トーク:中学校数学/2年生/図形/証明
話題追加「Q.E.D.」は妥当か?
[編集]中学生に「Q.E.D.」というギリシャ語的な表現は、難しいと思う。「証明、終わり。」とかの日本語の表記に変えるべきだと思います。私(利用者:すじにくシチュー)の学生時代の記憶では、私の中学時代・高校時代(90年代)では、「Q.E.D.」という表現を習っていません。たとえ仮に「Q.E.D.」を紹介するにしても、紹介だけに留め、本文では「証明、終わり。」とか表記すべきでしょう。私が思うに、ただでさえ中学高校の数学の証明は抽象的で難しいのに、さらに聞きなれない表現を追加するのはマズイと思います。中学生は、おそらく人生で初めて証明を習います。その中学生には、まず「Q.E.D.」は聞きなれてないので、中学生の負担を増やして、不適切だと思います。また、参考書などを読んでも、おそらく「Q.E.D.」という表現はあまり書いていないでしょうし、もし中学生が分からなくて先に進めないと思ったときに調べようが無いと思います。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月8日 (日) 01:52 (UTC)
- 私は、「どちらでもよい」という立場です。ので、昨日少しいじったときもそこは特に触りませんでした。個人的な好みを言えば私も「Q.E.D.」はあまり好きではないので自分が書くなら使いませんが、他の方が書いたものを書きかえようとまでは思わない、という程度です。そこに書く記号は何でもよくて、証明が終わったことがわかればよいのです。ただ、細かいことですが、「証明、終わり。」は筋が悪くて、「(証明終)」「(証終)」「(終)」などのほうがよいと思っています。つまり、証明がそこで終わったことを明確に示すための記号なのですから、まるで文章のように句読点が付いていて証明本文と区別がつかない書き方ではなく、記号であるということがはっきりとわかる記号のほうがよい、ということです。ご検討ください。
- むしろ中学生に難しい表現といえば、「夾角」や「相当」のほうが気になります。これらはよく使われる慣用表現ですし、漢字が表意文字であるという当たり前のことを理解している中学生なら難なく理解すると思います。が、思うに最近の子供というのは破滅的に日本語が苦手なので、これらの単語を「新たに位置から覚えなければならない単語」と思い込んでしまい、負担感が増えそうです。学習指導要領解説でも
- 二つの三角形は,次のそれぞれの場合に合同となる。
- ・対応する3組の辺がそれぞれ等しい
- ・対応する2組の辺がそれぞれ等しく,その間の角が等しい
- ・対応する1組の辺が等しく,その両端の角がそれぞれ等しい
- という書き方ですので、私は中学校現場のことはよく知らないのですが、たぶんいまどきの中学校では漢語表現で教えないのではないでしょうか。--K.ito (トーク) 2015年3月8日 (日) 02:51 (UTC)
(報告)とりあえず、「Q.E.D.」表現を「(証明終)」に変更しました。また「夾角」や「相当」などの表現を、上記の「対応する3組の辺が」などの表現に変更しました。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月11日 (水) 07:05 (UTC)
図の文字が小さいなど、図が見づらい
[編集]図に描いてある文字が小さくて見づらいです。一般の検定教科書では、図中の文字サイズは、図に対して文字は意外と大きいです。文字を拡大してほしいです。他にも見づらいことがあり、それは図の背景色が灰色であり、文字が黒なので、色が近く、さらに見づらいです。対案として、たとえば図の背景色を白系の色にするなど、対応してください。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月8日 (日) 02:11 (UTC)
- (報告)とりあえず、SVG形式の同内容の画像ファイルを作成して、差し替えました。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月11日 (水) 07:05 (UTC)
「仮定」の振り仮名の有無について
[編集]- 「仮定」の振り仮名「(かてい)」は残しとかないとマズくないですか。私は中学生のころ、「仮定」という言葉を、数学の証明の授業で初めて知りましたよ。つまり、それ以前の私は「仮定」を「かてい」と読むことも知らなかったわけです。おそらく現在の中学生も、中学の証明の授業で、はじめて「仮定」という用語を習う生徒も多いと思います。当然、その中学生の多くは、「仮定」を「かてい」と読むことも中学で初めて習うことになるだろうと思います。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月12日 (木) 04:09 (UTC)
