学習方法/中学校全般

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

勉強法[編集]

小学の勉強法とは、中学は違う。[編集]

小学のころとは、勉強法が変わります。中学では、テストに出るところを重点的に勉強する必要があります。

勉強には反復練習の時間が掛かる[編集]

中学入学からは、勉強に時間が掛かります。

なぜなら、小学校の段階では、日常生活や娯楽などからも勉強できる事はありますが、中学からは、だんだん日常生活や娯楽から勉強できる事が減っていきます。なので、勉強のために時間を掛けないといけません。

娯楽から学習するのは、あまり効率的ではありません。

娯楽などにも、学問の成果が応用された物が多くありますので、それらの娯楽作品によって、自分が興味を持ちはじめるキッカケになるかもしれません。しかし中学の勉強は単に興味を持って調べるだけではダメであり、実際に手を動かして書き取り練習や計算練習などをするなどして、反復練習をする必要があります。

なので、娯楽から学習するのは、あまり効率的ではありません。

小説などの読書も、単なる娯楽です。世間には、明治時代や大正時代などに書かれた近代小説(きんだい しょうせつ)を読むことを「勉強」だと勘違いしている人がときどき、いますが、しかし小説は勉強用には造られていません。

小説を読む趣味もかまいませんが、娯楽だと割りきって、それとは別に、国語の参考書などで裏付けを調べることにより、事実を確認しましょう。


教科書と教科書ガイドを分析しよう。[編集]

内申点を上げるには、学校の定期テスト対策をしなければなりません。学校の定期テストは、授業で習ったところから出ます。授業でならうところは、たいていは検定教科書や教科書ガイドに書いてあります。

市販の参考書の内容は、定期テストの範囲から外れることも多いので、注意してください。 特に公立高校受験の場合、高校受験での内申点の比率が、学力試験と同じくらいに大きいので、注意が必要です。

いくら、アナタ個人が、たとえ受験問題がスラスラと解けようが、学校の定期テストの成績が悪いと、内申点が悪くなります。公立高校の受験は、経歴重視なのです。どのみち、民間企業の採用試験では、学力試験なんて、ほとんど課されません。そういう将来の就職活動の練習だと思って、経歴を磨く練習として、内申点を上げるのが良いでしょう。


貧乏人は内申点が悪いと、高校進学が大変なことになる[編集]

そして、貧乏人は、その地域の偏差値の高い公立高校に進学できないと、その地域の偏差値の低い公立高校や、定時制の夜間高校、などに進学せざるを得ません。

そして、これらの不人気な高校には、不良が多いという問題点があります。

どんなに受験問題が解けても、内申点が悪いせいで、偏差値の高い高校に合格できなくなり、まともに勉強する気のない不良どもと高校生活を送るハメになります。

日本の高校教育の制度では、「不良と一緒に勉強するのがイヤだから、自分1人で教科書や参考書を読んで勉強したい」と思っても、なかなか簡単には行かない制度になっています。

いちおう、『高等学校卒業程度認定試験』という、高校に通わなくても高卒資格の取れる資格試験がありますが、高校に通うよりも、なかなか合格の難しい試験です。逆にいうと、高校に通ってるだけで、高校教育の内容を理解できていないバカでも高卒資格を取れてしまうのが、日本の教育制度です。(バカでも中学校を卒業できる事と同様です。)

しかも、大手企業や中堅の企業は、その『高等学校卒業程度認定試験』資格だけでは採用してくれません。


国語と英語では教科書ガイドが必要[編集]

いまや「国語」科目と「英語」科目では、教科書ガイドがないと、テスト勉強が大変になります。

国語は、教科書には、読解問題の答えが書いてません。国語の教科書だけでは、漢字くらいしか、勉強できません。

英語は、教科書には、和訳の答えが書いてありません。英語の教科書だけでは、英単語くらいしか、勉強できません。


たとえ、全国模試などが得意な人でも、中学の国語・英語・社会科という文系科目では、定期テストの競争が大変です。なぜなら、ほかの暗記バカな中学生が、「授業範囲のことだけ、丸暗記」の勉強法で、定期テストの成績を上げてくるので、そういう丸暗記の人と、授業範囲から出題される定期テストで競争することになり、かなりキツい競争になります。

2016年のいまのところ、「数学」と「社会」科と「理科」とでは、それほど教科書ガイドが必要ではありません。しかし、今後はどうなるか、分かりません。現状では、文系科目の国語と英語では教科書ガイドが必要なので、おそらく社会科も今後、教科書ガイドが必要な教科になってくるかもしれません。その次は、もしや理科が教科書ガイドが必要な教科になるかもしれません。

