刑法第3条

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

条文[編集]

(国民の国外犯)

第3条
この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国民に適用する。
  1. 第108条(現住建造物等放火)及び第109条第1項(非現住建造物等放火)の罪、これらの規定の例により処断すべき罪並びにこれらの罪の未遂罪
  2. 第119条(現住建造物等浸害)の罪
  3. 第159条から第161条まで(私文書偽造等、虚偽診断書等作成、偽造私文書等行使)及び前条第五号に規定する電磁的記録以外の電磁的記録に係る第161条の2の罪
  4. 第167条(私印偽造及び不正使用等)の罪及び同条第2項の罪の未遂罪
  5. 第176条から第181条まで(強制わいせつ、強制性交等、準強制わいせつ及び準強制性交等、監護者わいせつ及び監護者性交等、未遂罪、強制わいせつ等致死傷)及び第184条(重婚)の罪
  6. 第199条(殺人)の罪及びその未遂罪
  7. 第204条(傷害)及び第205条(傷害致死)の罪
  8. 第214条から第216条まで(業務上堕胎及び同致死傷、不同意堕胎、不同意堕胎致死傷)の罪
  9. 第218条(保護責任者遺棄等)の罪及び同条の罪に係る第219条(遺棄等致死傷)の罪
  10. 第220条(逮捕及び監禁)及び第221条(逮捕等致死傷)の罪
  11. 第224条から第228条まで(未成年者略取及び誘拐、営利目的等略取及び誘拐、身の代金目的略取等、所在国外移送目的略取及び誘拐、人身売買、被略取者等所在国外移送、被略取者引渡し等、未遂罪)の罪
  12. 第230条(名誉損)の罪
  13. 第235条から第236条まで(窃盗、不動産侵奪、強盗)、第238条から第240条まで(事後強盗、昏酔強盗、強盗致死傷)、第241条第1項及び第3項(強盗・強制性交等及び同致死)並びに第243条(未遂罪)の罪
  14. 第246条から第250条まで(詐欺、電子計算機使用詐欺、背任、準詐欺、恐喝、未遂罪)の罪
  15. 第253条(業務上横領)の罪
  16. 第256条第2項(盗品譲受け等)の罪

解説[編集]

属人主義に服する犯罪、即ち、犯人が日本国民であれば、外国において一定の罪を犯した者であっても刑法を適用するをとる犯罪を定める。

参照条文[編集]

改正経緯[編集]

平成29年改正[編集]

主に、見出し語即ち罪名乃至その表記が改正になったことに伴う改正。なお、新設された「監護者わいせつ及び監護者性交等」の罪は属人主義によることが定められた。

第5号[編集]

改正前

第176条から第179条まで(強制わいせつ、強姦、準強制わいせつ及び準強姦、集団強姦等、未遂罪)、第181条(強制わいせつ等致死傷)及び第184条(重婚)の罪


  1. 「第177条(強姦)」→「第177条(強制性交等)」
    「強姦」概念の見直しに伴う、見出しの変更
  2. 「第178条(準強制わいせつ及び準強姦)」→「第178条(準強制わいせつ及び準強制性交等)」
    「準強姦」概念の見直しに伴う、見出しの変更
  3. 「第180条(親告罪)」→ 削除
    「強制性交等」は「親告罪」ではないため削除。
  4. 「第178条の2(集団強姦等)」→ 削除
    「強姦(≒強制性交等)」の法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上げられ、下限が4年であった「集団強姦等」の概念が不要になったことに伴う削除。
  5. 「第179条(未遂罪)」→ 「第180条(未遂罪)」
    「監護者わいせつ及び監護者性交等」の罪新設に伴う、条数の繰り下げ。第180条は上記3により空番となっているため、以降の条数への影響はない。
  6. 第179条(監護者わいせつ及び監護者性交等)
    新設

第12号[編集]

改正前

第230条(名誉毀損)の罪


  1. 「毀」に「き」のルビが振られたことに伴う改正。

第13号[編集]

改正前

第235条から第236条まで(窃盗、不動産侵奪、強盗)、第238条から第241条まで(事後強盗、昏酔強盗、強盗致死傷、強盗強姦及び同致死)及び第243条(未遂罪)の罪


  1. 見出しの改正に伴う改正
    第241条(強盗強姦及び同致死)」→「第241条(強盗・強制性交等及び同致死)」
  2. 第241条第2項に減軽規定が追加されたことに伴い、適用条文のみ抽出。
前条:
刑法第2条
(すべての者の国外犯)
刑法
第1編 総則
第1章 通則
次条:
刑法第3条の2
(国民以外の者の国外犯)
このページ「刑法第3条」は、書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にノートへどうぞ。