amazed も「驚いた」の意味である。

なお、スペルの似ている amused「楽しそうな」とは違う単語である。混同しないように。

amazing「すばらしい」の意味なのに、amazed「驚いた」と例外的な用法である。


ほかの感情系の単語はそうではなく

amusing「楽しい」→ amused「楽しそうな」

boring 「うんざりさせる」→「うんざりした」

disappointing「がっかりさせる」 → disappointed 「がっかりした」

exiting「興奮させる」→excited「興奮した」

interesting 「興味深い」→ interested 「興味を持った」

surprising「驚くべき」→surprised「驚いた」

tiring 「つかれさせる」→ tired 「疲れた」

である。

tired だけ例外的に感情とは限らないですが、上記のamuse からsrprised までの ~ing → ~ed の単語は基本的に感情にかかわる単語です。


文法事項だが、前置詞 to の用法で、

「(私が)失望したことに、」 To my dismay,

である。

To my ~ では、名詞形を使う。

だから、To my surprise, 「驚いたことに」とか、To my relief 「安堵したことに」のようになる。


fire, flame ,

特殊な強い火 blaze

停止する cease, suspend


「火」の意味での fire と flame の違いは不明。辞書を見ても、特に言及は無い。

fireと flame で辞書を確認したかぎり(ジーニアス、センチュリー)、別に flame のほうが火力が高いとか低いとか、そういうのは無い。

fire と flame の両方とも、「情熱」や「熱情」などの意味もあるので(センチュリー、ジーニアス)、ふつうの日本人には、そこからは区別はつかない。


fire には、単純な「火」のほかにも、火事の意味や、軍隊などの「射撃」命令の意味もある。

だからか、名詞 cease-fire で「停戦」の意味(東京書籍4500、ジ-二アス、センチュリー)。

cease (シース)は、しばらく続いていたものが「停止するの意味」である。このため、単なる停止とは違うので、stop とは違う。単に固い言い回しなだけではない。

cease は停戦のほか、工場などでの製品の生産中止などにも使われる(ジ-二アス、東京書籍)。


cease production 「生産を中止する」(ジ-二アス、東京書籍4500)

または

cease producing ~(製品) 「~の生産を中止する」(桐原4500)

ほか、cease to exist で、国や村などが「消滅する」の意味(旺文社、ジ-二アス)。

なお、「しばらく」は英語で for a while などがある。


なお、停学とか運転免許停止だとか、処罰的かつ法的な「停止」には、よく suspend が使われる。

suspend one's driver license 「~の(one's) 運転免許を停止する」(東京書籍、旺文社)


経済制裁による貿易停止とかも、suspend で良い。

処罰にかぎらず、鉄道や飛行機などが悪天候や他者の事故などで停止している場合も、 suspend が使える(ジ-二アス、センチュリー)。ジ-二アスでは、こちらのほうを第一の意味にしている。

こういった「停止」の意味の名詞形は suspension (サスペンション)である。


小説などのサスペンス作品も、語源は suspend である。サスペンス suspense の意味の変遷はおそらく、

停止されていた未解決 → 結果が分からない → ハラハラする → 不安になる

のような意味の変遷だろう。


範囲外だろうが、動詞として file には「火をつける」という他動詞の意味がある。いっぽう、flame だと「燃える」という自動詞の意味になる。ただし、そこまで出ないだろう。実際には名詞 fire でも catch fire 「火がついて燃える」のように慣用句というか成句がある。

辞書で fire を見ると、いくつも成句があって、それをいちいち覚えるのは高校生には無理である。なので、飛ばそう。


旺文社1900に、英検準1級の単語として、blaze (ブレイズ)が書いてある。東京書籍4500および桐原4500・5500は blaze を紹介していない。

このように、英検の出題範囲と、大学入試との出題範囲とは異なる。英語の勉強では、自分の目的に適した教材を選ぼう。

ジー二アス・センチュリーによると、blaze とは flame よりも強い火のこと。ほか、強い光にも blaze を使うとのこと(ジー二アス、センチュリー)。

夕暮れ(ジー二アス)やカエデの紅葉(センチュリー)などで辺り一面が赤く染まって見えるような場合にも blaze を使う(ジー二アス、センチュリー)。


なお、動詞 fire には「解雇する」の意味もある(東京書籍3000、ジーニアス)。

受身形で

be fired from ~(会社など) 「~(会社など)を解雇される」

の意味である(東京書籍3000、ジーニアス)。

解雇の意味では東京書籍にしか書いていない。桐原3000は「発射する」までは書いてあるが、解雇はない。旺文社1200に至っては、火しかない。

しかし、啓林館の検定教科書 "Revised ELEMENT English Communication II" にある、スティーブ・ジョブス(米アップル創業者)の伝記に、解雇の fire が書いてある。



編集・編纂(へんさん)

edit ,compile


辞書を「編集する」場合、compile (コンパイル)で表す(ジーニアスで確認)。

compile a dictionary 「辞書を編集する」

である。桐原5500の例文も、辞書の編集である。


旺文社は音楽アルバムの編集をcompile で書いているが、どうなんだろう。

旺文社によると、

歌手のライブ録音 → 音楽アルバム

という変換の過程が compile らしい。


とりあえず、「編集」の一般的な語は edit だと思っておけば良いと思われる。


ほか、コンピュータに compile という単語があるが、意味が少し上記とは違うので、説明を省略。



割り当てる

assign, allocate

割り当てられた仕事 task, assignment


慣用的に、assign は仕事や課題そのものを割り当てるのに使い(桐原4500)、allocate は仕事またはその他の何らかの目的のために必要な予算などを割り当てるのに使うが(旺文社)、

しかし実はassign でも予算の割り当てをできる(センチュリーに部屋をあてがわれる例文あり)。

よって、入試には、これらの正誤判定問題は出ないだろう。


ただし、名詞形 assignment は、割り当てられる「任務」や「課題」のことである(旺文社、東京書籍)。東京書籍の訳が「任務」。(ただし、ビジネスの世界では task 「作業」などを使うほうが平易だろう。なお、taskは普通、「割り当てられた短期的な仕事」を指し(桐原4500)、一定期間にやるべき仕事を指す(桐原4500「一定期間にすべき」、ジーニアス)。)

ともかく、普通、「人間に」仕事を割り当てるには、動詞は assign 「割り当てる」を使う。

いっぽう、allocate は、an allocated task 「割り当てられた仕事」のように(グランドセンチュリー task)、仕事を目的語として使うのが allocate である。


その証拠に、範囲外だが、名詞 assignee は、分担されるなどした各仕事のそれぞれの「担当者」のことである。もっともジー二アスにはその意味が書いてないが、しかしジー二アスが古いだけである。なおジー二アスには assignee は「権利・財産などの譲り受け人」と書いてある。

「担当者」の意味がウソだと思うなら、たとえば 海外のオープンソース・ソフトウェアのバグ報告サイト( Bugzilla (バグジラ)など)に確認しに見にいってみればいい。バグ一覧表で、報告されたモジュールの担当者の列の一番上に assignee と書いてある。

また、各バグの題名の列には summary と書いてあり、1~2行で報告者は、バグの内容をまとめている。英語 summary はこういうふう1~2行の要約にも使うので、日本語「要約」とはニュアンスが実は少し違う。


同様に、名詞形 allocation は、割り当てられる「配分」のことである(旺文社)。


普通、 assign ~(仕事) to 〇〇(人) で「〇〇(人)に~(仕事など)を割り当てる」

なお、速読英単語・↑で、「無作為に割り当てられた」randomly assigned という表現もある、早稲田大学の過去問で、早稲田オリジナルの長文にあり、「ある大学の新入生は、保守的な学生または進歩的な学生のいずれかと一緒に生活するように無作為に割り当てられた。」という長文の中の一節である、


桐原4500・5500および鉄緑に allocate は無い。センチュリーのallocate には例文が無い。東京書籍4500は巻末でallocateを紹介。

市販の教材では、allocate は紹介の少ない単語である。

allocate は英検1級の単語とのことだが(パス単1級)、しかし下記のように、割とIT系では普通に使う。

IT業界での使い方は、たとえばLinuxなどのOSのインストール要件に「ドライブに20GBの空き容量が必要」というソフトなら

20GB unallocated drive space

とか書いてあったりする。こういうふうに allocate は使う。

「まだWindows 用に割り当てていない空き容量がドライブに必要ですよ。」というニュアンスがある。いくらWinodws内で空き容量があろうが、そこはWindowsに割り当てされてしまっているので、Linuxのインストールには使えないというニュアンス。

なお、旺文社1900での allocate の例文は、予算の割り当ての話。


ほか、時間を割り当てるのも allocate を使える(東京書籍4500巻末、速読英単語・上)。


語幹としては、assign には sign が、allocate には locate があるが、しかしそこから意味を連想するのは難しい。直接的に現代の意味を覚えたほうが早いだろう。


迷路

maze, labyrinth

a maze of ~ で「迷路のように複雑な~」という意味(旺文社、ジーニアス)。

同様に

a labyrinth of ~ で「迷路のように複雑な~」という意味(ジーニアス)。


よって、スペル以外に区別のしようがない。


センチュリーで labyrinth を見ても、例文が無い。

ジーニアスで maze と labyrinth を見ても、特にニュアンスの違いは書かれていない。

よって、ほぼ maze と labyrinth は同義語だとみなせるだろう(ジーニアスmaze および旺文社 maze でも類義語としている)。


勝利

victory, triumph


triumph は、由来がカードゲームの「切り札」・「勝利札」の意味のフランス語など外国語。それが転じて、英語では triumph が「勝利」の意味になった[3]。。