政府は、公立高校入試での内申書重視の方針を改めようとしないし、それどころか大学入試ですら「AO入試」などといって推薦入試を重視させようとしています。

困ったことに、90年代の内申書重視の教育を受けた世代の中の丸暗記バカが、2016年代のいまや30〜40歳ごろの大人になっており、社会で発言権を得て、暗記バカの30過ぎの大人が自分達を正当化するために、自分達の受けたダメな内申書重視の教育制度を正当化しようとして、内申書重視の問題点に目をつぶって放置したり、それどころか内申書制度を賛美したりしてます。そういうダメな大人でも、選挙権を持ってるので、やっかいです。

また、日本の国会議事堂の政治家たちは、内申書制度という、自分たちの失策を認めたくないのか、まったく改革しません。政治家の「教育改革」というと、「タブレット端末の導入による『電子教科書』」とか、ピント外れのことばかり、政治家は主張してます。


なお、アメリカ合衆国などの大学入試などでの推薦制度では、もちろん学力も問われ、また、学校のテスト以外の学力試験(たとえば「SAT」という大学入学ていどの学力を測定するための全国試験が、アメリカにはある)の成績も問われ、まったく日本の中学の内申書重視の制度(笑)などとは違います。アメリカなどでは、もし推薦で進学した学生の進学後の成績が悪いと、翌年から、その学校の推薦の枠を減らされることすらあります。


実技教科の参考書も買おう。[編集]

音楽や体育・保健など、実技系の教科も、成績が内申点になります。

実技教科の意義として、それなりに社会で役立つ事も書かれていたり、あるいは、高校や大学の5教科の勉強で役立つ事も書かれていたりするのですが、教員も学生も、そんな事は理解していません。

さて、これら実技系の科目の評価方法は、授業中の実技による評価もありますが、定期テストで、筆記試験もあります。成績評価では、筆記試験の比率が、意外と大きいです。

ここで重要なのは、「この用語を漢字で書け」的な問題が、実技教科の定期試験の筆記問題でも出題される事です。なぜなら、そうしないと、学生のテストで、得点差がつかないからです。

日本の中学校・高校では、成績評価(いわゆる「通信簿」(つうしんぼ) )で、5段階評価で成績順に2〜5あたりの成績をつけないといけないので、テストの得点差をつける必要があり、そのため、生徒の解きづらい問題を出題する必要があるので、「この用語を漢字で書け」的な知識を聞いてきます。

ここで重要な事は、「この用語について、何文字以内で説明しろ」というような問題は、中学の実技科目の筆記試験では、まず出題されません。出題されるのは、あくまで、「この用語を漢字で書け」的な問題です。

なぜなら、「この用語について、何文字以内で説明しろ」というような問題は、客観的な採点が不可能ですので、公立中学の定期試験には、まず出題されません。仮に出題されるとしたら、それは、授業中に説明した事を、そのまま書けば得点を貰える説明ですので、授業の内容を書けば済みます。

それどころか、仮に専門書などに書かれている正しい説明を書いても、その科目の教員が授業中に説明した内容でなければ、点をもらえない場合もあります。なぜなら、教員は忙しくて、いちいち授業で紹介していない専門書まで、調べる時間がありません。また、そこまで調べる仕事をするほどの給料を、中学教員は、国や都道府県からは、もらってないのです。


とにかく、実技教科も、定期テスト対策用の参考書が市販されてますので、実技教科の参考書を買って読んでおいて、テスト前に漢字を復習するのが、定期テスト対策には良いでしょう。

「用語を漢字で書けるように覚えるよりも、実技を身につけることのほうが重要だ。」というのは理想論ですが、内申点が下がってしまって希望の高校に進学できなくなってしまっては、元も子もありません。


もちろん、実技の用語を漢字で書く知識は、その実技教科の理解には、ほとんど関係しないのであり、ピント外れなのですが、しかし、こういうピント外れな教育状況が、日本では何十年もずっと放置されています。(実生活では、実技科目の漢字は読めれば良い。)

もちろん、教員だってバカではないので、もっと本質的な教育をしたいと思っても、現在の教育制度では不可能であり、そもそも教員一個人で勝手に教育カリキュラムをつくるわけにもいかず、どうしようもありません。

不幸中のさいわいとして、実技教科で出てくる漢字には、簡単なものが多く、実社会でも書く機会の多いものです。しかたないので、漢字を練習しましょう。


とにかく、日本の世間の大人たちとは、これほどまでに、頭が悪いのです。また、今の大人たちの中には、そういう実技科目の漢字を覚えることを実技の勉強だと勘違いしている、頭のわるい人もいて、そういう人も選挙権を持ってるので、おそらく教育内容が改善しないでしょう。

