学習方法/中学校英語

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書くことと覚えること、そして学習すること。[編集]

※この項目では複数編集者の協業の都合上、後半部分と重複する記述が書かれている場合があります。上手に編集が進んだ場合は、重複は改善されますが、Wikiシステムの都合上、不適切な表示状態になっている版があります。

中学校英語科での英単語の学習時は、意味や用法を覚える以外に、スペル(つづり)を書き取り練習をすることによって覚えることが推奨される、あるいは求められる。[1]

もちろん英語の学習とは単語だけではない。しかし前編集者はあくまで単語最重視の主張。単語練習の際に、CD音声や例文で、発音や熟語に触れればよいだろう、とのこと[1]。とにかく書いてスペルを覚えろと執拗に命令する。その根拠は進研ゼミ様のコンテンツ[1]

中学校での基礎単語の記憶が重要なことは事実だろう。

前編集者は、"多数の実績のある教育系企業の運営するサイトだけを信用しましょう"、なんて書いてるけど、どっかから金でも貰ってるのかね。日本の有名教育企業が本当に実績があるかも怪しいもんだよ。もちろんまじめにやっている人もいっぱいいるけど、インチキな金と私欲にしか興味ない奴もいっぱいいる。

さて、基本的に学習方法なんて完全に自由だが、ここで講釈たれて威張って自己満足にふけりたい奴が(あるいは金も入る?)恐ろしい勢いでこのサイトを汚していくので、多少修正、再編集せざるを得ない。

この馬鹿げた前編集者の主張を継承するが、中学校英語学習で重要なこととして三点、「例文(熟語や文法なども含む)」、「単語」、「用法」と、指摘しておく。

高校では五文型、考え方や立場次第でN文型を主張できるが、例えば副詞句の機能に注目した8文型というのもある。ここでは、中学生向けに、すべての英文を2種類に分けた2文型を提出してみよう。


  • [1]<誰が/は><である><ものまたは状態><場態、間>
    • 品詞に置き換えると:<名詞><be動詞(主に)><名詞または形容詞><副詞または前置詞と名詞のセット>
  • [2]<誰が><どうする><何を><場態、間>
    • 品詞に置き換えると:<名詞><動詞><名詞(複数品詞で細かい詳細がある場合あり)><副詞または前置詞と名詞のセット>


I am Taro.

[1]<誰が/は>→I・<である>→am・<ものまたは形容詞>→Taro・<場態、間>→該当なし

「私は タロ(「太郎」と文脈から判断する) です。」


If you are sleepy, I give a bed to you.

If [A],[B].だから、[A]と[B]で文が二つで構成されている複文。[A]の文が[B]の文を修飾している。修飾関係がなく、並列された文(節)は重文と呼ぶ。

[1]<誰が/は>→you・<である>→are・<ものまたは形容詞>→sleepy・<場態、間>→該当なし

[2]<誰が>→I・<どうする>→give・<何を>→a bed・<場態、間>→to you

「もし<If>あなたが<you>眠い状態<sleepy>である<are>、<,>私は<I>あなたに<to you>与える<give>ベッドを<a bed>。」

「もしあなたが眠たければ、私はあなたにベッドを与えます。」


さて、中学英語学習に関するアドバイスとして、

  • 単語とその意味
  • 文法
  • (特殊な)使い方(今回のIf you are sleepy, I give a bed to you.であれば「If[A],[B]」または「[B]if[A]」は「もし[A]であれば[B]である」という使い方および訳)
  • 同義語

この4点を抑えて学習してみるとどうでしょうか?