名詞としての triumph (トライアムフ)は、「大勝利」「大成功」である(東京書籍4500、センチュリー)。

けっして、単に victory の固い言い回しなだけではない。

翻訳の都合で、triumph の訳が場合によっては単に「勝利」とだけ訳す場合もあるが(ジーニアスにそういう訳もある。また旺文社の訳が単に「勝利」)、しかしそれだと victory との区別を理解しづらくなる。

なので、まずtriumph は「大勝利」「大成功」と覚えるべきである。ジセンチュリーでも、基本的な意味は「大勝利」「大成功」だと説明している。

また、「(大)勝利の喜び」「(大)勝利感」などの意味もある。


triumph は動詞もあり、「勝利する」の意味である。(動詞 win の類義語。)

ジーニアスを見た限り、大勝かどうか分からない勝利でも triumph を使われている。

なので入試では、正誤問題は出ないだろう。

桐原5500で「勝利主義」triumphalism が紹介。victory とのニュアンスの違いについては、桐原のは参考にならない。


喜び、感謝 など

感謝 grateful, appreciate


喜び delight, pleasure


delight は名詞「喜び」の意味もあるが動詞「喜ばせる」の意味もある。

形容詞は2種類ある。

delightful 「楽しい」(東京書籍、鉄緑)

delighted 「喜んでいる」(東京書籍)、「愉快な」(桐)。


グランドセンチュリーいわく、「delight はpleasure より意味が強く生き生きとした快感を言う」とのこと。ジーニアス pleasureいわく「delightはpreasureより強い言葉・表情に現れた喜び」

だからか、単語集・辞書によっては delight「大喜び」などと訳される場合もある(桐原グランドセンチュリー)。

だが人によって喜怒哀楽の基準は違うので、たとえばAさんの「大喜び」はBさんの「喜び」よりも強い感情かどうかは分からない。


「To my delight, 」 「私にとってうれしいことに」(東京書籍)

「To his delight,」 「彼がとても喜んだことには」(ジーニアス)

のような使い方もある。

だがpleasure でも同様の使い方はある

To my pleasure,「私にとってうれしいことに」


動詞 gratify 「~を喜ばせる」という単語があるが、鉄緑しか紹介していない。省略する。

rejoice 「喜ぶ」という動詞があるが、鉄緑しか紹介していない。省略する。


pleasure 「喜び」

形容詞は pleasant 「楽しい」


よくある例文は

have a pleasant time 「楽しい時をすごす」(ジーニアスそのまま、グランドセンチュリー改変)


pleasantは、楽しい原因について使う。

なので、I am pleasant (×)は不可。


He is pleasant. 「彼は感じの良い人だ。」(旺文1400社を改変、ジーニアスを改変)

のように、別の意味になる。


動詞 please の受身形を使っての

I am pleased. 「私は楽しい。」

なら可能(旺文社)。


怖がる

afraid, frightened, scared


動詞 frighten で「怖がらせる」の意味。

afraid は be afraid of ~ 「~を怖がる」など、普通は SVC文型でのみ使う。


「おびえているネコ」は a frightened cat である(ジーニアス)。

an afraid cat (×)は不可。


名詞の修飾のために、形容詞をその名詞の直前で使う用法のことを「限定用法」という。

限定用法では、frightened を用いなければならない(ジーニアス)。


一方、

be frightened of ~ 「~を怖がる」

は可能である(桐原4500、)。


動詞 frighten のほうは、意味が一時的に「怖がらせる」の意味である。しかし形容詞的な過去分詞 frightened のほうは、習慣的に「イヌが怖い」のような例文もあるので(ジーニアス)、必ずしも一時的とは言えない。

センチュリーでも、「政府が税金を上げるのではないかと恐れている」という例文で frightened が使われており、一時的とは言いづらい。

ほか、名詞 fright で「恐怖」の意味(東京書籍、旺文社)。


「恐怖」fright は「闘争」flight という名詞と意味が似てるが、別の単語。なお、単語集に「逃走」flight は無い。

高校理科の生物の 『高等学校生物/生物I/生物の体内環境の維持』の闘争・逃走反応の fight or flight (ファイト・オア・フライト)とかで、もしかしたら flight の語を見るかもしれない。

「逃走」flight は、「飛行」のflight と同じ単語。「飛行」のほうの flight は単語集にある(桐原3000、東京書籍3000)。

なお、よく「飛行機のフライト」とか言うが、どういう意味かというと、飛行便の意味らしい。


「逃走」のフライトはあまり聞いたことないかもしれないが、よく経済ニュースとかで、通貨安とかでいう「キャピタルフライト」(資本逃避)とかと同じ。なお、キャピタルフライトとは、暴落している通貨や(信用失墜している)国債の売り逃げ。


東京書籍1800 では、「おびえた」を scared (スケアード)で教えています。

動詞 scare は「怖がらせる」の意味です。frighten や frightened よりも、 scare および scared のほうが口語的です(ジーニアス)。なので、scared を「びっくりした」と訳す場合もあります(桐原3000の例文、ジーニアス)。

実は1990年代には、scared は高校教育では基礎レベルでは教えていません。90年代の昔は afraid で高校英語を通していました。

もっとも、scared も be scared (+ of ~) でしか使えないです。現代の私たちは、さっさと frighten を覚えたほうが効率的です。

名詞を修飾する用法は、辞書で調べたかぎり、ないです(ジーニアス、センチュリーで確認)。

まあ、afraid は be afraid of でしか使えないので、教育が scared に置き換わったのでしょうか。


どうしてもscare を覚えるなら、単語集にはないですが、田畑にある「カカシ」 scarecrow (発音「スケアクロウ」)を覚えると頭良さそうに見えるかもしれません。

カカシで、カラス(crow、発音「クロウ」)などのトリをおどろかす(scare)から、英語でカカシをscarecrow というわけです。

なお、ネコ、ワシ、タカなどの鋭い「爪」はclaw ですし、発音は「クラー」です。混同しないように。


障害者

handicapped, disabled


可能にする enable. allow


障壁と障害物 barrier, obstacle


障害者はもともと、17世紀にイギリスで生まれたゲーム hand in cap が語源で、

それから

handicapped (ハンディキャップド)

と呼ぶようにしていましたが(ジーニアスでも時期は書いてないが古いゲームが語源だと確認できる)、物乞いの帽子を使った動作(cap in hand)と勘違いするとのことから、ほかの言い回しになりました。


challenged や disabled などが提案され、現在は disabled が言い換えとしては主流のようです。少なくとも東京書籍3000では、challenged は、disable の項目の関連語の一部として紹介しているにすぎません。

桐原4500の単語集には challenged は見当たりませんが、名詞形 disability は見当たります。

なお、東京書籍3000 の disabled の項目に、challenged 「体の不自由な」(アメリカ英語)も書いてあります。東京書籍いわく、challenged はアメリカ英語とのことです。相対的に disabled はイギリス英語です(東京書籍3000)。


単語集 disabled には書いてない話題ですが、

もともと、

動詞 enable ~ 「~を可能にする」という単語があります。enable は「エネイブル」と読みます。

それの対義語が disable 「~を不可能にする」です。disable は「ディセイブル」と読みます。このようにenable と disable とは、対(つい)になっている語です。(単語衆には書いていないですが。)


なので、本来なら、たとえば機械などで「機械の設定を変えて、~の操作を不可能にする」とかでも disable は使います。実際、インターネット上にある未翻訳の海外フリーソフトなどを使うと、設定の切り替えページなどで、普通に enable や disable などがあります。

たとえば、

「リモートアクセスを無効にする(=そのパソコンをネットからはリモートアクセスできないようにする)」 disables remote access

みたいに使うわけです(wikiオリジナルの例文)。


逆に、機能を使用できる状態に設定するのが enable です。


一方、機能の使用を禁止する状態に設定するのが disable です。

センチュリーに、disablement の項目で「機械・システムなどの無作動」と書いてある(センチュリー)。

本来、語源どおりにdisable や派生の単語を考えれば、「できなくする」「できない」のような意味です。しかし辞書では、disability は、障害者の「障害」のことを言います。


そもそも、古くは crippled「手足などの不自由な」「ダメになった」という言い回しが差別的であると考えられ、それで handicapped になったのです。

さて、disabled も crippled も本来の意味は、口語的かどうかのニュアンスの違いはあれど、似たような意味です。

障害者を challenged という言い換えは、アメリカのマスコミなどが1990年代に喧伝したので、日本でもよく知られていますが、しかし日本での知名度の割には、実際には英米ではあまり普及していない言い回しのようです。

英米では、「障害者」を表す単語としては disabled のほうが普及しているようです。

ジーニアスいわく「障害年金」は disability pension です。旺文社1900いわく、「傷害保険」は disability insurance です。

単語集にも blind は載っています(東京書籍4500、旺文社1400(緑))。


また、上述の薬効テストで、用いられる偽薬(ぎやく)のことを placebo (プラシーボウ)と言うのですが、旺文社1900の単語集で placebo は紹介されています。


新薬などの病院での実験では、薬効テストにおいて対照実験のために、効果のないニセの薬も投与してみるのです。医者はニセの薬だと知っていますが、投与される患者は知りません。そのような薬効テスト目的でのニセの薬のことを日本では「プラシボ(またはプラセボ)」といい、英語でも placebo 「プラセーボウ」と言います。

