民法第896条

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法学民事法民法コンメンタール民法第5編 相続

条文[編集]

相続の一般的効力)

第896条
相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。ただし、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。

解説[編集]

本条但書は、一身専属的な権利義務は相続されないと定めている。民法上規定があるものとしては、たとえば使用借主の地位(559条)、委任者・受任者たる地位(653条)、組合員たる地位(679条)などはそれぞれ当事者の死亡によって消滅するので、相続されない。これに対し、売買代金債権や賃借権は死亡によっても消滅せず、相続の対象となる。

保証債務(446条以下)が相続の対象となるかについては、保証の内容により異なる。一般的な保証債務は相続の対象となるが、根保証は例外である(465条の4)。また、いわゆる身元保証については根保証同様、個人的な信頼関係に立脚する一身専属性が強い債務として、相続を否定する見解が有力である。

参照条文[編集]

判例[編集]


前条:
民法第895条
(推定相続人の廃除に関する審判確定前の遺産の管理)
民法
第5編 相続
第3章 相続の効力
第1節 総則
次条:
民法第897条
(祭祀に関する権利の承継)
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