小学英語の復習は必要?[編集]

2022年の時点で言えることとして、中学校での英語学習において、小学校時代の英語学習を、前提、基礎と考える必要は無いでしょう。中学校検定教科書や、中学校学習指導要領の方針として、新たに文法事項をはじめとする英語学習の再スタートが切られていく、と見ていいですね。ですから、中学英語に関しては、小学校でのことはあまり気にせず、新たな気持ちで学習を開始するといいと思います。

小学校での英語必修化がなされた影響からか、過去の2000年ごろよりは、中学・高校で学習する単語の量が多くなっています。どの様な教科でもそうなのですが、市販の参考書や、その他の機会に提供される学校以外の教材も、有用なものが多いので、利用していくといいでしょう。

小学校での現状の英語学習は、中学の基礎前提というよりは、英語の発音や雰囲気になれたり、挨拶(あいさつ)、英語の語順や前置詞など日本語文法にない感覚になれるのが目的なので、積み上げ学習の根拠と見なす必要はないでしょう。中学校での本格的な学習の前の準備運動のようなものです。

学習内容[編集]

まず…[編集]

さて、まずここでは、英語と日本語の文章を分析してみましょうか。以下はw:ボブ・ディランの曲のタイトルになっている文章です。

1. Don't think twice,it's all right.

現編集者が訳すとすると、こうですね。

2. 二度考えるな、全てうまくいっている。

まず、英語と日本語に共通する文構造を指摘すると、

(主語)+ (述語)

そしてここに、特定の用言や文全体を修飾するために(副詞句)が付く場合があります。

そして、1.の英文は文が二つ並列に並んでいる、重文。重文はふつう、and や but の等位接続詞でつながれますが、特に口語などではそうではなく、いきなり並べられることも多いですよね。日本語でもそうですし。

そこでまあ、1.の英文を分析すると、(述語)(副詞句),(主語)(述語). の構造。all は right を修飾する副詞ですね。

一方2.の訳日本文は、(副詞句)(述語)、(主語)(述語)。の構成。うまく が いって を修飾している。ただ、うまく は日本語形容詞の連用形ですね。

単語・同義語[編集]

単語の覚え方[編集]

まず、やってはいけない練習方法は、単語をひたすら紙などに書くということです。小学校から日本で教育を受けた人は漢字の書き取り練習をやらされた経験から、「覚える=書く」という意識も持っている人もいるかもしれない[2]。しかし、いくつかの研究が示すように英単語などの有意味綴りの記憶にひたすら書くことは効果があるとはいえない[3][4]

英単語の学習方法として最適な方法は次のようなものである。まず、英単語を見てその意味を思い浮かべる。思い浮かべた意味と真の意味が違っていたら、真の意味を覚えて次の単語に移る。これを覚えるまで何回か繰り返す。

また、類義語や対義語、接辞や語幹に注目して単語を覚えるという工夫をしてもいいだろう。

例えば、接頭辞や接尾語を覚えると次のように単語の意味を覚えやすくなる。

再び:re- 例:refresh review retain

後に:post- 例:postwar postpone postmodern

〜をするもの:-er 例:teacher farmer eraser

〜にする:-en 例:sharpen whiten deepen


また、最近は英単語を覚えるためのスマホアプリなどが登場している。これらを活用することも有効な手段であろう。

どの単語が重要だろうか?優先順位は?[編集]

学校の授業で教師が指針を示してくれることも多いと思います。折りに触れ、この単語は重要だと指摘してくれるでしょうし、やはりそういう単語から優先的に覚えていくのが妥当でしょうね。あるいは参考書でも重要単語は示されるでしょうし、中学生用の英単語集もあります。ただ、中学生用の英単語集は受験向けに作られたものが多いので、初学段階、中1ぐらいの時は、やや不適かも知れません。

教科書に出てくる単語はある意味スタンダードではありますが、やはり基本語、重要語と、それほど重要ではない単語が混ざっていて、その判断も難しい所がありますね。片っ端から教科書の単語を練習していくのはあまり合理的ではないかもしれません。

同じように辞書の単語をA から順番に練習するというのも、やや不適な学習法になるでしょう。むしろ大抵の辞書には、重要語だけを選んで、*マークが付けられたり、大きい見出しで書かれたり、明らかに基本重要語を選んで指摘しているものが多いはずです。

英語の辞書は、ほとんどの学校で必須で購入することを求められると思いますし、これ自体を学習課題にする事も出来るのですが、中学生が単語を覚えるための学習素材として使うには、やや不適で、使い方には工夫が必要なようです。基本的には普段の学習の補助、参考書として使うことになりますが、一方で辞書的知識、辞書に記述されている事というのはなかなか有用で深い内容を持ち、それぞれ自己判断、自己責任で有用な使い方を見出すのも良いと思います。

