民法第508条

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法学民事法民法コンメンタール民法第3編 債権 (コンメンタール民法)民法第508条

条文[編集]

時効により消滅した債権を自働債権とする相殺

第508条
時効によって消滅した債権がその消滅以前に相殺に適するようになっていた場合には、その債権者は、相殺をすることができる。

解説[編集]

相殺についての特則規定である。

相殺適状に達している債権についての消滅時効の例外について定めている。相殺の期待を保護し、当事者間の公平を図るためである。

本条により、時効によって消滅した債権を自働債権として相殺するには、その消滅時効完成前に相殺適状にあったことが必要である。したがって、例えば消滅時効の完成した債権を譲り受けた者が、これを自働債権として相殺をすることはできない。

参照条文[編集]

判例[編集]


前条:
民法第507条
(履行地の異なる債務の相殺)
民法
第3編 債権
第1章 総則
第5節 債権の消滅
次条:
民法第509条
(不法行為により生じた債権を受働債権とする相殺の禁止)
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