また、新薬のテストや、その他の医療における各種の新式の治療法のテストは、最終的には病院の現場で、医師とともに実験をじっさいに行わなければなりません。そういった、病院の現場でじっさいに行う実験のことを臨床実験(りんしょう じっけん)といい、英語では薬の臨床実験のことを the clinical trial と言います(旺文社、ジーニアス英和 clinical)。

薬以外の臨床実験は英語でどう言うのかは知りません。ジーニアス英和のclinical の項目には「(薬の)臨床実験 ~ trial」とだけ書いてあります。


高校生に有名な単語をあげれば、目の「盲点」(もうてん)は blind spot です(東京書籍4500)。

目隠しのブラインドは、英語でも blind です(旺文社1400、ジーニアス)。

アメリカ英語では window-shade あるいは単に shade とも言います(ジーニアス)。

なお、耳が身体障害などで不自由なのは deaf (デフ)です。deaf は発音注意です(旺文社1400)。デイーフではないです。


なお、「摂食障害」を an eating disorder といい、「精神障害」を a mental disorder という(ジーニアスで確認)。このように disorder には、健康上の~「障害」の意味もある。なお、桐原4500と旺文社1900の例文が、この~障害である。


障害物競走みたいな「障壁」みたいなのを言う場合は barrier です。

典型的な例文が、

a language barrier 「言葉の壁」(東京書籍3000、旺文社1400(緑))


貿易上の障壁も、barrier や obstacle を使うことがある。en:w:World Trade Organization

鉄緑単語集では、貿易上の「障壁」に barrier を使っている。

なお、wikipedia 英語版および日本語版によると、Trade barriers 「貿易障壁」とは、政府によって誘発された貿易上の規制・制限のこと。

おそらく、「政府が関税やその他の規制によってバリアーを展開している」という発想の語で、WTOとかが「お前の国、規制バリアーを展開すんじぇねえよ」とか文句をつけるという発想で、なのでバリアー barrier という語を使うのだろう。

英語版のTPP協定のウィキペディア記事 en:w:Trans-Pacific Partnership を見ても、trade barrier をそういった関税やその他の規制などの意味で barrier を使っている。

中学公民で習うような、障碍者福祉のための「バリアフリー」 barrier-free も、正式な英語です(旺文社1900)。たとえば、車イスの障害者のためのスロープ(役所などの建物入り口などにある坂)などが、バリアフリーの一例です(旺文社1900)。


より抽象的な「障害物」は obstacle です。

なお、東京書籍4500、グランドセンチュリー、緑鉄が、obstacle と「克服する」overcome を同じページ内でそれぞれ紹介。

ただし、桐原・旺文社の例文を見ると、必ずしも個人の心の成長で解決するような障害とはかぎらず、よってobstacle が個々人の「克服」の対象とも限らない。


薬(medicine )の話ついでに、

「丸薬」「妊娠中絶薬」pill

「錠剤」tablet

「カプセル」capsule

「粉薬」powder

である。


「可能にする」は enable のほかallowもあります。

しかし、旺文社1200 以外は紹介していません。どうも、あまり他社は allow の「可能にする」の用法の紹介に、乗り気でないようです。

用法としては、

allow 人 to do 「人が do するのを可能にする」

です。doの場所は任意の動詞に置き換え。

べつに、権限などの許可を与えることで可能にする場合以外でも、かまいません。

たとえばグランドセンチュリーいわく、「直行便だとロンドンへ約13時間で行ける。」という文の英語でも allow が使われています。(著作権で英文は省略。)


しか旺文社1200の例文は、「このパスワードで、あなたはこのコンピュータを使うことができます。」という、なんだかセキュリティ権限みたいな話なので、「許可」っぽいニュアンスです。

なお、IT用語では、こういうセキュリティ権限を表す用語としては「パーミッション」 permission を使う。

ITに限らない 動詞 permit の用法については『、高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ10』で説明済み。

permit は桐原4500・東京書籍4500にもある、れっきとした高校英語である。


きちんとした

neat, tidy


neat(ニート) も tidy(タイディ) も、両方とも身だしなみのいい服装や、整頓された部屋などに用いる。

このため、区別は難しい。

それどころか neat and tidy でセットで用いて「きちんとした」という意味で使われることも多い(桐原4500、センチュリー、ジーニアス)。

The room is neat and tidy. 「その部屋は整頓されている。」

のように用いる(桐原・センチュリーに似た例文)。


このようにセットで用いられることすらも多い単語なので、日本人としては、ことさらに neat と tidy を区別する必要は低いだろう。少なくとも大学受験レベルでは、区別の必要は無い。実際、桐原はセットで neat の項目に tidy も紹介しているし、東京書籍は巻末で neat だけ紹介するという巻末送りの扱いなほどである。


発音の似ているNEET(34歳未満の無職者)とは意味が違うので(旺文社1900)、区別のこと。


neat と tidy の相違点としては、


neat の場合、辞書を調べると、仕事の「手際のいい」という意味もある。

典型的な例文は

a neat job 「手際のいい仕事」

である(センチュリー、ジーニアス)。

このためか、neat には「見事な」という意味もある(旺文社)。


unfold 閉じてあったものを「広げる」

(※ 範囲外)展開 develop, extract


unfold という動詞があり、閉じてあったものを広げる、という意味である。

たとえば

unfold the map 「地図を広げる」

が典型的だろう(旺文社、東京書籍)。とじてあった、地図や手紙などを広げるのに、unfold を使う。

unfold the letter 「手紙を広げる」


旺文社には、これが「開く」で書いてある。

ジーニアスやセンチュリーでも、unfold の意味で「広げる」のほか「開く」でも書いてあるので、「開く」でも間違いない。

ただし、open とはニュアンスが違うので、注意しよう。

逆に、手紙や地図などを折りたたむのは fold である(ジーニアス、センチュリー)。


聞きなれない単語かもしれないが、しかし私たちはパソコンのフォルダー(folder)を知っている。このfoder も折りたたみ書類のような意味である。思い出そう。

unfold や fold で開いたり閉じたりするのは、手紙や地図などの読み物でなくともよく、服などを折りたたみでも fold を用いてよいし(センチュリー)、傘の折りたたみでもよいし(センチュリー)、布団を折りたたむのにも fold を使ってもいい(ジーニアス)。


さて、高校の範囲外ですが、辞書にはない用例ですが、算数などで習うサイコロの展開図は、development です。

数学で式の「展開」などを develop といいます(これはジーニアスなど辞書にあります)。

「先進国」は developed country です(桐原3000)。「発展途上国」は developing country です(桐原3000)。読者は、現在形 develop を基準に、過去に発展していて既に先進国だから過去分詞で developed country となるという語感をつかんでください。

しかし、「先進国」は advanced country だと、Z会『速読速聴・英単語 Core 1900』は言っています[4]

啓林館 Vision Quest I(P.111) が「先進国」は developing country あるいは advanced nation だと紹介しています。

なお、パソコンのファイルの圧縮・展開などでいう「展開」は extract です。食品などの濃縮物の意味の「エキス」の意味の extract と同じ単語です。


桐原4500および旺文社1400(緑本)によると「社会問題」 social problem とのことです。東京書籍では東京書籍3000に social があります。

ほか、「社会主義」socialism です(旺文社1400)。


繁栄する

flourish, prosper, thrive


辞書を見ても、違いは明記されていない。

東京書籍では prosper は経済的繁栄とあり、グランドセンチュリーも似たような事を言っている。


flourish 「繫栄する」は、「花開く」が原義。

だが、べつに芸術の反映とかの風流なことでなくても、使ってよい。

グランドセンチュリーでは「彼の商売は繁盛している。」という例文で flourish を使っている。


prosper 「繁栄する」

名詞形は prosperity 「繁栄」


thrive は、植物が繁茂(はんも)するときにも使う。

あまり論理的な覚え方が無い。


登録する register, enroll, sign up

記録する record


出生届の「登録する」は register が使われる。

register the birth of the baby 「赤ちゃんの出生届けを出す」(東京書籍、グランドセンチュリー)

この場合の主語は、その赤ちゃんを産んだ両親になる(役所ではない)。


スーパーマーケットなどのお会計にある通称「レジ」と略されるレジスター register と同じ語である(鉄緑、旺文社1900)。

なぜ会計のアレを register というのかは、工学的な話になるので省略。コンピュータのCPuなどの内部の回路で「レジスタ」というのがある。それと会計のアレが、関係あるのか無いのかを調べる必要があるので、省略する。

ただし辞書には、会計のアレは「金銭登録機」と書かれている(グランドセンチュリー)。

託児所(day care center)に子供を登録するのも register で良い(旺文社1900)。

子供だけでなく、夫婦の結婚届を出すのも register a marriage で良い(旺文社、グランドセンチュリー)。

ホテルなどの宿泊人名簿も a hotel register という(東京書籍、グランドセンチュリー)。


enroll は、「入会する」「入学する」の意味だが(旺文社)、それとは別の用法で、入会先の組織を主語として「登録する」と訳す場合もある(東京書籍、旺文社)。たとえば、ジム運営者を主語として「登録する」という用法もある(グランドセンチュリー)。ほか、「有権者名簿に登録する」で、enroll を使える(グランドセンチュリー)。

