料理本/ミネラル
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ミネラル | |
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炭酸脱水酵素と二酸化炭素の排出 炭酸脱水酵素の活性部位には、亜鉛イオンが位置しています。 | |
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ミネラルは、体内の様々な機能を維持するために必要な栄養素です。カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など、人体にとって必須なミネラルは10種類以上あります。ミネラルは、骨や歯の形成、筋肉や神経の働き、エネルギー代謝など、様々な役割を果たしています。
ミネラルは、体内で合成することができないため、食事から摂取する必要があります。ミネラルを多く含む食品としては、緑黄色野菜、海藻類、豆類、乳製品、魚介類などがあります。
このページでは、ミネラルの重要性と、ミネラルを多く含む食品についてご紹介します。
ミネラルの重要性
[編集]ミネラルは、体にとって様々な重要な役割を果たしています。主な役割は以下の通りです。
- 骨や歯の形成: カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルは、骨や歯の形成に不可欠です。
- 筋肉や神経の働き: カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルは、筋肉や神経の働きに重要です。
- エネルギー代謝: 鉄、銅、亜鉛などのミネラルは、エネルギー代謝に重要です。
- 免疫機能: 亜鉛、セレンなどのミネラルは、免疫機能を維持するために重要です。
- 体液のバランス: ナトリウム、カリウム、クロムなどのミネラルは、体液のバランスを維持するために重要です。
ミネラルが不足すると、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。例えば、カルシウム不足は骨粗鬆症の原因となり、鉄不足は貧血の原因となります。
ミネラルを多く含む食品
[編集]ミネラルを多く含む食品としては、以下のようなものがあります。
- 緑黄色野菜: ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、モロヘイヤなど
- 海藻類: わかめ、ひじき、昆布など
- 豆類: 大豆、小豆、ひよこ豆、レンズ豆など
- 乳製品: 牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
- 魚介類: しらす干し、鮭、イワシ、サバなど
- ナッツ類: アーモンド、くるみ、カシューナッツなど
- キノコ類: しめじ、えのき、まいたけなど
ミネラルをバランスよく摂取するために、上記の食品を毎日食べるように心がけましょう。
ミネラルの摂取量
[編集]ミネラルの推奨摂取量は、年齢、性別、活動レベルなどによって異なります。詳しくは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」などを参照してください。
必須ミネラル一覧 名称 必要量 効能 食品 カルシウム 多量 骨・歯の形成、筋肉の収縮 乳製品、小魚、緑黄色野菜 リン 多量 骨・歯の形成、エネルギー代謝 肉、魚、卵、乳製品 マグネシウム 多量 骨の形成、筋肉・神経機能 ナッツ類、全粒穀物、緑黄色野菜 ナトリウム 多量 体液バランス、神経伝達 食塩、加工食品 カリウム 多量 体液バランス、神経伝達 果物、野菜、芋類 塩素 多量 胃酸の成分、体液バランス 食塩、加工食品 鉄 微量 赤血球形成、酸素運搬 肉、魚、レバー、緑黄色野菜 亜鉛 微量 酵素活性、免疫機能 牡蠣、肉、ナッツ類 銅 微量 赤血球形成、酵素の補助 レバー、ナッツ類、貝類 沃素 微量 甲状腺ホルモンの合成 海藻類、魚介類 マンガン 微量 骨形成、代謝調節 ナッツ類、全粒穀物、豆類 セレン 微量 抗酸化作用、甲状腺機能 ナッツ類、魚介類、肉類 モリブデン 微量 酵素の補助 豆類、穀物、緑黄色野菜 クロム 微量 糖質代謝 肉類、全粒穀物、ブロッコリー 弗素 微量 歯のエナメル質強化 茶、魚、弗素添加水 コバルト 微量 ビタミンB12の構成要素 肉類、魚介類、乳製品
まとめ
[編集]ミネラルは、体にとってなくてはならない栄養素です。ミネラルを多く含む食品を毎日食べるように心がけ、健康的な生活を送りましょう。