OSS開発ツール

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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OSS(オープンソースソフトウェア)開発には、多数のツールが利用されます。これらの多くは、LinuxをはじめとするフリーなOS上で動作するツールですが、商用のOS上でも利用可能なものがあります。

Linuxは、UNIX互換OSと位置づけられており、UNIXの哲学を継承して設計されたOSです。そのため、UNIXで利用されている多くのツールがLinuxでも利用可能であり、LinuxがOSS開発に適した環境であると言われています。

OSS開発に利用される代表的なツール

  • OSS開発ツール/エディタ: プログラムの作成や編集をするためのテキストエディター。代表的なものにViやEmacsがあります。
  • OSS開発ツール/コンパイラ: ソースコードをコンピュータが理解できる機械語に変換するためのプログラム。C言語のコンパイラとしてはGCCやClangがよく使われます。
  • OSS開発ツール/GUIツールキット: グラフィカルユーザーインターフェイスを作成するためのライブラリやフレームワーク。代表的なものにQtやGTKがあります。
  • OSS開発ツール/デバッグツール: プログラムの実行時にバグを見つけるためのツール。デバッガやプロファイラなどがあります。代表的なものにGDBやValgrindがあります。
  • OSS開発ツール/ソースコード管理ツール: プログラムのバージョン管理や共同開発を行うためのツール。GitやSubversionがよく使われます。
  • OSS開発ツール/解析・分析ツール: プログラムの解析や分析を行うためのツール。静的解析ツールや動的解析ツールがあり、代表的なものにCoverityやCppcheckがあります。

これらのツールは、開発者がソフトウェアを効率的に開発するために欠かせないものであり、OSS開発の推進に大きく貢献しています。