ただし、単語集には「登録する」の例文が無いので、出ないだろう。

なお、「入学する」は

enroll in ~(学校)

である。

enroll in the school 「学校に入学する」


sign up は、署名して団体に「加入する」という意味。翻訳の都合で「登録する」と訳されるこよもある。

なお、一度登録した団体に、入る場合は、 sign in という。ホテルのチェックインと同様。

sign up for~( 団体名)

のように使う(鉄緑)。

講座などの「申し込みをする」の意味での「登録する」も sign up である(鉄緑、グランドセンチュリ-)。


record(リカード) は、動詞は「記録する」、名詞は「(最高)記録」である。スポーツなどの最高記録のこと。

そのほか、「成績の記録」(グランドセンチュリー)とか「息子の成長の記録」(東京書籍3000)とかも record を使える。

「録音」とか「録画」も record で良い(桐原3000)。


記録の内容によっては、record が「登録する」と訳される場合もある(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


洗う

wash, launder


まず、「洗う」(あらう)の一般的な単語は wash である。

wash で、洗面台などで手や顔を洗うことも言えるし、風呂で体を洗うことも言えるし、衣服を洗濯機で洗うことも言える(ジーニアス、センチュリー)。


launder (ロウンダー)は、名詞形では laundry (ローンドリー)だが、日本では有料の洗濯機のお店としての「コインランドリー」などの外来語で有名である。


名詞 laundry は「洗濯」「洗濯物」「クリーニング店、洗濯屋」と「資金洗浄」の意味である(ジーニアス、旺文社1900)。

旺文社1900が、launder を紹介している。東京書籍3000・4500と桐原3000・4500では launder では見つからない。


外来語では洗濯屋は「ランドリー」だが、英語の発音ではローンドリーである。

犯罪組織などによる「資金洗浄」をマネーロンダリングというが、それも同じlaundry 由来の単語をもちいた money laundering である(旺文社1900)。

なおジーニアスにもlaunder に資金洗浄の意味もあるとは書いているが、残念ながらマネーロンダリングの単語が確認できなかった。

ともかく、コインランドリーの「ランドリー」とマネーロンダリングの「ロンダリング」は、英語では同じ laundry という単語のことである。

こう覚えれば、記憶の負担が減る。日本語の表記に惑わされてはいけない。

launder は、衣服の洗浄、または資金の洗浄にしか使えない。

launder で辞書を見ても、手足の例文はない。


なお、「洗濯機」は washing machine である(ジーニアス)。


旺文社いわく、 do the laundry でも「洗濯する」を言えるとのこと(旺文社1900巻末)。


家電

すでにセンター試験などに

洗濯機 washing machine

冷蔵庫 refrigerator

電子レンジ microwave

が出でいるらしいです(桐原3000)。桐原3000『センター試験スクリプトでチェック』章


センター出題では「電子レンジ」は microwave ですが、本来は microwave oven です[5]

桐原5500いわく、"microwave" は本来、電磁波(electromagnetic wave)の一種の「マイクロ波」(microwave)のことです[6]


冷蔵庫は、けっして冷凍庫 freezer とは混同しないようにしましょう。

microwave は物理学の「マイクロ波」と同じ単語ですし、それがもとの意味です(ジー二アス)。きちんとジー二アス英和の microwave の項目に「マイクロ波」と書いてあるので、もとの意味から覚えましょう。そのほうが応用が利きます。

「電子レンジ」は電波周波数がマイクロ波あたりの周波数で加熱する調理器だから、英語では microwave と呼んでいるのです。



復讐する

revenge, avenge

単語集では旺文社1900しか revenge, avenge を紹介していない。


スポーツの「雪辱戦」(せつじょくせん)では、名詞または動詞として revenge を使う。日本でも、よくプロ格闘技などの試合で、雪辱戦のさいに「リベンジ」などという表現が使われることもあるだろう。

なお、revenge で動詞「復讐する」にもなるし、名詞「復讐」にもなる。


take revenge on ~(人)  「~(人)に復讐をする」

である(旺文社、ジーニアス、センチュリー)。


avenge は、正義のために「復讐する」とか(旺文社)、他人のために「復讐する」(センチュリー)のような意味合いが強い。

なお、avenge は動詞「復讐する」の意味のみ。辞書を調べたところ、avnenge に名詞はない(ジーニアス、センチュリー)。


奇妙な

strange, weird ,bizarre

関連語 odd 奇数の,

peculiar


「奇妙な」を意味する一般的な語は strange のはず(特に確認はしていない)。

weird (ウェアード)は、口語的に使われ(センチュリー)、「変な」「妙な」「わけの分からない」とかの意味で使われたり(センチュリー)、「風変わりな」「奇妙な」「気味の悪い」の意味でも使われる(ジーニアス)。

鉄緑と旺文社1900が、weirdを紹介。旺文社 weird 「異様な」「奇妙な」、鉄緑 weird 「変な」「奇妙な」を紹介。

鉄緑と旺文社で共通する和訳は「奇妙な」なので、とりあえずweird「奇妙な」でお覚えれば良いだろう。


weird は、用法によっては「気味の悪い」とか(ジーニアス)、「不気味な」「異様な」の意味もある(センチュリー)。


慣用句で

weird and wonderful 「奇妙きてれつな」

の意味(旺文社1900、ジーニアス)。


bizarre (ビザール)は、「風変わりな」「奇怪な」のような意味(ジーニアス、センチュリー)。

マンガの話だが、日本の有名マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の英文タイトルが "JoJo's Bizarre Adventure" で、特に欧米でも英訳が問題視されてない事から、bizarre =「奇妙な」と和訳しても、あまり問題は無いだろう。( en:w:JoJo's Bizarre Adventure , ※ リンク先は英語版wikipedia)

なお、不気味とまではいかなくとも、ジーニアスにもセンチュリーにも bizarreに「奇怪な」という訳語もある。

この事から、マンガのジョジョの題名の英訳は、割と英和辞典に近いので、安心してよいだろう。


さて、旺文社がweird「異様な」の類義語として bizarre を紹介している。

鉄緑は、bizarre を紹介していない。

bizarre は旺文社しか紹介していないし、しかも類義語のひとつとしてweird の項目で従属的に bizarre を紹介しているだけ。


「不気味」と「奇怪」のニュアンスの違いを高校生に問われることもないだろうし、受験対策としてはニュアンスには深入りの必要はないだろう。そもそも、これらの語を使われる対象自体が風変わりであったりして、ニュアンスはなかなか読み取りづらいだろうから、入試では深入りする必要はないだろう。

そもそも東京書籍4500は weird も bizarre も紹介していない。

なお、桐原5500は「変人」weirdo (ウィアードウ)を紹介している。

「変人」も、それを単語がいくつかあり、桐原5500によると、eccentric, weirdo などの単語があるとのこと。


odd (オッド)「奇妙な」という単語もあるが、日本人には使い分けが難しい。

ジー二アスには strange との違いが書いてあるが、しかしセンチュリーの例文とは見解が一致していないように見える。このため、本ページではジー二アス見解を紹介しない。

odd は数学の「奇数の」という意味もある(桐原4500・東京4500)。なお、「偶数の」は even である。

つまり

奇数 odd ⇔ even 偶数

である。

odd については、strange で済ませられる「奇妙」の意味よりも、数学で頻繁に使う「奇数」の意味のほうを覚えよう。桐原4500にも、「奇数」の意味も紹介されている(例文はないが)。

このページで何度も言うが、数学は米英でも大学入試に出題されていたり、大学で数学を習っていたりするので、中途半端な外国語よりも数学のほうが世界のエリートの共通語なのである。

odd 「奇妙の」の意味は、奇数 odd の語源だとして知っていれば十分であろう。

また、日本語でも「奇数」の「奇」の文字は、奇妙の「奇」の文字でもある。明治時代あたりに数学用語を和訳した人が、そこまで工夫してくれている。


peculiar (ペキュリアー)は、「独特の」という中立的な意味もあるが、それとは別に「一風変わった」「変な」の意味もある。

典型的な例文は

「変なにおい」 a peculiar smell

「一風変わったふるまい」 peculiar behavior

である(ジー二アス、センチュリー)。

東京書籍3000は「奇妙なふるまい」 peculiar way としている。

「独特の」の意味では、

「日本独特の習慣」 customs of peculiar to Japan

のように使う(ジー二アス。センチュリーに似た例文)。

桐原3000にあるのは、この「独特の」のほうである。


ほか、旺文社は「女性特有の病気」という表現の「特有の」を peculiar としている。

peculiar は医学などでも使えそうな単語である。

ジー二アスで peculiar の語源を調べても、家畜 → 個人財産 → 自分自身 → 固有 、と変遷が多く、暗記には役立ちづらそうである。


遅れる

late, delay, lag

「延期」と「延長」

(これからやる予定を)延期する postpone

(すでに行われている行為の終了をおくらせ)延長する prolong


よくある例文は、

He prolonged his visit in Spain. 「彼はスペイン滞在を伸ばした」(旺文社に似た例文(visit ではなく stay)、グランドセンチュリーに似た例文 stay 、ジーニアスに似た例文 stay)

形容詞 prolonged 「長引く」「長期の」は、長引いてほしくないイヤなことが長引くときに使う例文が多い。辞書や単語集などを見ると長引く不況、長引く戦争、長引く病気など。


「遅れる」の初等的な言い回しは late (レイト)であろう。もし下記の説明がよく分からなければ、late で切り抜けよう。また英作文などは late で切り抜けよう。

動詞 delay はスケジュールの遅れに使う(東京書籍4500)。だが、形式的なスケジュールのほかにも、「ぐずぐずしないで、さっさとやりなさい」みたいに言う場合にも Don't delay ~ とか言うので(ジーニアスで確認)、 意外とlag との区別は難しい。


外国旅行などの「時差ぼけ」を jet lag という(旺文社、ジーニアスなど)。旅行にジェット飛行機を使うので。

なお、delay もlag も、名詞でも動詞でも使う。

lag は、「我が社の生産の遅れ」とか(ジーニアス)、「この国の社会福祉の遅れ」とかの文脈でも使われる(センチュリー)。

スケジュールの「延期」は delay を使うのが無難だろう。


ただし、電子回路の「遅延線路」は delay line という(ジーニアス)。辞書にはないので覚えなくてもいいが。

このように、実際には、実務の業界の慣習に合わせて使い分けるしかない。

なお、delay は形容詞ではない。形容詞は delayed である。


"delay" のスペルに形容詞は無いはず。

実際、

「遅れるな。」 Don't delay.