要するに「実技教育」の名目で、中学の5教科や高校の5教科などを予習する事が実体なのですが、日本では何十年もずっと放置されています。


どのみち、大学受験では、一般の大学入試の教科では、実技科目なんて出題されません。大学入試に出題されるのは5教科です。

大学入試で実技科目が出題される学校は、ごく一部です。体育大や美大・音大などだけです。体育大の入試で体育の実技が出され、美大の入試で美術の実技が出され、音大入試で音楽の実技が出され、・・・というようにです。体育大入試で美術の実技なんて出ません。美大入試で、音楽の実技なんて、出ません。

一般の学部(経済学部や文学部、法学部、理工学部など)では、大学入試では実技科目は出ません。医学部の入試ですら、保健の応急処置の実技は、まず出しません。工学部ですら、中学技術科の実技なんて、入試に出していません。そもそも高校の「普通科」(学科名)には、「技術科」という教科が存在しません。高校の家庭科分野の教科名は「技術家庭科」ではなく、単なる「家庭科」です。

大学入試に実技は出ません。大学入試に出るのは、いわゆる「座学」です。

高校受験も、公立高校では5教科の座学ばかりが、一般の高校入試では出されます。


そういう将来の受験の練習だと思って、定期テストでの実技科目の筆記試験対策も行っては、どうでしょうか?

文学小説とか芸術とかは、あまり深入りする必要が無い[編集]

「中学生くらいになったら、小説ぐらい読め」「クラシック音楽とか西洋絵画を鑑賞しろ」とかいう大人がいるかもしれません。 ですが、正しい勉強法は違います。考えてもみてください。

そんな読書とかの時間、ありますか?

「昔の学生は哲学書とかを読んでた」って言うかもしれませんが、その「昔」って、戦後の焼け野原とか、戦前昭和とか大正時代ではありませんか?

その時代って、まんぞくな理科教育ができず物理もろくに理解させられず、理科は暗記科目であった時代です。しかも、その時代は、まんぞくな歴史教育ができず世界史にいたってはロクに扱わず、昔は高校生でも今の中学レベルの世界史知識であり、経済知識に至っては昔の高校生は今の中学生レベル以下・未満であり、まともな教育をできたのは数学と英語くらい、・・・って時代じゃないですか?

で、ろくな5教科の教育が昔は無かったから、しかたなく文学とか芸術とか哲学書とかを読む、・・・って時代だったんだろうですかね。

  • 昔の教育はこうだった(真相編)

平成の初期(平成5年ごろ)ですら、たとえば高校の物理ですら、化学のような「暗記科目」だと思われてたんですよ、日本では。

教科書レベルの初歩の公式は導出しますが、参考書では初歩以外の公式の導出とかろくにせず、公式を覚えさせて、あとはひたすら計算問題を簡単な問題から順に解かせる、・・・とか伝統的な参考書はそういう説明法でしたわけです。

あるいは、解説付きの問題集を買って、計算練習するとか。

その前後の時代、予備校講師とかの出す参考書とかが、受験参考書業界に新規参入した出版社から出されて、基本法則をもとに自分で式を立てられるように教えようっていう理解重視の参考書をだす改革運動が起きて、そして、ようやく今のように物理が応用数学らしくなったんです。

また高校の化学では、たしか平成5年頃では、物理的な説明とは切り離して、化学は教えられていました。高校の生物も、化学とは切り離して教えられていました。

当時は、そのような暗記的な当時は「ゆとり教育」とかの悪影響だと思われてたかもしれません。

でも考えてみてください。平成5年ごろは学校教科書だけでなく参考書も、従来型の(予備校型ではなく)伝統的な参考書出版社の参考書でも、そういう暗記を重視する説明法だったんですよ。その伝統的なスタイルの参考書は、それ以前の時代の高校教育を参考にしてたはずです。

ってことは、逆算して昭和50年とか昭和40とかの理科教育を考えると、もっと暗記ゴリ押しだったはずです。

そう考えると、いろいろと辻褄(つじつま)が合います。

たとえば老人は、「昔はもっと授業が厳しかった」とか言う割には、あんまり学力がありません。

たとえば昔の塾・予備校がやたらと問題演習や過去問演習ばかりをするのも(今でも演習しますが)、そもそも基礎的な問題集と過去問以外には、まともな教材がなかったから、って考えると、合点が行きます。