教科書の単語をかたっぱしに練習するというのは、やはりあまり合理的な学習法ではないようです。教科書の英文の中の単語は、重要語もそれほど重要ではない語も混交し、練習課題としては、やはり何らかの単語学習の優先順位を見出す必要があるようです。

例えば国家に関する単語で、Swedish。これは形容詞でもあり名詞でもありますが、スウェーデン(人)の、スウェーデン語、スウェーデン人、という意味を持ちますが、特殊な固有の、固有名詞でもありますね。同じように、フィンランドに関する Finnish という単語。一方で country(国)という一般的、普遍的単語もあります。こうなると単語練習、学習では、より普遍的で応用範囲の広い言葉が、学習対象として適切だ、という結論になりますよね。

でも例えば固有の国名でも、 American や Japanese はある意味我々にとって不変性がある固有名詞ですし、単語学習の課題にしてもいいですよね。

より普遍的な単語を先に覚えておきたいという事ですかね。dog、cat より、普遍的なanimal 、より普遍的、一般的な言葉を上位語とか上位概念と呼びますが、こういうものを優先して覚えたほうが、普遍的に有利だという事でしょう。もっとも、dog、cat、animalぐらいなら、結局は誰もがすべて覚えてしまいますけどね。

ですから学校の英語の成績とか、受験とか、あるいは実用英語でも結局はその傾向があると思いますが、抽象的、総論的な単語を覚えることは重要だという事でしょう。dog やcat は知っておく必要があるけど、(もっともこの辺は,誰もがすぐに覚えてしまいますが…)、camel(ラクダ)や hippo(カバ) は重要度が低くて後回しでもいいという事ですね。

基本的には単語を覚えるために、幼児向け~小学生向けの英語教材は非推奨です。中学生は中学用の単語教材、或いは前編集者はちょっと背伸びして高校基礎の単語教材を利用することも推奨しています。

高校受験のための単語学習[編集]

1700~1800語の重要とされる語が、標準的な高校を受験するために知っておくことが求められる単語のようです。これは高校初等の単語集の収録数とほぼ同じ、ですから、受験対策としてはこういう単語集はふさわしいと見れます。

標準的な高校で提供される英単語集は、重要語3000語程度収録。これは高校に入学してから利用するものでしょう。

1700~1800語収録の単語集で「高校1年 基礎」のように書かれているものの収録単語は、多く中学校教科書に見られるもののようですね。ですから前編集者はこれを利用するのも良いという姿勢ですが、一方で中学生用の受験用単語集というのもありますから、受験生はそれぞれ自己判断で自分に適する参考書を手に入れるのがいいでしょう。

  • 難関高校の英語

難関私立高校の入試問題では、高校範囲と見なせる単語もあまり気にせず出題してくる傾向があるようです。高校向けの単語集で考えると、基本語3000語の参考書(高2向け程度)に掲載されているような単語ですね。

英検準2級が基本語3000程度を、語彙の基準にしているようですね。

市販の単語集は、基礎語1700~1800が、高校基礎、高校一年用と謳われていますが、実際には高校で最初に受け取る単語集は、重要3000語の物が多いようです。多くの高校ではこれを一年か二年の時に最初の単語学習の参考書として渡される…。

基本的に重要語彙1700~1800語となっている高校初等用の英語単語集は、中学3年向け程度だと考えるのが良いようです。1990年代の昔からの桐原書店の高校初等用、現代(2022)でも桐原・東京書籍の「高校」用の基本重要語1700~1800語は、そういう趣旨の単語集ですね。

中等教育用の英語単語集の歴史を見ると、中学校向けとしては、小型ポケットサイズの、例文が少ないもの、あるいは今は無いのですが、通信添削のZ会が出していた例文はあるが極端に単語数と難度の高いもの、1990年代はそれくらいしか中学校向けの英単語集がなかったようです。