である(旺文社1200に同じ英文。ジーニアスに似た例文)。


スケジュールを「延期する」は動詞 postpone (ポウストポウン)である、

典型的な例文は

postpone the meeting until next Friday 「会議を次の金曜日に延期する」

である(東京書籍、旺文社、センチュリー)。

桐原は例文を紹介していない。put off の類義語として紹介している。

だが、put off を覚えるよりも postpone のほうが意味が明確なので、postpone を覚えよう。

delay による「延期する」の意味は、早くするべきことを延期するというニュアンスがある。よって、postpone とは違い、類義語にはならない。

「延期する」は postpone で覚えるのが無難だろう。


回転する

回転・ 自転・公転 revolve

自転 rotate, spin

involve, evolve


参加する join, take part in, participate, involve


連結に関する言葉 join, connect, link,

結合に関する言葉 combine, unite , cohere

接着関係 bond, adhere, glue, paste

一貫した

「理屈が一貫した」coherent
時間が経っても意志が変わらずに「一貫した」、経済的現象などが持続する意味での「一貫した」 consistent
言行が一致している/一貫している consistent


「回転する」の一般的な単語は revolve である。

revolve で自転か公転かに関係なく(ジーニアス、センチュリー)、「回転する」の意味で使える(辞書で確認)。

旺文社1900だと、revolution で「革命」のほか「公転」の意味だけ書いてあるが、実は「自転」も revolve や revolution などで表せると辞書に書いてある(ジーニアス、センチュリー)。

だが、自転であることを強調したい場合、rotate のほうが良い。センチュリーは、「自転する」ではrotate を使う方が良いと進めている。

spin でも自転を表せるが、しかし慣用的にコマの回転やボールの自転運動など小さいものの自転に spin が使われることが多い(たとえばジーニアスの例文など)。

spin a top 「こまを回す」

である(旺文社1900、センチュリー)。


このためか、地球の自転など惑星の自転では、慣用的に rotate を用いるほうが多い。(ただし旺文社1900のspin例文では地球の自転をspinで表現。)

ともかく、spin は、限定的に小さいものの自転運動にだけ使うのが無難だろう。

なお、活用は spin - 過去形 spun - 過去分詞 spun と不規則変化(旺文社、センチュリー)。ただし、古くは過去形をspanとも書いたらしい(ジーニアス)。

revolution は「回転」の意味のほか、「革命」や「大変革」の意味もある(桐原4500)。というか、単語集ではまず「革命」「大変革」の意味で紹介されている。


東京書籍4500のP72に、get involved 「巻き込まれる」があった。

辞書には involve (インボルブ)をみても何故か get involved が無いが、しかし確かにこの熟語は存在している。

東京書籍では、事件や事故などに「巻き込まれる」の意味しか紹介してない。

じつは他にも、よい意味で、巻き込まれる形で文化的な活動などに没頭するような形で積極的に「参加する」という意味もある。

ジーニアスを読むと、involve「参加する」の意味は一応は書いてある。


語源は、in(内側)+volve (回転)である。


involve には「含んでいる」の意味もあるが、それも内側に回転するイメージから「包んでいる」となり、さらに派生して「含んでいる」という変遷である。


evolve は「進化する」とか「発展する」とかの意味。

アメリカンコミックスとかで、突然変異体 Mutant (ミュータント)の改造人間かなにかの主人公が、エボリューションとかいって変身するじゃないですか。あれですよ。

なお、「突然変異」 mutation (ミューテイション)である。英検1級の単語だし、生物学でも普通に使うので、ついでに覚えておこう。

なお、「変形する」は動詞 transform (トランスフォーム)である。


参加する join, take part in, participate, involve

participate は、take part in よりも形式ばった言い方(グランドセンチュリー)。


participate in ~ 「~に参加する」(東京書籍4500、桐原4500、鉄緑、旺文社1900)


take part in と同様に participate もinが来て participate in という形で使う。

例文は、著作権的に例文の共通パターンが見つからないので省略。


「参加しませんか」とか「参加していいですか」とか言う場合は、join か、take part in だろう。

participate でそういう質問をする人はあまりいないだろう。

May I join ~? 「~に参加していいですか」(東京書籍3000に似た例文)


join には「つなぐ」の意味もある。

「関節」ジョイント joint は、この派生語(東京書籍3000)。


なお、動詞 unite はもっと一体感がある場合に用いる(グランドセンチュリー)。だから桐原4500・東京書籍4500では、unite の意味を「団結する」としている(桐原、東京書籍)。

桐原4500では、動詞 join と unite を同じページで紹介して、比較させている。

またなお、東京書籍4500では、participate と unite を同じページで紹介している。


なお、動詞 connect は、たとえばテレビをパソコンにつないだり(東京書籍)、テレビをインターネットにつなぐ(旺文社)のに使う動詞。

connect the TV to the computer 「テレビをパソコンにつなぐ」

道路やトンネルで2地点を結びつけるのにも connect を使う(桐原およびグランドセンチュリーはトンネル、ジーニアスは道路)。

なんか細いケーブル的なもので2つのものをつなぐのが connect っぽい。

辞書によると、connect は「joinよりも結合は緩く、(connect でつないだ2つの物の)両者の独自性は失われない」みたいな説明が辞書にある。


connect A to B 「AをBにつなぐ」(東京書籍)

旺文社だと、to でなく with でも良いとのこと。つまり、

connect A with B 「AをBにつなぐ」

でも良い(旺文社)。

桐原だと、そもそも構文としては紹介していない。桐原は例文で with を使っているだけ。

IT用語・ネット用語としての connect と link の違いは、

connect = LANケーブルみたいに、ハードウェア的(ソフト的にはOSあたりまでか)に通信ができる状態にもっていく

link = ネット内での、クリックしたら目的のサイトに飛ぶなどの機能


なお、桐原3000によると、最近は link の出題が増えているとのこと。

なお、

click on a link 「リンクをクリックする」(桐原3000)

link は、動詞「関連付ける」や名詞「関連」の意味もある(東京書籍4500、旺文社1900)。


ほか、ネット関係だと旺文社1900で、surf 「(ネットを)見て回る」というのがあるが、他の単語集がどれも紹介していないので(桐原、東京書籍、鉄緑)、深入りしなくていいだろう。

surf the net 「ネットを見て回る」、surf the Internet 「ネットを見て回る」

のように使う。

海でのサーフィンのサーフと同じ語。1990年代ごろ、インターネットを海に見立てて、ネットを見て回ることを「ネットサーフ」などと呼んでいた(少なくとも日本ではそう)。


combine は「結合する」「結合させる」の意味であり、特に化学結合を言い表すのに使ったり(ジーニアス)、また合金の作成のときにも使う(桐原4500)。

べつに理科的な結合だけでなく、会社を合併させるとか、党派を結合させるとか、そういうのにも combine を用いてよい(ジーニアス)。

旺文社1900は、事実をフィクションと「結びつける」という表現に combine を使っている。

東京書籍4500は、ストリートダンスにバレエを「結合させた」という表現に combine の過去形の combined を使っている。


combine A with B 「AにBを結合させる」

なお、農業用機械のコンバインと同じ語(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


なお、「化合物」「合成物」などは compound である(旺文社1900、東京書籍、4500)。

compound で、名詞、動詞「混合する」、形容詞「合成の」「混合の」 の、それぞれの用法がある。

ジーニアスは言っている、混合物は mixture でも良いのではと。


問題などを「悪化させる」の意味もある(旺文社1900、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

「いくつもの物が組み合わさって複雑なものは難しいので(compound, complex, complicated など)、問題解決から遠のく(→ 悪化する)」というのが、英米人の発想のようだ。

高等学校生物/生物I/生物の体内環境の維持 で習う MHC(主要組織適合性複合体、Major Histocompatibility Complex) というタンパク質がある。

このように、complex を「複合体」と訳すこともある(パス単準1級)。

臓器移植で拒絶反応が起きる場合は、MHCが異なる場合であり、キラーT細胞が移植臓器を攻撃しているのである。

※ 説明の簡単化のため、ヒトのMHCを想定して解説する。

MHCは個人ごとに異なるので、普通、他人とは一致しない。


ほか

「悪化する」become worse,、「悪化させる」make worse など(ジーニアス)


worsen 「悪化させる」(旺文社1900)

