世界史

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世界史というと漠然としていて、イメージが湧きにくい難しい学問のようにも見えます。けれども一つ一つの史実は、実は個人の生き様を捉えたものです。だから、決して怖がることはありません。もちろん、すぐに世界史を大局的に考えたり、細かく正確に分析したりすることは無理でしょう。けれども、世界史の史実を捉えようとする一歩一歩の積み重ねから、あらたな世界史の姿が形作られることになります。本編の後半にあたる部分では、詳細世界史という項目を用意しました。各個別の世界史についてを描いていきます。

歴史とは?[編集]

歴史とは、その時代の鏡です。過去を調べ研究することは、今日のわたしたちを形作っているものの来歴や流れを理解する助けになります。E・H・カーらの思想では、歴史は現在と過去の対話であることになっています。ハチントンの『文明の衝突』では、さまざまな文明の衝突という観点から歴史を考察していくことが大切であると主張しています。反対に、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」では、やがて文明はひとつに収斂されていくだろうという指摘されています。歴史とは、一見、時代順(クロノロジカル)に考察するだけのようにも思えますが、歴史学という観点からは、このように多岐にわたる考察がなされています。

文明の始まり[編集]

人類は、生物学の研究から、進化を経て形成されたと考えられています。遺跡や化石、DNAや放射線などの科学的な調査から、文字による記録の無い時代の研究が進んでいます。人類は、二足歩行から始まり、道具の使用、狩猟採集(英:Hunting and Gathering)から始まり、火の使用葬儀が行なわれるようになり、1万年ほど前に、農耕文化が始まります。それに合わせて文字が発明され、さまざまな言語が記録された文明が確認出来るようになります。現在のイラクのあたりはメソポタミア文明とよばれる文明が発達し、特にその地域にある都市遺跡シュメール文明は、世界最古の文字が遺されていたことで有名です。このほか、古代エジプト文明中国文明インダス文明メソアメリカ文明アンデス文明を加えて六大文明と呼ばれるそれぞれ特徴を持った文明が始まりました。

古代[編集]

古代には、帝国建設の動きが各地に広がり、さまざまな帝国が出現し、滅びました。古代帝国は東西で成長しました。ペルシャ帝国ローマ帝国、あるいは中華文明[B.C.1046 – B.C.256]や[B.C206 – 8, 25 - 220]など)は、そうした典型に漏れません。制度こそ相違あれ、中央集権的であったことや崩壊に向かう過程など幾つかの類型も見られ、世界全体での交易も徐々に見られるようになりました。地球上の各地で民族が移動しだすと、古代帝国は衰退しました。多くの古代帝国が混乱の中で崩壊していきました。以上、帝国に焦点を当てましたが、古代では、文明とは言えないような地域であっても国家が形成され、世界史を形作りました。

中世[編集]

中世というと暗いイメージですし、実際にあまり楽しい時代ではないようです。古代の混乱を収拾する新秩序として、ヨーロッパにしてもイスラムにしても、あるいはアジアにしても封建制度が積極的に導入されます。しかし、北方民族が拡散したことで、大帝国は解体されました。各地で自立化の動きが起き、世界は群雄割拠の時代を迎えました。ヨーロッパのように内包的な収縮を見せる文明もあれば、イスラム世界のように積極的に拡大し繁栄した文明もあります。これをもって文明の衝突とみるべきなのでしょうか。しかし、十字軍以降、イスラームとヨーロッパの対立が見られるようになります。アジア地方では、中国が中華思想に基づいた冊封体制が布かれ、交易圏が広がります。また、モンゴルが台頭しユーラシアを一体化するなど、異文明同士の交渉が活発化することになりました。世界は種々の危機に見舞われながらも、新時代の気運は胎動していたのです。

近世[編集]

近世における最大のイベントは、大航海時代でしょう。ヨーロッパはアジアの海へ向けて船出しました。人口が徐々に増加し、経済も拡大します。十字軍以降、ルネサンスへの機運が高まり、それに乗じてイスラムとの交易も復活します。いわゆる新大陸の発見以降、大航海時代になるのですが、それだけでなく世界中が海上交通によるネットワークで連結しました。大航海をきっかけにアジアは繁栄しましたが、西半球では変革が相次ぎました。17世紀は「17世紀の危機」という言葉が生まれるほど危機に見舞われた世紀でしたが、これを機に世界各地で体制が編成されました。

近代[編集]

産業革命は、現代に通じる歴史プロセスに不可欠な通過点です。経済が、しばしば飢饉などで収縮に向かっていたのですが、産業革命による機械化・工業化で工業力を上昇させ、爆発的な人口増加と経済の拡大を獲得します。それから、大航海時代以降進んでいた植民地化がまずイギリスで帝国主義となり、ほかの国々もその後を追いました。帝国主義を採用した列強による世界分割の結果、2度の世界大戦が世界を覆いました。この世界大戦は人類初の総力戦でした。

現代[編集]

世界大戦における各国の被害はとても甚大なものでした。第二次世界大戦が終わった途端、アジアやアフリカの各地域は、欧米日からの解放独立を勝ち取りましたが、世界は東西冷戦の時代に突入し核の恐怖に巻き込まれました。石油の使用など重工業化が進みますが、現代におけるテクノロジーの進化は、人間の卑劣な部分を浮き彫りにしています。核のみならず、クローン技術インターネット環境問題など私たちの抱える問題は、人間の存在にかかわる大変な問題です。東欧民主化革命ソビエト連邦崩壊という衝撃的な事件は、冷戦の終結を告げ、核の恐怖を消し去りました。しかし、アメリカによる一極支配が始まり、グローバリゼーションが世界を席巻しました。そして、9・11同時多発テロで一極支配は揺らぎ始め、現在はテロリズムとの戦いがとりあえずクローズアップされていますが、冷戦後の世界の枠組みがどうあるべきかは誰もわからずにいます。私たちの文明がどこにたどり着くのかは私たちにかかっているのです。

詳細世界史[編集]

世界史に関する標準的な内容をやや逸脱した、詳細な世界史の教科書にしたい。そのために、大学教養レベルの世界史の内容を前提として、話題を進めていく。ただし、世界史をこれから習得したい人にも留意し、建設的な教科書となることを祈念している。

前史・古代[編集]

中世[編集]

近世[編集]

近代[編集]

現代[編集]