その時代は駿台をはじめとする予備校でも、中学校向け英単語集は出版していなかったようですね。

Z会の昔の中学用単語集では、高校で扱うのが妥当なような単語や、今の高校生用単語集にも載っていないような語、クジラ whale や車輪 wheel などが掲載されていました。これらは外来語として、当時はなじみのあった単語ですね。つづりの似た接続詞 while との発音の違いなどの説明も掲載されていました。当時はプロ野球でホエールズというセリーグ球団が有ったので、その辺の日常の話題と絡ませたいという意図もあったのでしょう。昔は発音問題として、複数の似た単語から、同じ発音、違う発音を選ぶという問題が良くありました。今現在は不明。ただこの発音問題も、単語全部の発音を問う問題もあれば、一部の単語上の母音、子音だけを問う問題もありましたね。単語全部の発音を問う選択問題では、難しい単語、単語集にないような単語は、どうせ不正解の選択肢だろうという指摘もあります。

基本的には、中学校では、重要語彙1700~1800語に掲載されてない語、或いは少し範囲を広げて、重要3000語に載っていない英単語は、練習の必要がないと言えるでしょう。そういう単語は多くの場合試験では長文の場合は抜き出して単語和訳が書いてあるか、書いていなくてもスペルを書かせる問題は出ないと見ていいようですね。(あくまでも中学校や高校入試で扱う範囲ですが…)。ですから今現在(2022)の時点では、クジラwhaleや車輪wheelはこれらの単語集に掲載されていないので、単語練習の課題にはしなくていい…。とはいえ絶対120%保証する、とは言いませんよ^^;;;。それに whale とwheel は仮に高校標準重要語3000語に収録されていなくても、高校生なら知って覚えていてもおかしくない単語だ。それだけ一般的な、普遍性のある単語ではありますよね。

前編集者の記憶では、中学英語の参考書、1990年代は、単語集だけではなく、文法その他でも、1~2社ぐらいしかなかった、という。文英堂など高校参考書も出している幾つかの出版社は、90年代の当時、中学参考書を出していませんでした。当時、中学生むけの発展的な参考書が不足していた。教科書標準の参考書の次は、極端に難しい受験問題集ぐらいしかなかった時代がありました。

歴史的には、昭和の戦後英語教育では、学習する英単語の数は少なかったようです。ゆとり教育の影響ではなく、それ以前から少ない。学習単語数を数えるよりは文法学習を重視していた。'90年代、中学教科書の学習単語数は少なく、現代の高校初等基本語1700~1800語に達することもなく、一部の中学生が、塾の進学クラスでその程度の多くの単語を学習していたぐらいだったようです。

文法[編集]

英文法とは?[編集]

英文法が示す言葉の法則、文の法則って、いったい何を示しているんでしょうね?

編集者Suj. の主張では、「ひとつの文節中に、助動詞は1つまで」という文法法則があるのに、検定教科書には書かれない、と、述べています。

まずこれは要出典ですね。明示的にこう書かれた文献ある? しかし法則としては事実に思われる。と、言うか現編集者にはそもそも、一文中に助動詞二個以上を置くなんて発想自体なかった。そして助動詞が二個置かれた英文も見たことがない。助動詞は動詞を補助しているわけだから、二つ以上置くのは不自然に思われる。

ちなみに前置詞の場合は、二重前置詞(Double Preposition)といって、二個重ねる場合がある。 from among とか、till after などが使われますね。

どちらにしろ市販の参考書には、学校教科書や授業で触れなかった見解が書かれていることも多いので、持っていると有用でしょう。

例えば…[編集]

以下は考え方の一例です。中学英語文法について、こう見る方法もある、という話ですね。

例えば以下の3点を教わるとします。

1. Is this a pen? (これはペンですか。)

2. That is a pen. (あれはペンです。)

3.「 isをつかった疑問文では、isを文頭に移動する。」

これを知ったうえで、「あれはペンですか?」を英訳せよと言われたらどうでしょうか?