という語もあるが、worsen は旺文社1900しか紹介していない。

deteriorate 「悪化する」「悪化させる」(旺文社、緑鉄)、

があるが、辞書だと例文が無い。


初期型コヒーラ(検証用復元品)

cohere は、旺文社1900と鉄緑だけにある、マニアック単語。東京書籍4500、桐原4500には無い。

名詞形の cohesion に「結合、結束、団結」などの意味がある。

形容詞 coherent 「首尾一貫した」の意味のほか(鉄緑、旺文社)、物語などの「筋が通った」の用法もある(ジーニアス、旺文社)。

派生語も含め、物理学で使われることが多い。

日露戦争などの時代に無線通信に使われたコヒーラと同じ。

なんか、ガラス管かなにかの中に、金属粉末が入ってて、電波を受信したときにだけ粉末を磁化させて、すると粉末の磁化によって粉末同士が密着することで、電気が流れるという装置で、なんかこれを使うで無線通信で便利らしい。(詳しいことは知らない)

モールス信号とかの受信が出来ると思う。

cohesion には「結合」とか「結束」とかの意味もあるので、そっちに近い用法かと。

「コヒーラなんて習ってないよー」とか言われても、学研の学習漫画かなんかで(1980年代のかなり古いヤツ)、電気の歴史かなんかの本に書いてあったので、知らないヤツが悪い。

導通しっぱなしだと次の電波が検出できないので、定期的に管を自動ハンマーで叩く仕組みになってて(学研の本にそう書いてあった)、すると衝撃で粉末の結合がくずれて導通しなくなるので、再利用できるという仕組み。


コヒーレント光のイメージ(右側)

ほか、レーザー光などで位相のそろった光のことを「コヒーレント光」という。よく半導体の本に書いてある。

「位相」とか習ってなくても知ったことではない。要するに、三角関数のカッコの中の定数部分ですよ。なお、前提として、波長とかもそろっているとする。

「位相のそろった」と、「首尾一貫」をなんか上手くコジつけて覚えてくれ。

「首尾一貫」→「なんか全体的に理屈が通っている」と、「位相のそろった」→「なんかどの光も、全体的に波長や位相がそろっている」みたいな感じで連想を。

とりあえず、これで、コヒーラとコヒーレント光は覚えられたでしょ。

あとはそこから、coherent 「首尾一貫した」を連想すればいいだけ。


なお、「首尾一貫」というほどではなく、単に「理にかなった」とか言いたい場合は、valid 「妥当性のある」で言える(パス単1級 irrelevant)。

valid 自体は高校英語。


接着関係 bond, adhere, stick to ~

カドヘリンによる細胞接着の原理図
※ 実際のカドヘリンの形状は、別の形をしているが、高校教科書では分かりやすくするため、このような図になっている。もし読者が正確な形を知りたければ、大学レベルの教科書を参考にせよ。


cohere の語幹 her は「くっつく」という意味であり、adhere 「接着する」のherと同じ(鉄緑)。鉄緑いわく、おおよそ「論理的にバラバラではなく、くっついている」→「論理的に首尾一貫している」みたいな coherent 「首尾一貫した」の覚え方を推奨している感じ。。

だがそれで覚えるよりも、分子生物学のタンパク質の一種のカドヘリンで覚えよう。

高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能#細胞接着

細胞接着のためのタンパク質で、カドヘリンというのがある。

アドヘリンではなくカドヘリンという名前なのは、おそらくカルシウムを使うから。カドヘリンの立体構造の維持にはカルシウムイオン Ca2+ が必要である。

つまり、カドヘリンの「カ」は、カルシウムの「カ」。

理系なら、これで覚えられる。文系のヤツのことは知ったことではない。

adhere 「(主義・新庄や、法や規則などを)固守する・遵守する・忠実である」などの意味もある(鉄緑、速読英単語・上、辞書(主義・信条))。

adhere to the rule 「規則を固守する」(速読英単語・上)、「規則に忠実である」(グランドセンチュリー)

strictly や rigidly などを前後につけて使う場合も多い。

strictly adhere to the ~ 「~を厳格に固守する」(鉄緑、)

adhere rigidly to the ~ 「~を厳守する」 (速読英単語・上)

名詞形は adherence 「固守」。

なお、adhere には「支持する」という意味もあるが、単語集には例文が無いので省略。


bond 名詞で「きずな」「結びつき」、動詞で「結びつく」という語がある。名詞「接着剤」bondおよび、動詞で、接着で「結びつける」も bond である(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

接着剤以外の意外な意味も bond にはあるが(たとえば「きずな」など)、だからといって「接着剤」の意味が無いわけではない。

bond between ~ 「~(2名以上)のきずな」

よくあるのは、母と子のきずなとか(鉄緑)、夫婦のきずなとか(グランドセンチュリー)、そういう家族関係のきずな。


stick to ~ 「~にくっつく」は、熟語集で紹介されている(旺文社熟語1000)。


consistent にも、「一貫した」という意味があるが、意味合いが全く違う。

consistent は、「(時間が経っても意志が変わらずに)一貫した」というような意味である。

なお、steady 「一定の」「安定の」「着実な」だと、「定収」 a steady income などのように、意志の強さとは関係ない。

人間以外の経済現象などにも consistent は使ってよく、長期の持続性の意味になる。

具体例として、辞書グランドセンチュリーでは、「経済の持続的な成長」で consistent が使われいる。またパス単1級では副詞形 consistently で「株価は50年以上首尾一貫して上がり続けていた」という文に使われている。

このように、consistent には再現性や持続性の意味がある。


しかし鉄緑は、consistent と coherent が類義語という見解。


consistent は、再現性や持続性があるという意味での「一貫した」である。

かなり古い過去問だろうが、桐原5500の慶應大の過去問で「テストの信頼性とは、何度も試行した際に点数がどのくらい一貫しているかを指す」という文章で consistent が使われている。


派生的に「矛盾が無い」という意味でも consistent は使われるが(グランドセンチュリー)、あくまで派生だとして覚えよう。


ほか、言行が一致している/一貫している という意味でも consistent が使われる。


ただ、単語集だと、動詞 consist 「構成される」には例文があるのだが、形容詞 consistent の 例文が無い。

旺文社と東京書籍は、単語の和訳だけ紹介。桐原には、形容詞 consistent の紹介すらない。

動詞 consist に「(~から)構成される」「(~から)成る」の用法があり、こっちのほうが、単語集に書いてある(桐原4500、東京書籍4500、旺文社1900)。

「構成される」の意味での例文は、すでに『高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ10』で述べたので、興味あれば参照せよ。

「一貫した」consistent の例文は省略。著作権のため。


glue, paste

paste は、パソコンのコピーペーストなどでも使っていつように、「貼り付ける」という意味の動詞でもある。

ほか、ノリ状のネバネバしたアレも paste である。

接着につかうノリは当然、paste 。

それとは別に、パンとかに塗るペーストも paste


glue 「接着する」「接着剤」という単語がある(Z速読・上)。これは、あまり他の単語集が紹介していない。

まあ、素粒子でグルーオンというのがあるが、その語源の一つが、接着剤という意味でのグルー glue 。その素粒子が、クォーク同士を接着していると物理学者が考えたらしい。クォークも、ある酒類の素粒子の呼び名。


アドヘリンとかのadhere も、名詞形 adhesive で「接着剤」の意味が一応はある(Z速読・上)。なお、形容詞 adhesive 「粘着性の」「ベタベタする」という意味もある(Z速読・上)。


病気

「病気の~」「病気である」 sick,

「病気である」ill


流行病 epidemic , plague

世界的流行病 pandemic

風土病 endemic


感染症 infection, contagion

利益 benefit, profit

課す impose, inflict


アメリカでは、ill のほうが、sick よりも固い語である(センチュリー、東京書籍)。

そのためか ill は、アメリカでは、sick より重い病気にかかっている事をあらわす(ジーニアスで確認)。

だが日本の大学入試は、アメリカ留学用の英語ではないので、気にしなくていい。入試にはsick との使い分けは出ないだろう。

実際、

fall ill 「病気になる」

という意味である(桐原4500、センチュリー)。

また「病気の人(=病気にかかっている人)」のように名詞を修飾する場合(「限定用法」という)は、sick を用いなければならない(桐原3000、ジーニアス)。

つまり

a sick man 「病気の人」「病人」

である。

つまり、ill man (×)は不可である(桐原3000、ジーニアス)。

つまり、sick のほうが便利である。

よく分からなければ、英作文などでは sick を使えばいい。

実際、sick は高校初級レベルであり、東京書籍1800や旺文社1200などの初級レベル単語集にある。

一方、ill は単語集では東京書籍は中級3000語レベル、旺文社は上級レベル(青本)である。


the sick または the ill だけでも「病人」の意味である(ジーニアス sick で the ill を確認。センチュリー ill で the ill を確認)。

名詞形 illness 「病気」の意味である(桐原、東京書籍)。

ill は比較の変化が

ill - worse -worst

であることにも注意したい(東京書籍3000)。


「吐き気がする」程度のことを sick という場合があったり(桐原3000)、feel sick で「吐き気がする」という意味もある(旺文社1200)。

ジーニアス和英辞典「はきけ」で調べたところ、ほかに平易な言い回しが無いので、sick 「吐き気」で覚えるのがよさそうである。nausea が「吐き気」を表すが、医学用語と考えるべきである。


plague (プレイグ)は「ペスト」の意味もあるが、本来の意味は「疾病」である。

旺文社1900の plague(プレイグ) の英文に「飢饉」famines (複数形)がある。また、「飢饉」famine も旺文社1900に単独の項目があり、受験英語のひとつです。受験英語どころか、高校配布レベルの単語集である東京書籍4500と桐原4500ですら、「ペスト」の意味で plague を紹介しています。