- 単語レベルでいつ初めて見るか、というのと、振り仮名の必要性とは別の話かと思います。「仮」は小学校国語/漢字/5年生で習う漢字、「定」は小学校国語/漢字/3年生で習う漢字にあり、「かてい」という読みはいずれも常用漢字表にある標準的な音読みをするだけで、このページは中学2年生向けなのですから、振り仮名は不要です。--K.ito (トーク) 2015年3月13日 (金) 21:37 (UTC)
- 「仮病」(けびょう)という常識的な熟語があります。「必定」(ひつじょう)という常識的な熟語もあります。よって、「仮」を「け」とも読みのは常識です。「定」は「じょう」とも読むのは常識です。「仮定」を音読みだと中学生が推量するにしても「けじょう」なのか「かじょう」なのか「かてい」なのか「けてい」なのか、どれが正しいのかを、音読みだけでは判定できません。
- 高校生物の検定教科書で用語の振り仮名の有無を調べたところ、教科書会社によって、ある熟語に振り仮名を加えるかどうかは対応が分かれます。高校の理科の例ですが、たとえば生物の検定教科書を見ても、「分子時計」という用語では、数研出版(検定:平成24年、発行:平成26年1月10日『生物』)は「ぶんしどけい」と振り仮名を加えてますが(ページ374)、いっぽう啓林館(『生物』検定:平成24年、発行:平成25年)は振り仮名を加えてません(ページ348)。
- さて、中学数学ですが、おそらく、啓林館の中学高校の数学教科書を読んでも、高校教科書の方針と同様に「仮定」には振り仮名を加えないのでしょう。(まだ入手してないので現物は未確認) 中学参考書でも、もし啓林館を参考にした参考書ならば「仮定」に振り仮名を加えないのでしょう。
- だから中学数学の記述でも、ある教科書会社の中学の検定教科書の「仮定」に振り仮名が 無かった/あった というのは、ウィキブックスでの振り仮名の有無の正当化の理由になりません。同様に市販の参考書に振り仮名が 無くても/あっても、いっさい理由にならないと思います。
- さて、ウィキブックスの読者は、教師無し・塾講師無しの状態で独学している、よって、もし熟語の読みが分からなければ自分で手間を掛けて辞書などで調べなければならないという制約があります。「仮定」についてなら、学校や塾の授業では「仮定」を教員・講師が「かてい」と読みあげて教えてくれますが、しかし独学では他人は用語を読んでくれません。このため、ウィキブックスでの新規の用語紹介では振り仮名があるほうが親切だと思います。--すじにくシチュー (トーク) 2015年3月14日 (土) 02:10 (UTC)
- 振り仮名を振ることのメリットはもちろんご指摘の通りです。ですから、デメリットがないのであれば、当然すべての単語に振るべきです。しかし、実際にはデメリットがあって、それは「うっとうしい」ということです。現状の表記では文章の途中に振り仮名が割り込んでくるので、文章を滑らかに読む妨げになり、それが理解の妨げになるおそれがあるのです。ですので、メリットとデメリットを比較衡量して、メリットが上回るのであれば振り仮名を振り、デメリットが上回るのであれば振らないべきです。その閾値がどの程度なのかというのは議論の余地があるのですが、ひとつの基準候補として、学年別漢字配当表を挙げました。他の閾値のほうがよいという議論ならわかるのですが、なんでもかんでも初出なら振り仮名を振るべきという主張はちょっと受け入れがたい主張です。
- 以下はちょっと極論かな、という自覚もあるのですが、個人的な感覚を述べますと、所詮はテクニカルタームなのですから、別に独学者が間違えて「けじょう」と読んでいたとしても、その概念の意味を理解してさえいればなんら問題ないと思うのです。もちろんいつかそれでは伝わらないから直さなければならないときが出てくるわけですが、そのときというのはまさにご指摘の「教員・講師が「かてい」と読みあげて教えてくれ」る状況と等価です。そのときに気づいて直せば、それでなんら問題ないです。もちろん、さすがに間違った読みすら自分で勝手に与えることのできない用語というのは、そこで引っかかってしまって理解の妨げになるので、それはよくない。ですが、既に「習っている」漢字ならば、仮に読み方が一意に確定できなくても、とりあえず適当に読んでお茶を濁せるので、問題ない。私はこの程度の感覚で考えています。--K.ito (トーク) 2015年3月14日 (土) 10:22 (UTC)