答えを先に書いてしまいますが、

4. Is that a pen? (あれはペンですか)

ですよね。

最初の3つの知識から、 Is that a pen? という文章にたどり着くのは、飛躍が多くて難しいという指摘もありますが、一方で自分なりの言語感覚、普遍的な言語感覚を持っている生徒は、それほど苦労無く正答にたどり着くでしょう。

this と that は等位の言葉でわずかに指示対象が違うだけだと見なせますから、this を that に置き換えればこの答えにたどり着く、というのは、妥当な推論ですよね。

文法の知識、理論で考えると、this も that も代名詞、名詞の特殊な形、さらに特殊化して「指示代名詞」と呼ばれる品詞です。

前編集者はたいていの学校では、1.~3.は教えるが、4.は教えない。1.~3.から4.を導くのが文法だ、これを考える練習をせよと記述しています。

現編集者としても大筋では同意しますが、しかし人間だれしも、言われたことだけをやって、言われたことだけを考えて生きているわけではありません。

文法も言葉も論理も、それぞれの生徒にそれぞれの世界観と理解があって、いろいろな事を考えた上で学習しているのだから、あまり細かく物事や勉強法を限定指定して、これが唯一の正当な学習法だ、などという事は主張するべきではないと思います。

さて、上述の1.~3.の3つの前提から、「あれはペンですか?」の疑問文を作れ、という問題があるとして、

まず、「たぶん『Is that a pen?』だろうなあ。だって『 isをつかった疑問文では、isを文頭に移動する』と習ったし。」という予想をしますよね。

法則というのは予想をするためのものですからね。文法知識があると、今まで出てこなかった新しい文がどう作れるか予想できるでしょう。

しかし、勉強では予想するだけでなく、予想が当たっているかどうか、確かな資料、例えば参考書などで確認する必要があります。

なぜなら言葉というのは、非常にあいまいで不確かなものですから、いくら理屈で「文法がこうだ」と定義したとして、実際の社会で、その言葉の話者の民族・国民がそのような使い方をする保証ははありません。文法は基本的にあとづけの理屈です。(ただし実際にはそうとも言いきれず、近代にイギリスは英文法がなるべく規則的になるように大幅に作り直している点もあるが、しかし現代でも不規則動詞なども残っているので、そういう歴史的な部分は置いておく)。(←この括弧内の一文は E.Suj が注釈したものだが、これは要出典∧要詳述だね。例えばわが国では政府が文法をまとめて整理したことはないと記憶しているが、仮名遣いや、送り仮名などは政府主導で整理してまとめたことがあるだろう。しかしそれはあくまでも実際の世の運用上、大きな混乱があるように見えるから、公共としてある程度統一して指針を示しただけで、結局は実際の社会での使われ方から法則や指針を見出したものだろうし、それを国民に強制したわけではなく、指針を示すことによって、言葉の使われ方を整理して方向づけただけだろう。文法であるならなおさら、そういう事態になると思えるけど…。だから E.Suj がこの話題を強調して発展させたいなら、出典を示したうえで詳しい状況を詳述すべきだろう。)

イメージと書くこと[編集]

実際にはそれだけではだめで、現実にその言語使用者の生活がなければ、言葉は自然に使えませんが、文法が自然な文章を作るための補助になることはあります。

そしてもちろん高校受験対策としては、総合的に中学英語を習得する必要があるだろう。編集者Suj はやたら書き取り練習をせよと指摘するが、もちろんその行為には明らかに意味はあるが、E.Suj の場合は単に、「手を動かす」というインチキな言葉に病的に呪縛されているだけだろう。

今まで習った文法、文章法則を基盤に、さまざまな新しい組み合わせを考え、その答えを予想し、結果正しいかどうか参考書資料類で調べてみる。そして結論をノートににかく。これが前編集者が推奨する文法学習法ですね。

たとえば、学校で形容詞 (big や good )を習った、名詞(dog や car)を習った、「では、形容詞の疑問文はどうなるか」「名詞の疑問文はどうか」、「疑問文ではなく否定文は?」等、新たな文章を予想し考え、法則も見出す、と、云う事でしょうね。

そして事実上その予想が正しいか、見出した法則の適用が正しいか、ある程度確度の保証されている参考書類で調べ確認したうえで、ノートにも書いておく、纏めておく。

つまり、今まで学習した文法をもとに、それを応用して、新しい文を自分で作ってみる、そしてその文構成が正しいか、法則適用が正しいか、参考書や信頼の置ける資料で確認する、こういう文法学習法が提唱されています。

これが必ずしも唯一の文法学習法の正法だというわけではないでしょうが、一つの有効な学習法ではありますね。

英語の語順で考える[編集]

たとえば英語の質問文で Do you~? というのがあります。

Do you have this book?

