民法第1044条

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

メインページ > 法学 > 民事法 > コンメンタール民法 > 第5編 相続 (コンメンタール民法) > 民法第1044条

条文[編集]

第1044条
  1. 贈与は、相続開始前の1年間にしたものに限り、前条の規定によりその価額を算入する。当事者双方が遺留分権利者に損害を加えることを知って贈与をしたときは、1年前の日より前にしたものについても、同様とする。
  2. 第904条の規定は、前項に規定する贈与の価額について準用する。
  3. 相続人に対する贈与についての第1項の規定の適用については、同項中「1年」とあるのは「10年」と、「価額」とあるのは「価額(婚姻若しくは養子縁組のため又は生計の資本として受けた贈与の価額に限る。)」とする。

改正経緯[編集]

2018年改正により、「遺留分の算定」に関する旧・第1030条の以下の条項の趣旨を継承。

贈与は、相続開始前の1年間にしたものに限り、前条(旧・第1030条)の規定によりその価額を算入する。当事者双方が遺留分権利者に損害を加えることを知って贈与をしたときは、1年前の日より前にしたものについても、同様とする。

改正前本条の規定は以下のものであったが、継承規定なく削除された。

(代襲相続及び相続分の規定の準用)

第887条第2項及び第3項、第900条第901条第903条並びに第904条の規定は、遺留分について準用する。

解説[編集]

旧・第1030条解説

遺留分権利者の遺留分の保護と贈与の受益者との利益の調整規定である。相続開始前の一年間という限定は、贈与者と贈与の受益者とが共に悪意である場合には適用されない。

参照条文[編集]

判例[編集]


前条:
民法第1043条
(遺留分を算定するための財産の価額)
民法
第5編 相続
第8章 遺留分
次条:
民法第1045条


このページ「民法第1044条」は、まだ書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にトークページへどうぞ。