理系科目では「ゆとり教育」とその直前の時代に、運良く、予備校業界などを中心にして改革運動が起きて、大学も歩調を合わせたから、なんとか改革できたってことですかね。

じゃあ、もし改革運動が起きなかったら、ずっと昔のままだった、って考えると、ちょっと怖いですね。


5教科全般の勉強の傾向と対策[編集]

中学生用の参考書を買って読むべき。[編集]

たとえアナタが学業が苦手であっても、とにかく中学生用の各教科の参考書を、さっさと買って読んだほうが良いです。

社会科など、参考書を科目ごとに分けて買うのが面倒くさいなら、地理・歴史・公民の3科目すべてが一冊にまとまってる参考書も市販されてますので、そのような一冊にまとめてある参考書を買って読み進めるのも良いかもしれません。

小学の参考書には、あんまり、戻らない。[編集]

アナタが中学生なら、けっして小学生用の参考書でなく、中学生用の参考書で社会科を学習してください。あまり小学用の参考書でばかり、中学生は学習しないでください。

べつに小学用の参考書を捨てる必要はありませんが、とりあえず中学入学後の日ごろの学習では、中学用の教科書や中学用の参考書で、中学生は勉強してください。

解説を読んだ上で、暗記する。[編集]

けっして、参考書の解説を読まないうちから、けっして、一字一句(いちじいっく)、用語をやみくもに丸暗記で覚えようとしないでください。参考書の記述は膨大であり、一字一句、おぼえるのは無理です。


まずは中学用の教科書や参考書で、説明を読むのが先です。そうして、全体像を把握してから、用語など重要知識を覚えていってください。


もちろん配布された検定教科書も読むべき。[編集]

参考書を読み終えるには時間が掛かります。中学校で教科書をもらったら、まずは教科書を読み始めるべきです。教科書は短めに、まとまっています。なので短時間で読めます。

学校の定期テスト問題も、多くの問題は教科書から出るので、教科書を読む必要もあります。(教科書以外にも、授業中の黒板の板書などから出ることもある。)

ただし、参考書も読み進めてください。さきほどの節でも説明したように、けっして「教科書を理解してから参考書を買おう。」(← × 非効率!)なんて思わないほうが良いです。とにかく参考書で自習し始めないと、いつまでも得意科目には、なりません。

5教科の資料集も読んでください[編集]

国語や、社会科や理科など、いくつかの科目で、資料集が配布されます。それらの記述も、中学のテスト範囲ですし、じつは国・社・理の資料集の内容のいくつかは高校入試のテスト範囲になります。

どういう事かというと、じつは中学生用の資料集の内容は、参考書や高校などであつかわれてる範囲から、いくつの内容を選んで、中学生用にやさしく解説してる内容も、資料集のどこかに書かれてたりします。

つまり、中学校の場合、資料集が、ちょっとした参考書みたいな副読本(ふくどくほん)としての役割(やくわり)もしています。

なので、もし5教科の資料集が学校から与えられたら、できれば、ひととおり読んでおいてください。

ただし、中学の定期テストや高校入試にまったく出ないことも資料集に書かれてますので、資料集だけでなく参考書も読んでください。

ふだんの勉強は、科目にもよりますが、資料集ではなく、たいていは参考書で行うのがいいでしょう。参考書で分からない所があれば、教科書や資料集を読むといいでしょう。

※ ただし、高校での資料集の使い方は、中学の資料集とは、役割がちがいます。教科にもよるが、高校の資料集は、理科や社会科の場合は、説明画像の写真集です。なので、あまり参考書のような役割は、ありません。


ただし、資料集の内容が定期試験に出題される科目は、あくまで5教科ばかりです。

あとは、せいぜい、家庭科や技術科の資料集くらいで、基礎的な用語の、漢字の書きとり問題が、出題されるくらいです。

(用語を漢字で書かせる問題は、テストに出題しやすく、しかも、漢字でかけない場合は減点するので、生徒間に点差をつけやすい。)

技術科の資料集だけにある、プログラミングのような専門的な技能の知識は、まず定期テストに出題されません。

なぜなら、そのような、技術科の資料集であつかわれている技能のなかには、工業高校や工業系専門学校レベルや工業大学の話題もあり、けっして中学では技能を教えられないのです。

たとえば、もし技術科の資料集に、技術者むけのプログラミング言語である「C言語」(シーげんご)について書かれていても、「C言語」どころか、学生むけに開発された入門的なプログラミング言語である「BASIC」(ベーシック)すら、授業では取り扱うのに苦労します。