語順どおりに直訳すると、

「質問です。あなたは、この本を持っていますか?」。

英米人がこういう言葉を使うという事は、常にこの語順で物事を考えているという事ですよね。

発音でも、「ドゥーユー ハァブ ディスブック?」または「ドゥーユーハァブ ディスブック?」と、区切って発音していることが多いです。

英語では冒頭の発音を聞くだけで、話者が今話しているのが疑問・質問である事がわかるわけです。

聞き手は、最初の段階で、「あ、この直後に疑問の内容を述べるんだな。」って解りますよね。

ある意味会話内容の性質を先に示していますから、聞き手はある程度の安心感を得ることが出来ます。

ですからこういう言葉、文章の構造は、一種合理的であり、論理的だという事も出来ますよね。

だから英語を使うときは、日本語→英語の変換をするのではなく、英語の語順そのままで考えてそれをダイレクトに口にする、これが妥当な英語、外国語の使い方でしょう。高校生向けの長文読解の参考書にも、よくこういう指摘、推奨が書かれています。

英米人が本当の意味で合理的・論理的かどうかは判断保留の余地はありますが、しかし英文法には合理的な性質が随所に見られます。

さて、

I have this book.

なら、語順を英語に合わせるなら、

「私は、持っていますよ、この本を。」になりますが、最も和訳としてはいい文章だとは言えませんよね。

Can you play the piano?

「できますか、ピアノの演奏は?」、語順だけを考えるならこうですね。

しかし英語の語順がそうだとして、我々日本人がこの日本語の語順で考えるのも、何らかのポジティブな意味があるはずです。この語順が、我々の民族と我々の文化と生活を、間違いなく作って来たのですよね。

ですから和訳をするときは、正しい日本語の語順で、綺麗な日本語で記述するべきでしょう。

英語の概念や意味体系を考えてみる[編集]

  • must

「~しなければいけない」の意味の熟語「 have to 動詞の原形 」が助動詞 must(「~するべき」)と同じ意味であることを覚えるときには、(ただし中学校では同じ意味だと教えるが、実際には微妙なニュアンスの違いがあるようだし、否定文では全く意味が変わる。don't have to ~ は「~する必要がない」。mustn't は「してはいけない 。)

下記のような、

   前提  : must = べき 、 have to=することを持つ
   前提  : することを持つ = 義務
+  前提  : ~べき     = 義務
――――――――――――――――――――――――――
   中間結果 : must = 義務 、 have to=義務
――――――――――――――――――――――――――
   結論   : must = 義務 = have to

という意味的な構造を考えてみよう。

You have to read this book. (あなたはこの本を読まなければならない)

直訳して『あなたは、この本を読むことを、持っている』、(ただし直訳とはあらゆる場所で忌避されている)。

『あなたは、~することを持っている』というような言い回しで、なにかの義務をあらわしている、英語にはそのような発想がある、と、見ることが出来ますよね。

have to = することを持つ = 義務 = ~するべき=must

ただし日本語では、「することを持つ」という言い回しは無いですし、日本語の文章、言葉としては不適な文にはなります。

そしてもう一点、must には助動詞として、「~に違いない」という、肯定的推量の意味があります。しかし義務と肯定的推量には概念・意味としての類似はありますね。 「~であるべきだ」→「~に違いない」と、類推できると思います。

文法とは?[編集]

