コンテンツにスキップ

刑事訴訟法第218条

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

法学コンメンタールコンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂

条文

[編集]

(令状による差押え・捜索・検証)

第218条
  1. 検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、差押え、記録命令付差押え、捜索又は検証をすることができる。この場合において、身体の検査は、身体検査令状によらなければならない。
  2. 差し押さえるべき物が電子計算機であるときは、当該電子計算機に電気通信回線で接続している記録媒体であつて、当該電子計算機で作成若しくは変更をした電磁的記録又は当該電子計算機で変更若しくは消去をすることができることとされている電磁的記録を保管するために使用されていると認めるに足りる状況にあるものから、その電磁的記録を当該電子計算機又は他の記録媒体に複写した上、当該電子計算機又は当該他の記録媒体を差し押さえることができる。
  3. 身体の拘束を受けている被疑者の指紋若しくは足型を採取し、身長若しくは体重を測定し、又は写真を撮影するには、被疑者を裸にしない限り、第1項の令状によることを要しない。
  4. 第1項の令状は、検察官、検察事務官又は司法警察員の請求により、これを発する。
  5. 検察官、検察事務官又は司法警察員は、身体検査令状の請求をするには、身体の検査を必要とする理由及び身体の検査を受ける者の性別、健康状態その他裁判所の規則で定める事項を示さなければならない。
  6. 裁判官は、身体の検査に関し、適当と認める条件を附することができる。

改正経緯

[編集]

2011年改正により以下のとおり改正、その他用字等についての改正がなされている。

  1. 第1項
    (改正前)差押、捜索又は検証
    (改正後)差押え、記録命令付差押え、捜索又は検証
  2. 第2項を新設。以降項数を繰り下げ。

解説

[編集]

参照条文

[編集]

判例

[編集]

前条:
第217条
(軽微事件と現行犯逮捕)
刑事訴訟法
第2編 第一審
第1章 捜査
次条:
第219条
(差押さえ等の令状の方式)


このページ「刑事訴訟法第218条」は、まだ書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にトークページへどうぞ。