そして、授業で取り扱わない事は、定期試験には出題されませんので、よって資料集にしか書いてない「C言語」などの文法は、定期試験に出題されない・・・というのが中学の技術教育での定期試験です。

なお、プログラミング言語の時代ごとの流行(りゅうこう)のちがいによって、資料集で紹介されるのが「C言語」ではなく「JavaScript」(ジャバ スクリプト)などの別のプログラミング言語かもしれませんが、とにかく、授業で取り扱わない事は、定期試験には出題されません。


同様に、美術や音楽の資料集であつかわれてる技法のなかには、美大や音大や芸術系専門学校レベルの話題もあり、けっして中学では教えられないから、そういう技法は、用語以外は定期テストに出題されません。もちろん、その用語問題は、漢字を書かせる問題です。


なぜ、小学校の内容にあまり戻らないほうが良いのか?[編集]

参考書での学習は、中学生用の参考書で予習・復習します。あまり小学校の参考書までは戻らないほうが良いです。 中学生用の参考書で勉強すれば、自然と小学校レベルの知識は、ほとんどは身につきます。

たとえ中学受験用で難関校むけの参考書を持っていようが、それよりも高校受験用の一般レベルの参考書のほうが、はるかに記述内容は高度です。

なぜなら、小学校の教科書・参考書では、たとえば小学校の地理分野の授業では、歴史や公民(政治や経済など)との関係は、あまり授業では深くは撮りあつかわれません。

ですが、中学校の教科・科目では、小学校で習ったはずの他の教科・科目の知識が活用されています。こういう、関連する他科目の知識が、小学生用の参考書では記述が少ないのです。

なので、中学校に入学して中学の教科書をもらったら、とりあえずは先に中学教科書を読み進めるほうが良く、小学用の参考書を復習するのは後回しで良いのです。

中学の教科書や参考書を読んで、どうしても分からない事がある場合にのみ、そのときだけ小学生用の参考書での復習をするのが良いでしょう。そして分からない部分が解決したら、さっさと中学生用の参考書・教科書を使った学習を再開するべきです。


中学の多くの教科は暗記科目である。[編集]

中学校の、それぞれの教科では、理屈っぽいことも説明されますが、まずは重要語句を覚えてください。数学を除けば、多くの教科は、暗記科目です。

そして、定期テストおよび入試で出る知識のほとんどは、語句の漢字問題 だから、です。

実技教科ですら、定期テストでは、筆記試験が出され、実技科目の定期テストの内容は、たいていの問題は、用語の漢字問題などの暗記問題です。


しかし、中学の教科書や参考書では、物事の仕組み なども説明されてます。たとえば「こういった仕組みで、こういう理由で、こうなった。」みたいな理屈っぽい説明もされます。ですが、たとえ因果関係を理解しても、あまり、定期テストにも入試にも、因果関係の問題は出ません。


なぜ因果関係の記述が、テストに出ないのかと言えば、教育時間やテスト時間の都合上、因果関係を細かく記述させるのは時間的に無理です。

大学入試の入試選択科目の問題なら、「この現象について、40字以内で説明せよ。」みたいな記述文も出る場合もありますが、中学の定期テストでは、そこまで要求されることは少ないです。

さらに言えば、そういった大学入試の記述式の問題ですら、模範解答を覚えていないと、点が取りづらいのが実情です。


また、高校入試などの採点方法でも、どうしても、短時間で多人数の生徒を採点するために、入試問題では「重要な用語や、重要なデータを覚えてるかどうか?」と言ったことを試験するようなテスト問題を出題せざるを得ません。


中学の教科・科目は、小学校と比べると、けっこう理屈っぽい内容なので、ついつい、理屈などの因果関係を理解しようとする学習ばかりをしがちです。しかし、それでは定期テストでも高校入試でも大学入試でも、あまり良い成績が取れません。

大学入試では分析的な問題も そこそこ出ますが、中学の定期テストや高校入試では、暗記力を要する問題のほうが多いでしょう。

こういうふうに、学習時には、すこしは因果関係を把握しながらも、学習の重点は暗記に置き、用語やデータを覚えることに重点を置く勉強法が必要です。


暗記の際の注意点[編集]

用語を覚えるときは、漢字で覚えてください。漢字が間違っていると入試で不正解として扱われることが多いです。テストの設問(せつもん)そのもので、「このことを何と言うか。漢字で書け。」みたいに解答を漢字で指定する事も多くあります。