高校入試でも、文法に関わる問題は出題されます。もっとも、何をもって文法問題と見なすか、結構あいまいですけどね。

中学校では、具体的な英文を読みながら、折に触れて、単語や熟語、文法や英語周辺の解説がなされていきます。

そして英語が得意な人は、あまり文法の学習を重視しない人が多い(※要出典)(←まず第一に、現編集者の学習生活の中で世の中を見た時の、総論的、概観的な感想。具体的には、今思いつくものとして、Amazon の英語文法書のレビューで、英語が得意そうな人が、文法の勉強なんかしたって英語なんて読めねーよ、なんて書いていた記憶がある。どこにあるか探してみろよ^^)。

しかし文法は知らないより知っていたほうが助けになるし、言葉というものを総論的に知るためにも、有益な議論だろう。

中学校で文法を学習するとしたら、もちろん折に触れて教科書や授業で指摘される文法事項は、理解して学習したいが、参考書の多くは、学校の授業と同じような形態で、文法事項を特別に強調して詳説する構成ではないでしょう。ただ、いくつか、文法解説を重視した参考書・問題集もあると思います。

単語集には、文法解説はあまり書かれていない。辞書は、大抵は文法に関する重要な情報が豊富だが、ある程度英語文法を知ったうえでないと、有用に使いこなせないと思われます。

中学校一・二年生の時点では、副教材会社の出しているワークブックを除けば、学年別の文法問題集について、一般書店での該当書籍はありません。中学3年向けや高校受験向けのものが多少ある程度でしょう。

やはり初学段階、しかも中学英語は初めて学習する外国語でもありますから、高校以降のように、文法、単語、読解、作文、リーディング、会話などの概念分類をしないで、総合的にまとめて学習するのが妥当だと思います。もっともこの高校での分類も、昔はそういう形態でしたが、最近の課程は少し変わっているかもしれません。

人称代名詞の主格と所有格、目的格、例えば「私」なら、I、my、me、これは文法でもありますが、単語学習でもある。覚えるのはどうしましょうか、ただ口で何回か唱えてもそこそこ覚えそうですが、伝統的にはノートに何回か書く、大抵は、特に初学段階では良くそうしますよね。

書き取り練習に意義があるのは否定しませんが、E.Suj.は何で進研ゼミ、進研ゼミを連呼するの?関係者から金でも貰ってるの? 書き取り練習が有意だというのは別に進研ゼミのオリジナルの主張ではないのでは? 大体伝統的にこの国では、あるいは他の国だって、そうやって様々な勉強をしてきたよ。

中学校英語の英文法は高校英文法の基礎になってるという人がいるけどほんとかね? むしろ高校英文法は、中学校の英文法を踏まえず、新たに仕切り直しをしているように見えるけど。中学校の英文法は割と初学者に向けた独自の体系のようにも見える。この体系が仮にあまり良いものではないのなら、日本人の英語理解を逆に阻害しているといえるし、そうでなかったとしても、今後様々な改良、改善の余地があるのではないだろうか?

英文読解[編集]

英文読解については、条件の例として、

  1. 中学校全体、あるいは高校初期に至るまでの基本単語のスペルが書ける。
  2. 中学英語文法をよく理解している。

これが満たされていれば、大抵の中学校で扱う英文は読解できるようです。然しこの条件をきっちり満たすことは結構難しい。

現編集者の推奨としては、あまり理詰めで難しいことは考えず、その時その時で適切だと思える勉強をマイペースでやっていればよいと思いますがね…。

何が何でも高学歴が欲しい。何が何でも偉そうな有名校に進学したい。馬鹿馬鹿しい考えだと思う。そんな考えで生きてきた人たちは、碌な大人になっていませんよ。

発音とリスニング[編集]

発音はもちろん、実際の英米人が聞いたときに違和感なく英語として聞こえればいいのですが、まあ実際には難しいですよね。出来るだけその状態に近づくよう試みるという事で、ネイティブスピーカーの発音例を聞きながら、自分でも喋ってみるという、その繰り返しでしょう。

