民法第905条

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法学民事法民法コンメンタール民法第5編 相続 (コンメンタール民法)

条文[編集]

相続分の取戻権)

第905条
  1. 共同相続人の一人が遺産の分割前にその相続分を第三者に譲り渡したときは、他の共同相続人は、その価額及び費用を償還して、その相続分を譲り受けることができる。
  2. 前項の権利は、1箇月以内に行使しなければならない。

解説[編集]

遺産分割前の相続財産は、共同相続人の共有(民法第249条以下)に属する。ただし、遺産分割前でも共同相続人は自己の相続分を第三者に譲渡することができる。この場合に遺産分割に第三者の介入を望まない他の共同相続人は価額・費用を償還することでその相続分を買い戻すことができると定めたのが本条である。

明治民法第1009条を継承。

関連条文[編集]

判例[編集]

参考[編集]

明治民法において、本条には以下の規定があった。趣旨は、戦後改正時に第842条に継承されたが、2011年改正により第841条に条数が繰り上げられた。

母カ財産ノ管理ヲ辞シ、後見人カ其任務ヲ辞シ、親権ヲ行ヒタル父若クハ母カ家ヲ去リ又ハ戸主カ隠居ヲ為シタルニ因リ後見人ヲ選任スル必要ヲ生シタルトキハ其父、母又ハ後見人ハ遅滞ナク親族会ヲ招集シ又ハ其招集ヲ裁判所ニ請求スルコトヲ要ス

前条:
民法第904条の3
(期間経過後の遺産の分割における相続分)
民法
第5編 相続

第3章 相続の効力

第2節 相続分
次条:
民法第906条
(遺産の分割の基準)
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