とは言え、理屈っぽいことも理解しながら学んだほうが、記憶しやすくなるし、大学入試などにも役立つでしょうし(あなたが大学進学をするかどうか知りませんが)。

学校の検定教科書によって、重点的に紹介している内容が異なります。

たとえば、社会科の「地理」科目を例にとって説明します。 ある教科書会社の社会科「地理」の教科書では、中国以外のアジアの国としてタイを取り上げて紹介していても、他社の教科書では中国以外のアジアの国ではインドを取り上げて紹介している、というふうに。

入試では、特定の教科書出版社には合わせてくれません

なので、参考書を購入する必要があり、参考書をつかって、主要国の地理的な特徴については、ひととおり勉強をしておく必要があります

とはいえ、いきなり参考書を読むのではなく、先に検定教科書を読んでください。

参考書は、説明が多すぎるので、はじめて勉強する場合には、むきません。


検定教科書を読んでから、参考書を読むのが、コツです。


高校入試では時事問題は出にくい。[編集]

たとえテレビのニュースや新聞などの社会ニュースや科学ニュースなどを見ても、あまり成績は上がりません。新聞やニュースなども中学の学習の理解の助けになるかもしれませんが、それよりも参考書を読んだほうが早いです。


高校入試では、一部の難関校などを除けば、あまり時事問題などは要求されません。なのでニュースで時事について知っても、あまり参考になりません。たとえ時事問題が出たとしても、市販の参考書で対応が出来るていどの問題でしょう。


小学生の私立中学入試では、日頃の学習意欲の関心などを見るために入試で時事問題などの知識を要求する場合もあるかもしれませんが、高校入試は学習意欲よりも基礎的な学力そのものを見ますので、あまりニュースへの関心を見るような時事問題は出題されません。


だいたい、日々の膨大なニュースの中から、教育的に有意義な内容を見つけ出すのは、中学生には難しいです。たとえテレビなどで、さかんに報道がされている出来事ですら、数年も経てば、世間の関心が無くなっているという場合だって、ありえます。

そういった一時的な加熱報道なんかに学習時間を費やすのは、時間の無駄です。

教科書や参考書などの教材で、文中に紹介された時事的な近年の出来事は、「中学生に紹介するだけの教育的な価値がある。」と判断されて吟味された情報だけが記述されているわけです。


定期テスト対策は、授業中の教師の説明を復習して暗記する。[編集]

中学および高校の定期テストの出題範囲は、授業で習ったところから、ほとんど出ます。ほんの少し、数問は授業以外からも出るかもしれませんが、ほとんどの問題は授業の範囲から出るはずです。もしも、定期テストの出題で、教師が授業で習ってないところばかり定期テストに出題すると、世間から批判される風潮が日本社会には、あるからです。

もし、授業中に習ってない内容ばかりを出すと、その教科が苦手な学生は、まったく解けません。そういうことが起きると、日本の学校ではクラス運営がしづらいので、「授業中に習ってないことばかり、テストに出す」という事は定期テストでは行わないわけです。

なので、定期テストの問題は基本的に授業から出ます。授業中に、テストに出るところは教員が説明しているのが一般なので、きちんと教員が黒板に書いた板書は、ノートに取っておいてください。テスト前にノートで板書を復習して、暗記するためです。

けっして、教員の授業中の説明を理解するだけじゃダメです。 定期テスト前にノートに写した板書を復習して、授業時の説明内容で出てきた漢字英単語化学記号などを暗記して覚えておく必要があります。

そうしないと、テスト問題が解きにくいです。たとえ考えれば解ける問題であっても、暗記しないと、テスト中の読解に時間が掛かり、時間不足で定期テスト中には解けない場合も、ありえます。

中学の検定教科書の説明は理解重視であり高度ですが、残念ながら、中学の定期テストの実体とは違います定期テストの実体は、暗記重視ですので、けっして、混同しないようにしましょう。

対策としては、授業中にノートを取りきれるか不安なら、教科書ガイドなどを買っておくのも良いでしょう。 定期テスト対策には、参考書よりも教科書ガイドのほうが良いでしょう。


さて、検定教科書には、暗記させようとする説明ではなく、理解させようとする説明が、書かれているかもしれません。しかし、残念ながら、定期テストの採点方法が、そのような理解を採点できるようになっていません。かわりに、定期試験のほとんどの科目では、暗記した漢字などの知識を採点する方式になっています。

残念ながら、それが、日本の中学教育の限界です。なお、たとえ高校や大学に進学しても、ごく一部の科目をのぞいて(高校では、数学と理科をのぞいて)、残念ながら、似たような教育状況ですので、今のうちから、そういう連中との付きあいかたの勉強だと思って、中学で練習しておきましょう。

