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古典ラテン語/相関詞

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

相関詞

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相関詞 (correlative) は、文において相関関係をなす語で、二つの人や物事を比べた時の質や量についての情報を与える。ラテン語ではさまざまな品詞にわたる。

  • 相関代名詞 (correlative pronoun)
  • 相関形容詞 (correlative adjective)
  • 相関副詞 (correlative adverb)
  • 相関接続詞 (correlative conjunction)

相関詞としては、単独ではなく、二つの語を組み合わせて用いる。

相関詞の例


関連:Appendix:Latin correlatives - Template

おもな相関詞

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相関詞 型1 型2 品詞 意味 備考
aliā 他の 方法・
経路
副詞 他の方法で、他の経路で 形容詞 alius の女性・単数・奪格
aliās 他の 場所,
副詞 他の場所で、
他の時に
形容詞 alius の女性・複数・対格
alibī 他の 場所 副詞 他の場所で 形容詞 alius +副詞 ibī
aliō 他の 行き先 副詞 他の方向へ、他の場所へ 形容詞 alius の中性・単数・奪格
aliquam 不定 数量 副詞 大いに 副詞的対格
aliquandō 不定 副詞 (時間)ときどき、
あるとき、かつて、いつか、ついに
/代名副詞 を参照。
aliquō 不定 様態,
行き先
副詞 (場所)どこかへ /代名副詞 を参照。
aliter 他の 様態 副詞 別の方法で、違う風に [類義表現] aliō modō
中称
指示
行き先,
場所,
時ほか
副詞 (場所) そこに、その場所へ
(時間) その時まで、
(理由) それゆえに、
(程度) その程度
[語源] 指示代名詞 is の中性・単数・奪格。
[類義表現] in eō locō, in eum locum,
eō tempore, eā rē
[派生語] adeō, ideō

脚注

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関連項目

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関連記事

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英語版ウィクショナリー

外部リンク

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