キリスト教のヨハネの黙示録(Apocalypse)に出てくる、破滅をもたらす四体の騎士(Four Horsemen)の象徴するものが、それぞれ

支配(conquest)、戦争(war)、飢饉(famine)、病(plague)、

である。

war も高校受験レベルの英語ですので、4騎士のうちすでに3騎士は大学受験までに要求される受験英語です。


なお、旺文社の和文は「疾病と飢饉が原因で数千人の人が亡くなった。」という文章。

plague はこういう文脈で使われるので、普通は、死亡率の高い伝染病を表す場合に、 plague を用いる。たとえばペストのような。


だからか、plague には「ペスト」という意味もある。


ほか近年(2019年ごろ)、海外の社会評論書で、戦争や疫病(えきびょう)などの経済への影響を語る評論書『暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病』(題名は和訳版)という世界的に売れた本があるので、plague や famine などの単語もおさえておきたい。


欧米の評論家が、IT大企業の4企業のGAFA(グーグル、アマゾン、ファイスブック、アップル)を、この四騎士にたとえている(en:w:Scott Galloway (professor))。

「GAFA」などの総称をいうとき、collectively 「ひとめとめにして」(グランドセンチュリー)とかの語が使える(速読英単語・上)。

ほか、ソ連とかナチスとか、ああいう、社会主義的で生産手段や土地などを国が管理するような国のことを「集産主義」(collectivism)ともいう(経済学者ハイエクなどによる呼び方)。

英語参考書の旺文社『英単語ターゲット1900』で、collectiveの派生の名詞として「集産主義」collectivism が紹介されている。

同・旺文社のパス単1級でも、collective を見ると、「集産主義」という用語は使わないもの、和文が「土地の共同所有は理論的にはいい話に思えるが、実際は問題を多々招くことが多い。」という、おそらく共産主義や集産主義を念頭に置いたかのような例文である。旺文社は、集産主義をよく分かっている。

なお、「全体主義」(totalitarianism )と言う表現でも、ナチスやソ連をひとまとめにして呼ぶことがある(哲学者アレントなどによる呼び方)。日本の中学歴史の教科書では、いくつかの検定教科書が「全体主義」の語を紹介している。


なお「栄養失調」は malnutrition である(旺文社 nutrition 、ジー二アス)。ジー二アスにも単語集にも例文なし。

wikiオリジナル例文をつくるなら

Many people suffer from malnutrition. 「多くの人々が栄養失調に苦しんでいる。」

のように使うだろうか。

なお、東京書籍いわく、「栄養不足」は poor nutrition とのことだが、しかしジーニアスとセンチュリーの nutrition の項目を調べて見つからなかった。


mal- は、「非」とか「悪の」とかという意味である(桐原4500巻末)。

熱帯の病気のひとつのマラリア malaria も、イタリア語のマラ・アリア mala aria 「悪い空気」が語源である(センチュリー。ほか、予備校の単語集などで紹介されている。)。

ほか、英語で「悪意」は malice(マリス) である。これ自体は聞きなれないかもしれないが、コンピュータに損害を与える悪意のあるソフトのことを「マル・ウェア」 malware と言うなど、影響がある(予備校の単語集など)。

mal- の対義語は、bene- と言われる。

高校英語だと、benefit「恩恵」などがある。

ただ、けっして反対のマルフィットとかの語があるわけではないので、少し高校範囲だけでは反対の関係が分かりづらい。

専門用語になるが、医学用語で

「悪性腫瘍(しゅよう)」a malignant tumor,

「良性腫瘍」 a benign tumor,

となる。 benign は「ベナイン」と読む。

sign をサインと読むのと同様、gは発音しない。

範囲外だが、医学っぽい用語が続いたので、マラリアのついでに、「寄生虫」parasite (パラサイト)も紹介しよう。マラリアは、蚊(カ、mosquito)のなかに生息する寄生虫(parasite)によって生じる感染症(infection)の病気である。


benefit は、日本語では「恩恵」と訳すことも多いが、実際には、金銭以外もふくむ「利益」のことを言うのに benefit を使うのが単語集では一般的である。

いっぽう、profit 「利益」は、「金銭的な利益」のことである(桐原、鉄緑)。このためか、profit を「利潤」と訳すこともある(桐原)。

benefit も profit も、ちょうど後ろが fit なので、まあ覚えやすいだろう。

なお、profit の対義語は「損失」loss である(東京書籍、桐原)。

profit and loss 「損益」(桐原)

という言い回しもあるくらい。

マルフィットなんて語は無い。あるのは、ロス loss である。


なお、損害・被害などを「与える」は、動詞 inflict を使う(旺文社1900巻末、鉄緑)。

inflict damage 「損害を与える」(グランドセンチュリー)、「被害をもたらす」(ジーニアス)

inflict injury 「傷害を与える」(グランドセンチュリー、ジーニアス)


inflict には、罰や税金などを「課す」の意味もある。

punish「罰する」との違いは、punish him 「彼を罰する」のように、punish のあとには罰される人が来る。


impose (税金などを)「課す」との違いは、inflict には罰を課すという意味もあること。

impose は、罰には使わない。


しかし、 impose sanctions on ~(国名など) で「~に制裁を加える」という用法もあるので、これもう分かんねえな。「制裁」sanction については『 高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ5』で説明した。

たぶん、impose のほうが、規則などを強制させることに重点を置いた表現かと(たぶん)。

たぶん、inflict は、苦痛のほうを強調している(たぶん)。


形容詞「悪意のある」は malicious (マリシャス)である、

桐原4500では、malice「悪意」、malady「弊害」、malfunction「故障」の3本を紹介している。単語の和訳のみの紹介。例文は無い。


さて、不平等の人類史の原著『The Great Leveler : Violence and the History of Inequality from the Stone Age to the Twenty-first Century』の目次では

"Pandemics, Famine, and War"

という言い方をしている。

このように、pandemic と plague の区別は、難しい。

さらに、ジーニアスには、「伝染病」の意味での plague は epidemic (エピデミック)と類義語だとまで書いてある。


「パンデミック」pandemic と「エピデミック」epidemic との違いも、難しい。


pandemic 「世界的流行病」(桐原、旺文社)

epidemic 「流行病」(旺文社)、「病気の流行」(桐原)

である(旺文社など)。


an epidemic of cholera 「コレラの流行」(ジーニアス、センチュリー、桐原)

または

an cholera epidemic 「コレラの流行」(ジーニアス)

のように用いる。


ほか、「風土病」 endemic (エンデミック)である(桐原5500、ピナクル)。桐原5500・ピナクルとも、例文なし。

(※ 範囲外) エンデミック endemic は、もともとギリシア語に由来する言葉で「(動植物などが)地域特有の」といった意味で、必ずしも病気とは関係ありませんでした。それがいつしか、英語では、病気の意味が加わり、風土病の意味になりました。そのため、辞書でも、この2つの意味があります。


ほか、plague を用いた慣用句として、

plague of rats 「ネズミの大量発生」

という言い回しがある(旺文社、センチュリー)。


plague は名詞「疾病」「ペスト」のほか、動詞として「悩ます」「苦しめる」などの意味もある(旺文社1900、桐原4500)。

~ plague me で「~は私を悩ませる」のように使う。悩んでいる人(例文の場合はme)が目的語に来る。


なお、流行病の「発生」は outbreak である。戦争の「勃発」(ぼっぱつ)も outbreak である(旺文社)。


outbreak of war 「戦争の勃発」(東京書籍)

outbreak of Ebola fever 「エボラ熱の発生」(旺文社)

のように用いる。


医学などの分野では、普通は感染性の高くて致死率も比較的に高い「流行病」という意味で pandemic がよく使われる。

日本でも、科学雑誌などを見れば、新型インフルエンザや新型コロナなどの話題で「パンデミック」という表記を見かけることが多いだろう。


なお、天体の「日食」「月食」は eclipse (イクリプス)である(旺文社)。

黙示録(Apocalypse)と混同しないように。

なお、

「皆既月食」a total eclipse of the moon

である(桐原5500、センチュリーなど)。

単に「日食」と言う場合は、

「日食」 a solar eclipse

のようにも言える(旺文社、ジーニアス)。


単語集にはないが、「月食」は

「月食」a lunar eclipse

のように言ってもよい(ジーニアス、センチュリー)。


an eclipse of the sun で「日蝕」

an eclipse of the moon で「月食」

である(センチュリー)。

なお、この場合の "sun" は小文字。

「部分食」は a partial eclipse である(ジーニアス、センチュリー)。これ以上の説明は省略。


「感染症」には infection(インフェクション), contagion (コンテージョン) の2種類がある。旺文社のみ contagion を紹介。

医学的には、これを区別する。

contagion は接触性の感染症。

infection は、主に空気・水ほか鳥獣などによる感染症。

というのが医学での分類である(センチュリー contagious、旺文社)。

だが、これらは日常では混同される(センチュリー contagious)。


単語集では、infection を主に「感染症」「伝染病」および「感染」「伝染」として紹介している。辞書でも、infeciton のほうには、感染経路による細かい区別は書いていない。