どっちみち、たとえ企業に就職しても、就職した先の上司が、勉強というのを「用語を漢字などで暗記すること」だと勘違いしている場合も、世間では、多くあります。中学は、将来つきあうことになる、そういう連中との付きあいかたの勉強の場所でもあります。

また、教員も、「暗記力よりも思考力のほうが大切」みたいな事を授業中には言うかもしれません。しかし残念ながら、日本の中学教育では、数学以外の科目では、考えて解くよりも覚えて解くほうが早いのであり、むしろ、そうやって暗記しないと解けないような大量の知識を、定期試験で出題してきます。

たとえ、教員個人が、そのような教育がダメだと分かっていても、国の政治家などがこういうダメな教育状況を放置しており、教員個人には改革の権限がないので、どうしようもありません。

日本は、中学教育の採点方法が、それほどまでに低レベルなのです。なので、世間は中学教育の成績をあまり信用せず、かわりに、大学入試での合格校および卒業した大学の肩書(かたがき)を信用するわけです。


日本の教育は、筆記試験が、このような採点制度であるため、まったく理解せずに用語などを丸暗記して高得点を取る生徒が、ときどき出現しますが、残念ながら現在の日本の中学・高校の教育では、そのような生徒を減点できるようには、なっていません。
なお、大学でも、そのような丸暗記をしたがる学生が、丸暗記の対象が用語の規模から、文章の規模に変わったり、あるいは理系なら公式の丸暗記と、証明の文章を丸暗記したりするわけです。 よほどの難関の大学での難関の学部や、あるいは法学部の司法試験や医学部の医師国家試験などのように国家試験のある学問を専門にする学部でないかぎり、そのような、まったく理解せずに用語・文章や公式と証明の文章などを丸暗記して高得点を取る学生が、優秀な成績の学生として卒業し、企業などに就職します。
ヘタしたら、日本の大学では、5教科以外の科目では、そういう丸暗記をしてきただけで高学歴になった大人が、大学教員になってしまっている場合すらも、あります。

ですので、中学の今のうちから、そういう連中との付きあいかたの勉強だと思って、中学で練習しておきましょう。

全教科をバランスよく勉強する[編集]

世間では、良く「国語は学問の基礎。」とか「他の教科よりも国語が大事。」とかと言う人がいます。ですが、学校の教科としては、数学・英語・国語・理科・社会という主要5教科のうちの1教科に過ぎません。 国語以外の教科の成績が悪いと、それだけ内申点が悪くなり、公立高校への入試が不利になります。

私立高校の入試に多い3教科入試でも、入試科目の国語・数学・英語の3教科のうちの1教科に過ぎません。高校入試だけでなく、大学入試でも、国語以外の教科も、たくさん、勉強しなければいけません。

けっして、国語ばかりに学習時間を掛けてはいけません。数学や英語など、他にも学習しなければいけない教科は多いのです。国語の学習時間は、数学や英語などの時間と同じ程度に、取ってください。

だからといって、国語を予習復習しないのはマズイです。国語は主要5教科のうちの1教科なので、きちんと国語科目の学習時間を確保する必要があります。同様に数学・英語・理科・社会などの国語以外の教科も、予習復習しないのはマズイのです。

国語の勉強法も、単に読書だけでなく、漢字の書き取り練習などや、コトワザや慣用句や古語を覚えたりとか、文法を覚えたりとか、バランスよく中学国語の全分野をキチンと勉強してください。そして、体育や美術・音楽、家庭科などの、実技教科も、バランスよく勉強してください。

あと、中学の実技教科の内容が、高校では5教科に出題されたりもします。分かりやすい例をあげれば、保健でならう免疫(めんえき)などについて、高校の理科の「生物」(せいぶつ)科目では、もっと詳しく習います。

家庭科や技術や美術、音楽なども、いくつかの内容が、じつは高校の5教科でも出題されたりします。

まあ、中学入学したばかりの時なら、とりあえず中学校1年の教科すべてを、なるべくバランスよく勉強しておけばイイのです。とはいえ、公立高校入試では5教科が出題されますし、多くの私立高校入試では国数英の3教科ですので、3年生になって受験が近づいたら、5教科をやや多めに勉強する必要もあります。

なお、たとえ(中学卒業直後についての進路希望として)私立高校を受験する予定でも、(3教科だけでなく)5教科をきちんと勉強しておいてください。なぜなら高校入学後に、中学レベルの5教科の知識が必要になるし、大学進学する場合に5教科が必要なのもありますし、たとえ大学進学しなくても、進路によっては、仕事で中学レベルの5教科の知識を必要とする場合もあります。

宿題・課題は、マジメに仕上げて提出すれば良い[編集]

