ガリア戦記/用例集/接続詞/二詞一意
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二詞一意
[編集]二詞一意 (にしいちい) または ヘンディアディス (hendiadys)は、二つの名詞または形容詞を等位接続詞で結んで一つの意味を表わす修辞技法である[1]。
なお、hendiadys は、ギリシア語で「二つで一つ」を意味する ἓν διὰ δυοῖν (hèn dià duoîn) をラテン語化した用語。
追加 | et, atque (ac), 後置詞 -que |
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『ガリア戦記』 で二詞一意の例としてよく知られているのは、次の箇所である。
- ā cultū atque hūmānitāte [2] 「文明生活の発展(から)」 「文明開化(から)」[3]
- ※直訳的には「文化と人間性」などと訳し得るが、ここでは一体的に訳されることが多い。
二詞一意とされる用例
[編集]1巻2節5項
[編集]- prō glōriā bellī atque fortitūdinis
- 戦争の強さの栄光に比べて (1巻2節5項)
1巻3節1項
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脚注
[編集]- ^ hendiadysの意味 - 英和辞典 - コトバンク などを参照。
- ^ w:fr:Hendiadys#Citations "Par le développement [et] d'une vie civilisée"、#遠山 (2009), p.3 などを参照。
- ^ #遠山 (2009), p.3 を参照。
- ^ #遠山 (2009), p.8 を参照。
参考文献
[編集]遠山 (2009)
[編集]- カエサル『ガリア戦記』第Ⅰ巻、遠山一郎 訳注、大学書林、2009年、ISBN978-4-475-02446-4
- p.3 (二詞一意の説明) ; p.7,
Le Manzou (1965)
[編集]- CÉSAR : Bellum Gallicum tome premier, par René-Yves LE MANZOU, Bordas, 1965
関連項目
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