たとえば桐原4500では、infection は「感染症」「伝染病」などとして紹介しているが、contagion は紹介していない。

東京書籍4500も同様、infection および動詞infect しか紹介していない。

なお、infect「(病気などが)伝染する」の意味である(東京書籍)。

よく分からなければ、 infection を使うのが無難だろう。

形容詞 infectious (インフェクシャス), contagious(コンテイジャス) は、両方とも「伝染性の」「感染性の」の意味(旺文社など)。


干ばつ drought と、まぎらわしい別単語


名詞 drought は「干ばつ」「日照り(ひでり)」の意味の名詞。派生的に、drought に「物不足」などの意味もある。

なお、動詞 drink 「飲む」の活用は

drink - drank -drunk

である。

drought はdrinkの過去形や過去分詞には関係ない

drought はおそらく形容詞 dry 「乾燥した」の名詞形だろうというのが、センチュリーの見解である。ジーニアスはそういった見解を採用せず。


drown は「溺れ死ぬ」。

drown の活用は

drown - drowned -drowned

である。


drawn は、動詞 draw の過去分詞形。

draw - drew - drawn

である。

draw は「引く」の意味の多義語で、図の線を「引く」だとか、関心を「引く」とか色々な意味があるだが、be drawn と過去分詞の場合、

たとえば、議論や騒動などに「引き込まれる」という意味もある。

というか、「引き込まれる」という日本語自体、たぶん英語 draw の影響を受けている可能性がある。


draw 『絵を描く』と訳すこともあって、速読英単語・必修編がそう紹介しているが、ディズニーアニメの解説をした英文だが、それはアニメーターが絵の線をエンピツやデジタルペンなどのペンまたはペンシルで書く職業だから(速読英単語ではそこまで解説してないが)。

アニメーターは、伝統的には、輪郭線などの線画を書くことでキャラクターの動きを具体的に指定するのが仕事。色を塗るのはCGのバケツ塗りみたいなので、一括でぬれるので(CG導入以前からのアナログ時代からも、線画と塗りは分業していた)。(詳しく言うと「彩色」(さいしき)とか色の塗りや管理をする役職もあるが、専門的なので省略。)

3Dを使わない限り、たとえ塗り(ぬり)で細かいタッチを書いても動かせないので(色のにじみ とか、動かせません。なのでそういう水彩タッチの動画は困難)、だから輪郭線で指定する。影なども、けっしてグラデーションをつけず、せいぜい「明るめの影」「暗めの影」などの2段階までに限定する(「二段影」(にだんえい)という。)のが、伝統的な方法であった。

一部の映画アニメとか高価なビデオ販売している作品とかだと、水彩絵具調とか色鉛筆調(旧ソ連のスノーマンとか)の絵を動かす作品とかあるが、そういうのは高品質な特別品。

ただし、現在の3Dアニメでは、そういった塗りの制限はなくグラデーションなども可能になった。

だが、用語としては伝統的な言い方が続いているので、引き続き draw を、キャラクターを描くこととして使っているようである。だから速読英単語では paint ではなく draw と言っているわけだ。

おそらく paint というと、彩色(さいしき)などの別の役職と誤解されかねない。


なお、製造業では、図面を描くことを drawing という事もある。「design 『設計』では?」と疑問に思うかもしれないが、設計者と図面描きの人が別々の場合もある。

上司が製品の条件を色々と指定して箇条書きなどで具体化して(設計 design)、部下がそれを図面に表す(drawing)場合もある。

普通、design といったほうが、drawing よりも上流の工程。ここでいう「上流」「下流」とは、製品企画などの大元に近いほうが「上流」、大元から遠いほうが「下流」。

必ずしも権力とは一致しないが(技術者・職人あがりの社長や上司などは、現場作業員の一部を兼ねている場合があるので)、普通の職場では大元に近いほうが決定権をもつ。製造工の部下が書いた図面を、設計者の上司が検図(けんず)したり。


さきほどアニメの話をしたが、映像産業の関係で入試に出かねない単語は、frame (フレーム)である。

中学校の技術家庭科の技術分野で、動画のフレームレートを習ったと思う。一般的なパソコンの画面表示だと、1秒間に60フレームの表示が、とりあえずの基準になっている。(CPUのクロック数とは異なる。)


Z会速読英単語・必修編で、スローモーションカメラの撮影で、1秒間に6000フレームの撮影のカメラの話があり、それでハエなどを撮影している。なお、ハエはよく、生物学の実験で使われる。

Z会では、6,000 frames a second で表現していたが、フレームレートでは一般的に FPSという単位を使う。さきほどのスローモーションカメラは、6000 FPSである。FPS は「エフ・ピー・エス」と読む。


なお、一般的なパソコンの画面表示は、60 FPSが、とりあえずの基準になっている。(高性能だと、120 FPS や 90 FPS などもある。)

この例から分かるように、FPSの数値が大きいほど高性能である。だが、人間の普通の目だと、90 FPSあたりからは、もう区別がつかないので、とりあえず 60 FPSで実用的には十分になっている。


なお、アニメ産業では、 frame を別の意味で使う(アニメの「原画」(げんが)が英語で frame )。専門用語なので、知らなくていい。ほか、日本だと、上述の意味とは別に、さらに画面の枠の意味でも「フレーム」とか使いかねないので、文脈を確認のこと。

もし「画面の枠の外の原画の元データの挙動まで、フレームレートを高くして調べてほしい」とか言いたい場合、どういうのだろうか・・・。もっとも、どこの国の職場でも、普通は、そういう同音異義語の多いような言い方は、仕事ではしないので(映像産業に限らず、同音異義語はしないような言い回しが、どこの国の職場でも工夫されている)、心配しなくていい。先進国なら、職場の言い回しでは、同音異義語をさけるようになっている。途上国は知らない(というか、そういう細かい国語の言い回しで、その国の文化水準が分かる。ダメな国って、国語改革が出来ないですよ)。

同音異義語のほか、発音が似ている、同じ語も、仕事では、避ける工夫がある。そのために新しい単語をつくる場合もある。有名な例だと、「工業」と「興行」とか発音が同じだから、仕事では「工業」のほうは「えこうぎょう」と言ったりして区別する場合もある。


さて、受験範囲外だが、机やタンスなどの「引き出し」が drawer である。


センチュリーいわく、draw はdragと同語源だろう、という見解。drinkは関係ない。


動詞 drink は液体を「飲み込む」ときの一般的な動詞。

いっぽう、動詞 swallow は、よく、固体を噛まずに飲み込むときに使われる動詞(センチュリー、ジーニアス)。

swallow の「かまずに」という状況説明が、桐原にも旺文社にも東京書籍にも書いてない。高校英語の単語集には問題・欠点も多い。


典型的な例文が、錠剤の薬を飲む込む場合であり、

swallow a pill 「薬を飲み込む」(旺文社1900、桐原3000)

または

swallow a medicine 「薬を飲む込む」(東京書籍4500巻末)

である。

「飲む」 swallow は、「ツバメ」 swallow と同じスペル・同じ発音で同じ単語(旺文社)。


なお、「噛む(かむ)」は英語で chew である。チューインガム chewing gum のチューと同じ単語(旺文社1900)。東京書籍と桐原は chew を紹介しておらず、やや高校範囲外の単語。


最初の

initial ,first


first は「一番目の」という意味である。「最初の」と訳しても良い(ジーニアス)。


initial は、数字で一番目の何かに使う場合もあるが、必ずしも数えられるものでなくても使える。

たとえば、「病気の初期の段階」の「初期の」も initial である(ジーニアス)。

なお、

initial stage 「初期の段階」(鉄緑、ジーニアス)

ほか、「頭文字」のことを an initial letter という(グランドセンチュリー、)。

initial だけでも「頭文字」の意味がある(ジーニアス、桐原、旺文社)。

だからか、initial は「初期の」で覚えるべきだというのが桐原の見解。つまり、桐原の initial を見ても、「最初の」という訳はない。

なお、東京書籍は「初めの」「最初の」という訳(東京書籍3000)。

範囲外だが、

initial velocity 「(物理の力学の)初速度」[7]

なお、velocity 「速度」である(鉄緑)。

鉄緑以外、velocity を紹介していない。旺文社1900・桐原4500、東京書籍4500をさがして、velocity が索引には無い事を確認した。velocity は、受験英語ではないようである。

参考文献

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  1. ^ 高等学校外国語科用『EMPOWER ENGLISH EXPRESSION II』、桐原書店、平成30年文部科学省 検定済、令和4年 2月25日 発行、P39、
  2. ^ "How to register a rental property | Boston.gov" , Last updated: 11/6/23
  3. ^ 乾輝雄 著『中世英語におけるフランス語からの借用語』P.21
  4. ^ 松本茂 監修『速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4』、Z会、2014年3月10日 ver.4第7刷発行、P.138
  5. ^ 小森清久 ほか編著『新版完全征服 データベース5500 合格英単語・熟語』、桐原書店、2019年2月10日 第41刷発行、P.240
  6. ^ 小森清久 ほか編著『新版完全征服 データベース5500 合格英単語・熟語』、桐原書店、2019年2月10日 第41刷発行、P.240
  7. ^ 仲達修一・白神陽一朗 著『中等教育における科学英語の実践的研究』科学教育研究 Vol. 42 No. 1(2018)、P18