公立高校の入試には、たとえば国語の作文もあまり出ないし、美術の絵画も普通の高校なら出ません。私立高校でも、入試には、作文は、まず出ません。

ですが、中学の宿題で作文など課題が要求されたら、学校の成績の内申点(ないしんてん)を上げる目的のため、きちんと宿題は完成させて提出してください。

公立高校の入試の制度では、「内申点」(ないしんてん)あるいは「内申書」(ないしんしょ)という制度があって、どういうのかというと、結論から言えば、学校の成績が悪いと入試で不利になる制度です。

べつに大作を仕上げる必要なんて無くて、マジメに仕上げて提出すれば済みます。

中学の成績は順位による相対評価なので、マジメにやってても成績評価が低いことはあります。だからといって、成績評価を上げるために、時間を掛けすぎるべきではありません。他の教科の数学や英語など、他にも学習しなければいけないことは多いのです。

進級時、前の学年で使ってた社会科教科書などを捨てないこと[編集]

小学生のころだと、年度の変わり目などに、検定教科書を、チリガミ交換などに出したりして、捨てたりする事もあるかもしれません。(例えば、小学3年生の4月の時に、小2で使ってた教科書をちり紙交換で処分したり。) ですが、中学では、復習などのために前の学年の検定教科書や学校配布のワークブックなどを読む機会があります。よく分からなければ、検定教科書を捨てないほうが良いでしょう。

すくなくとも、社会科では、前の学年の教科書は、保管しておいたほうが得でしょう。また、社会科の資料集や地図帳なども保管しておいてください。

なぜなら、中学3年で習う「公民」分野の教科書を読んでも、中1〜中2の「歴史」分野で習う内容については、ほとんど書かれていません。

「脱ゆとり教育」の影響もあり、地理分野や歴史分野で習う内容も増量しているので、現代では(2017年に本文を記述)、もはや公民分野の教科書では、地理や歴史を復習しきれません。

資料集については、難関高校の入試対策の分析のために、参考書とあわせて活用しますので、下の学年でもらった資料集は、上級学年に進級後も、保管しておいてください。(くわしくは、後述する。)

中3で中学範囲を復習する際は、参考書を使う[編集]

中学3年生のときの受験勉強で中1〜中2の分野を復習する際は、検定教科書ではなく、参考書を中心に活用して復習しましょう。中1地理の検定教科書は当然ですが中1に合わせてあります。中3受験生には合わせていません。 中3受験生に合わせてある書籍は、市販の参考書であり、平均レベルの参考書が検定教科書レベルに合わせてあります。

社会科にかぎらず、他教科でも同様ですので、参考書を使いましょう。

なお、参考書の中には、中学範囲外を超えた難関高校向けの物もありますが、そのような参考書は、教科書の範囲を確認する目的には不適切です。やさしめのレベルの参考書を買うと、検定教科書の内容に近いものが多いです。

とはいえ、やさしめレベルの参考書だけを買うよりも、平均レベルをうたってる参考書も買ったほうが良いでしょう。平均レベル参考書では、高校で習う範囲や、やや難関高校に向けた内容も、あつかっている場合もありますが、どうせ高校進学後に習う範囲なので、余裕があれば読んでおいたほうが得です。

また、学校配布の各教科の資料集などに、高校で習う範囲や、中学生向け参考書で習う範囲が書かれている場合もあります。なので、平均レベルの参考書も読んでおいたほうが得です。

学校配布の資料集に書かれている内容は、高校入試にも出題される可能性があります。 参考書の出版社は、その事も知っています。参考書出版社は、資料集などにも目を通したうえで、さらに高校入試の出題傾向も分析して、参考書出版社は参考書で紹介するべき内容を考えて、参考書をつくっているわけです。

学校配布の資料集は、書店で市販されてる参考書と合わせて、活用するのがトクです。

資料集の中には、一般の入試には出しづらい話題(時事など)もあります。中学生の読者には、資料集に書かれている内容のうち、どの話題が一般入試に出題されやすくて、どの話題が一般入試には出づらいかを調べるのは、無理(むり)です。(日本全国の教科書と入試傾向の調査には、時間とお金と人出が大量に掛かる。受験産業・教育産業などに関わる大人が、仕事でするべき作業です。学生には無理です。なので中学生は、参考書や過去問を活用して、入試傾向の分析をしてください。)

なので、とかもく資料集は、参考書と照らしあわせて、使います。つまり、もし参考書と資料集の両方に書かれている話題があれば、その話題は、難関高校にも出題される可能性がある・・・というわけです。