個々の言葉の、文全体の、発音とアクセント、学校の授業でも練習の機会は多々あると思います。

自分自身で口で読んでみること。中学の段階でなら、教科書に載っている文を、流暢に、一般的な速さで読んでみてください。例えば、Is it an apple?という文を読んでみましょう。この文は「イズ イット アン アップル」ではありません。英語には

  • 最後が子音で終わる単語の次に最初が母音で始まる単語がきたとき、続けることがある
  • (単語の最初が多い)強く読まれる部分がある

などのルールがあります。この文は「ナプォ↑」(太字がアクセント、傍線が弱く読むところ)のように、文頭のIsとItの最初を強く、itのtとanのa、anのnとappleのaを繋げて読むのです。そして、「ナプォ」もまた完全な読み方とは言い切れません。「ズ」の「ズ」に関しても、次のitが母音 (i) で始まる兼ね合いから、若干「ジ」に近い発音になります。他にも「th」は「ス」に近いけど「s」と全く同じ読みではないように、日本語のカタカナを使用しても、どうしても表現できない読み方があるのです。例えば、bagの読み方を「バッ」と言いたいところですが、「日本語のバッグの最後を弱く読む」とは少し違います。そこで、みなさんは教科書などに記載されている「発音記号」を知る必要があります。 発音記号とは、ruːm(これはroomのもの)、やbæg(これはbag)のようなものです。教科書などでは多く記載され、おそらく巻末に読み方も書かれていることでしょう。また、ネットで英文とその朗読を見聞きすることも有用です。特に保護者の方などにネイティブスピーカーの発音を探してもらえば、実際の「生きた英語」を聴くことができます。

最近では筆記試験だけでなく、実際に会話をしたり、流れてくる音声で問題に答えさせるというような試験も増えています。例えば、「This is the elementary school.」という英文を読まれたとして、「これは何ですか。」と質問された場合、「the elementary school」を「ジ レメンタリィクゥ」(theの次の単語が母音で始まる際は発音が「ジ」になる)と発音することを理解していなければ答えられません。このように、発音をしてみたり、聴いてみたりする、ということも、現在は重要視されています。

資格[編集]

高校受験の際などに、英語検定やTOEICなどの資格を取得していると、そしてそれを告げると有利な場合もあります。そうでなくとも、それらの試験を受けることは、テストに慣れることやそれに向けて勉強し知識を得ることなど、利点があります。ただし、TOEICはどちらかといえば高等学校で学習する範囲であることが多いでしょう。中学生のみなさんには難しい可能性もあります。ご注意ください。

辞書や参考書[編集]

辞書と参考書は、学習の助けになります。

辞書には単語や発音記号、活用形、意味がしっかりと記載されています。同義語や、スペルが近く混同しやすい内容が掲載されている辞書であれば、さらに良いでしょう。英語で英語を解説した英英辞典は中学生が使うには、難易度が高いように思われます。和英辞典はあると便利ですね。

Wikibooks には、『学習方法/中学校英語/辞書』という頁もあります。

参考書も有用。参考書には文法や例文や用法、活用形が書かれています。学校の教科書では文法をあまり説明していないので、予備として参考書をもっておくと良いでしょう。また、内容を (付属または別売りの) CDで読み上げるものであれば、さらに有用です。近年、発音や聞いて理解するといった問題が増えているので、その対策としても有効です。しかし音声を聞いているだけではわからないこともあります。CDを聴いて「have to」は「ハフトゥ」と発音する、ということを覚えても、I have to practice to speak English.という文章の意味や文字の書き方、スペルは、何らかの文章や解説が与えられないと、知ることはできないでしょう。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ 1.0 1.1 1.2 [1] 2022年4月25日に確認
  2. ^ 仲真紀子. (1997). 記憶の方法: 書くとよく覚えられるか?. 遺伝, 51(1), 25-29.
  3. ^ 見崎研志, & 仲真紀子. (2005). 記憶促進における反復書記の有効性に関する検討. 日本認知心理学会発表論文集, 2005(0), 104-104.
  4. ^ 見崎研志, & 仲真紀子. (2006). 反復書記学習が記憶に及ぼす影響. 日本認知心理学会発表論文集, 2006(0), 171-171.